大学受験において、膨大な数の英単語を覚えなければなりませんよね。
そんな時に必要不可欠なのが英単語帳です。
今回は大学受験に向けておすすめの英単語帳を8つご紹介します。
自分に合った単語帳を見つけて効率的に英単語を暗記していきましょう。
大学入試向けの英単語帳おすすめ8冊をご紹介
今回ご紹介するのは、大学入試対策に使えるおすすめの単語帳8冊です。
それぞれの単語帳は扱われている単語のレベルが異なるだけでなく、レイアウトや単語の並び順といった点でも違いがあります。
英単語を覚える際には、自分の現在のレベルや、志望大学で出題される単語のレベルに合わせて適切な単語帳を使うことが大切です。
そこで、今回は入試標準レベルの単語帳から、ハイレベルな大学の入試にも対応できるものまで幅広くご紹介します。
今回の情報を参考に、自分にぴったりの英単語帳を選んでいただければ幸いです。
システム英単語帳
【特徴】
『システム英単語』は大学入試の基本的な英単語が覚えられるおすすめの単語帳です。
英単語帳の中でも最もメジャーな1冊で、多くの受験生に使われている人気の参考書となっています。
すべての単語が入試に出る順番に並んでいて、レベル別に分けられています。
1〜1200番が共通テストレベル、1201~1685番がMARCH・関関同立・国公立レベル、1686〜2021番が早慶レベルというように分かれています。
自分の志望大学に合わせて取り組む範囲が決まる単語帳です。
非常に使いやすいため、単語の勉強をこれから始める人におすすめの1冊となっています。
【使い方】
システム英単語は入試に出やすい順番で並んでいるので、前から優先的に覚えていきましょう。
何度も周回することによって頭に定着するので何度も繰返し利用しましょう。
また、音声データがダウンロードできるので、聞き流しながら発音の確認をすることもできます。
英単語ターゲット1900

【特徴】
英単語ターゲット1900は、大学入試を徹底的に分析して厳選された単語が掲載されている英単語帳です。
全部で1900個の単語が載っていますが、単語の見出し語を100語毎に区切っているので100語単位に区切って勉強することができます。
また、音声をダウンロードすることができ、聞き流しながら意味を覚えることもできます。
【使い方】
例文がオリジナルで作られており、単語の意味をイメージしやすいものとなっているので積極的に活用していきましょう。
例文を見ながら意味を覚えたら赤シートで意味を隠して隠した部分を思い出すアウトプットを100語ずつ行います。
それを何度も繰り返すことによって頭に定着させることができます。
単語王2202

【特徴】
次にご紹介する『単語王2202』は、語彙数が多く難易度の高い単語までカバーしている単語帳です。
『システム英単語』『英単語ターゲット1900』では網羅されていない範囲までカバーしておきたい受験生に使ってほしい単語帳です。
単語帳を用いる際のデメリットとして、前半は簡単な単語が収録されておりスピーディーに進められるものの、後半になると難度が上がり覚えにくくなる点が挙げられます。
『単語王2202』ではこの点が解消されていて、最初の100の英単語から、易しい単語、中程度、難しい単語がパッケージとして組まれているのが特徴です。
【使い方】
最初の100単語も最後の100単語も覚えやすさが変わらない点で、優れた参考書となっています。
覚えるスピードが一定になるように組まれている、少々特殊な単語帳です。
フラッシュカード、単語カードが別売りで販売されているので、冊子形式だと覚えづらいという人は活用してみてください。
鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁
【特徴】
『鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁』は各単語において派生語が多く収録されており、知識を深める際に役立ちます。
名前には「東大」と入っていますが、東大を受験しない人にも役立つ1冊です。
1つの単語に対する用例が載っているので、文章の中でどのように使われているのかが一目でわかる仕様となっています。
【使い方】
こちらも、『システム英単語』『英単語ターゲット1900』で一通り覚えた後、単語の知識を深めるための2冊目として活用してください。
重要度が単語ごとにランク付けされているので、重要度が高いものを特に意識しながら覚えていきましょう。
各単語の用例が分かりやすくなっているので、そこを読みながら何度も周回して覚えるようにすると良いです。
速読英単語 必修編
【特徴】
最後に紹介するのは、『速読英単語 必修編』です。
単語レベルは『システム英単語』『英単語ターゲット1900』と同程度ですが、文章の中で単語を覚えるという特殊な単語帳となっています。
単語の意味を1語ずつ覚えるのではなく、実際に文章の中でどのような文脈で用いられるかを確認しながら覚えていく単語帳です。
そのため、1つ1つの単語を覚えていくだけではいまいち頭に入らず、実際にどのように用いられているか分からないという人におすすめします。
【使い方】
まず英文を読んで、英文の中で使われている方法を確認していきながら英熟語を覚えていきましょう。
ただし、単語力がない段階だと長文を読みこなすのが難しいため、いきなり長文の中で単語を覚えるよりも、まず単語を覚えてから長文を読む練習をするという方がおすすめです。
ある程度英語の長文が読めており、文章の中で英単語を覚えていきたいという方は『速読英単語 必修編』を使って学習していきましょう。
CDを使ってシャドーイングすることも使い方として挙げることができます。
ランク順 入試英単語2300

【特徴】
続いて紹介するのは「ランク順 入試英単語2300」です。
この単語帳は、入試データを分析した結果算出された頻出の単語の用例を頻出するランク順に並べた形式となっています。
そのため、どの意味が頻出なのかが一目で分かるようになっています。
【使い方】
まずは一通り意味を覚えて赤シートで隠して確認する作業を繰り返しましょう。
そのとき、ランク順に書かれている用例の中でもランクの高いものから重点的に覚えていくと良いです。
2300個を一気にやるのは大変なので、100個や200個ずつなど区切ってやっていくと習慣化することができます。
FORMULA1700
【特徴】
続いて紹介するのは「FORMULA1700」です。
この単語帳は入試に頻出する最低限の単語を厳選したものとなっています。
他の単語帳と比べると数百個ほど数が少ない分、効率的に英単語を暗記していくことができます。
共通テストから難関大まで網羅できる1冊です。
【使い方】
一通りの意味を覚えていきましょう。
入試に本当に必要な単語がピックアップされているので、全て完璧にすることを目標に進めていくと良いです。
ただし、最初から完璧にすることは不可能なので、繰り返す毎に完璧に近づいていくイメージで暗記するとうまくいくでしょう。
ユメタン1 大学合格必須レベル

【特徴】
次にご紹介する英単語帳『ユメタン1 大学合格必須レベル』は、標準的な英単語帳で単語を覚えるのが苦手な人にもおすすめの1冊です。
掲載されている英単語は『英単語ターゲット1900』や『システム英単語』などと比較すると、基礎レベルにとどまっています。
具体的には、『英単語ターゲット1900』や『システム英単語』の1章~2章レベルの単語が『ユメタン1
大学合格必須レベル』のメインの内容です。
【使い方】
特徴的なレイアウトとCDによる学習方法を実施することができます。
掲載されている単語が100語ずつに区切られていて、1週間かけてその100語を繰り返し学習することで効率よく覚えていくという内容になっています。
耳からの聞き取りと、口から発音する音読を組み合わせた学習方法のため、単語を覚える効率が上がるだけでなくリスニング力強化にも役立つ教材です。
DUO3.0
【特徴】
最後にご紹介する『DUO3.0』は、大学受験に加えて、TOEICやTOEFLなどの英語の資格試験にも使える単語が覚えられる教材です。
全部で500個ほどの例文が掲載されていて、1つの例文の中に複数の単語や熟語がちりばめられているという構成になっています。
この例文をすべて暗唱することで、基本的な単語や熟語を過不足なくマスターできるという教材です。
【使い方】
例文で覚えるため、1語ずつ覚えていく標準的な単語帳と比べると暗記量が多くなります。
この形式で覚えるのが得意という人にはおすすめの1冊です。
なお、例文をそのまま暗記するため、英作文やスピーキングにも応用が利く高度な単語力が身に付きます。
英単語の効率的な覚え方
英単語は暗記することが求められますが、量が多くて大変ですよね。
ここからは、英単語の効率的な覚え方についてご紹介します。
効率的な覚え方をおさえて、英語の点数を上げていきましょう。
たくさんの単語に目を通す
英単語の効率的な覚え方1つ目はたくさんの単語に目を通すことです。
英単語は1つの意味をじっくり時間をかけて覚えるよりも、一つ一つの時間を短くして何度も周回して目を通す回数を増やした方が頭に残りやすいと言われています。
そのため、1度の学習中にたくさんの英単語に目を通すことを意識すると良いでしょう。
赤シートを活用してアウトプットする
英単語の効率的な覚え方2つ目は、赤シートを活用してアウトプットすることです。
ただ単語帳を読んでいても記憶には定着しません。
知識は思い出した瞬間に定着すると言われているので、赤シートで単語の意味を隠しながら意味を思い出すアウトプットをすると覚えることができます。
1冊ずつ完璧にする
英単語の効率的な覚え方3つ目は、1冊ずつ完璧にすることです。
英単語帳はそれぞれレベルがあり、大学の難易度が難しいほどレベルの高い単語帳を使うことが推奨されています。
しかし、志望校に必要だからといって、基礎的な単語帳とレベルの高い単語帳を同時に始めると、どちらも中途半端に覚えきれないといった結果になりかねません。
そのため、英単語帳は1冊ずつ使うようにし、基礎的なものが終わってからレベルの高いものに移行していきましょう。
まとめ
今回は、大学入試の英単語暗記に使えるおすすめの単語帳5冊をご紹介しました。
基本的な単語を効率よく覚えていきたい人には、スタンダードな単語帳『システム英単語』『英単語ターゲット1900』がおすすめです。
その2冊を仕上げて、さらに単語の知識を増やしていきたい人は『単語王2202』か『鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁』に取り組んでいきましょう。
また、長文の中で覚えていきたいという人には『速読英単語 必修編』をおすすめします。
それぞれの単語帳で扱われている単語の難易度やレイアウト、掲載されている順番が異なるので、自分にあったものを選んで学習を進めていってください。
単語帳は同時に複数冊進めるよりも、1冊ずつ完璧に仕上げていったほうが効率が良くなります。
今回の情報を参考に、自分の今のレベルや到達したいゴールに合わせて最適な単語帳を選び、学習を進めていきましょう。