現代文は勉強しても成績が伸びにくい…そんなふうに感じていませんか?
今回は現代文の大学レベル別に現代文の効果的な勉強法を解説します。
現代文は、適切な学習法を身につければ誰でも得意になれる科目です。本記事では理解を深めるためのポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください!
現代文の参考書で確実に成績を上げる勉強法とは
現代文の参考書を効果的に活用するには、「論理的に読み解く力」を身につけることが不可欠です。
参考書を使って論理的に読み解く力を鍛えるには、本文の構造を理解し、筋道を立てて考える習慣を身につけることが重要です。
また、設問の意図を正確に把握し、根拠を明確にして解答を導き出す練習を重ねることで、安定した得点につながります。
現代文の参考書を活用して「なぜその答えになるのか」を論理的に説明できる力を養うことが、確実に成績を上げる勉強法です。
現代文の大学レベル別の勉強方法
現代文は大学のレベルが上がるにつれて、本文や設問の難易度が高くなります。
現代文は基礎的な読み方や語句、漢字の意味を身に付けることで、様々な大学入試でも通用するようになります。
ここからは現代文の大学レベル別の勉強法を解説します。
共通テスト・日大レベル
共通テスト・日大レベルの勉強方法は、漢字・語句・読解の基礎的な部分から勉強を始めましょう。
現代文は読み解くことも大切ですが、その日の内に復習をすることも大切です。
現代文の復習をすることで、なぜその解答になるのかを根拠を持って答えられるようになります。
下記は共通テスト・日大レベルにおすすめの参考書・問題集です。
- 《改訂版》田村のやさしく語る現代文
- 新・現代文レベル別問題集1 超基礎編
- 船口のゼロから読み解く最強の現代文
- 中学 国語力を伸ばす語彙1700
- きめる!共通テスト 現代文
- マーク式基礎問題集 現代文
- 新・現代文レベル別問題集2 初級編
共通テスト・日大レベルの基礎を身につけることで、MARCHレベルや早稲田大レベルにも対応することができるため、現代文の基礎を身につけましょう。
MARCHレベル
共通テスト・日大レベルの文章読解をこなせるようになれば、現代文の本文読解で内容がまったくわからないということはなくなっているはずです。
MARCHレベルになると、設問の難易度や種類が増えてくるので、より詳しく読み解けるようになる勉強をしましょう。
より詳しく解けるようになるには、MARCHレベルの大学の過去問に挑戦をすることが大切です。
下記はMARCHレベルにおすすめの参考書・問題集です。
「MARCHレベルの私立大学では、正誤問題や抜き出し問題といった形式の問題が出題されるようになります。
どうすれば正解を導き出せるのかを意識しながら、自分なりに考えて勉強を進めましょう!
早稲田大レベル
早稲田大学レベルの現代文では、文章の難易度以上に設問の難しさが増します。
特に選択肢には紛らわしいものが多く含まれるため、これまで以上に本文を正確に理解し、細かい間違いを見極める力が求められます。
また、一見すると難解な内容でも、問題を解きながら理解を深め根拠を持って正解を選ぶ練習が必要です。
早稲田大学レベルの対策としては、できるだけ多くの学部の過去問に取り組み、このレベルで求められる読解力や解答精度に慣れていきましょう。
特に文学部・法学部・政治経済学部の志望者は、難易度が高めの参考書を活用して実践的な演習を積むのがおすすめです。
東大レベル
東大レベルの国公立大学の勉強法は、現代文の記述・論述練習を繰り返すことが大切です。
現代文の記述は難関大学になればなるほど、採点基準が厳しくなります。
そのため、文字数以内で過不足なく回答する練習や大学の採点基準を理解し、なるべく減点されない記述ができるようになりましょう。
東大レベルの記述問題は、何度も解き直し、書き直して、自分の解答のクオリティを上げてください!
下記は現代文の東大レベルにおすすめの参考書です
東大レベルの過去問の演習も同様に、解き直しを何度も行い、納得のいく解答を作り上げていきましょう!
現代文の勉強のポイント
現代文を勉強するときには、ポイントを押さえながら勉強をしましょう!
感覚だけで現代文の問題を解いてしまうと、難関大学の現代文には通用しません。
ここからは現代文の勉強のポイントを解説します。
1.解答は根拠を持って答えよう!
現代文で一番大事なのは、「自分の答えに自信を持つこと」です。
自分の答えに自信を持つには、問題を解くときに「根拠を意識する」ようにしましょう。
根拠を意識するのに重要になるのが、見落とされがちな「解答解説」です。
正解には正解の理由があります。その理由を知ることで、「自分の解答は本文のここに合致しているから正しい」「この選択肢はここが違うから誤り」と判断できるようになります。
つまり、現代文の成績を上げるためには、ただ問題を解くだけでなく、「解答解説」をしっかり読み、根拠を持って答えを選ぶ練習をすることが大切です。
2.知識不足をどう補うか?
現代文の本文を読んでも意味がわからないときには、知識不足が原因の可能性があります。
知識不足を補うときには、現代文には頻出のテーマがあるため、そのテーマで使われるキーワードの知識を補充すれば、実際の入試で似たテーマが出題された時に予測をしながら問題が解けるようになります。
これは現代文の問題を解き続け、わからない言葉や熟語を理解するということですが、さらに深い知識を身につけるには小論文のネタ本や関心のあるテーマの本を読んでみましょう。
最初から知識がないのは当たり前なので、わからない言葉の意味や使い方を知ることを楽しみながら勉強をするのがおすすめです。
3.漢字の勉強は必要?
現代文の学習として、漢字の勉強に力を入れる人が多いです。
漢字を暗記することは勿論重要です。
しかし、共通テストは別ですが、問題を解く際の優先度はそれほど高くありません。
なぜなら、漢字の暗記そのものよりも、文脈の理解や読解力が求められることが多いためです。
ただ、その漢字の意味を知らないという場合には読解にも影響するので、最低限共通テストに出る程度の漢字は読み書きと意味を覚えておく様にしてください。
難関大の漢字の場合には、難しい漢字を覚えるよりも内容から漢字を推測する問題が頻出なので、覚える漢字自体は共通テストレベルまで覚えておけばかなり解きやすくなります。
漢字を覚えるだけで終えないように注意してください。
4.現代文を読解するには、「読解のルール」を意識すること!
実は現代文を読解するには、「読解のルール」を意識することで論理的に読み解けるようになります。
現代文で頻出する問題「筆者の主張はどこか?」を探すときには、以下のような明確な読解のルールがあります。
- 「しかし」「だが」 の後に逆説がある場合 → 筆者の主張が出る
- 「つまり」「要するに」 の後 → 結論が出る
- 「私は~と思う」 → 筆者の意見がそのまま出る
このように現代文は読解のルールを学ぶことで、本文の主張や結論を見つけやすくなり、論理的に読めるようになります。
現代文の大学レベル別の勉強法
今回は現代文の大学レベル別の勉強法を解説しました。
現代文はポイントを押さえながら読み解くことで、確実に成績が上がる科目です。
ぜひ今回紹介した勉強法や参考書・問題集を活用して現代文ができるようになりましょう!
現代文に才能は必要ありません!コツコツ地道に勉強をして大学合格を果たしてください。