今回は、西日本の旧帝大である、京都大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学の大学受験に向けて、英語の参考書ルートを各大学ごとに紹介していきます。
難関大学であっても、対策の要点を押さえることで参考書だけでもしっかり対策することができ、大学受験合格を目指すことが可能です。
京都大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学を目指している高校生は、本記事で紹介している対策の要点と英語ルートの参考書を活用して、大学受験合格を目指しましょう。
旧帝大学[西日本編]:京都大学
京都大学の入試英語の問題構成は、全部で大問が4つあります。
| 大問1 | 和訳問題 |
|---|---|
| 大問2 | 和訳問題 |
| 大問3 | 和文英訳問題 |
| 大問4 | 自由英作文問題 |
京都大学では、和訳と和文英訳が出題される頻度が非常に高いため、和訳と和文英訳の2つを中心に大学受験対策していきましょう。
まず、大問1と大問2の英語ルートから紹介していくので、京都大学を目指している高校生は参考にしてみてください。
大問1・大問2
京都大学の大問1と大問2についてですが、和訳問題の出題割合が高いので、英文解釈と和訳の力を伸ばしていく必要があります。

京都大学では英文解釈の能力は非常に重要になり、『関正生の英文解釈ポラリス2』だけでは足らないため、『英文解釈 Code70』などを使用して英文解釈・和訳の力を高めてください。
また、大阪大学の第1問が和訳問題なので、京都大学の変則的で難しい問題ではなく、まず王道の問題で対策したいという高校生は大阪大学の過去問の第1問で対策することも可能です。

京都大学の受験に向けて地方国公立レベルまでの対策が終わったら、『出る順で最短合格!英検準1級単熟語EX』などで早慶レベルの難しい単語を習得しましょう。
単語を習得する時間がない場合は、『大学入試英単語SPARTA3』や『速読英単語 上級編』で大学受験対策をするのがおすすめです。
大問3
京都大学の大問3の英作文は、お題である日本語の文章も難易度が高く、難しい表現の日本語を分かりやすく変換する国語力も持っていないと対策が難しい問題になります。

英作文は、『英作文速効トレーニング 和文英訳編』と最難関大への英作文ハイパートレーニング』の2冊の参考書と、京都大学や大阪大学の過去問を中心に対策をしていきましょう。

余裕があれば、『速効トレーニング』の代わりに、『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』のような参考書を使って京都大学の受験対策をしてください。
大問4
大問4の自由英作文は、京都大学の2024年度の入試では出題されておらず、2025年度と2026年度の入試で続けて出題されています。
大学全体で自由英作文の出題割合が増加傾向にあるので、京都大学を目指している高校生は、自由英作文の対策もしておきましょう。

自由英作文の対策は、大問3の英語ルートで対策が終わった後に、『基礎英作文問題精講 3訂版』で様々なパターンの自由英作文を書く練習をしてください。
旧帝大学[西日本編]:名古屋大学
名古屋大学の入試英語は大問が全部で4つあり、長文読解問題が半分を占めています。
| 大問1 | 長文読解問題 |
|---|---|
| 大問2 | 長文読解問題 |
| 大問3 | 会話文・自由英作文問題 |
| 大問4 | 自由英作文問題 |
長文読解問題の英語ルートから解説していくので、名古屋大学を志望している高校生は参考にしてみてください。
大問1・大問2
名古屋大学の長文読解問題の内容は王道なものが多く、記述・選択・空所補充などの問題形式で幅広い力が問われます。

参考書ルートとして以下の3冊を使って対策してください。

また、名古屋大学の長文読解問題は単語力が重要になるので、『システム英単語』や『ターゲット1900』で終わるのではなく、『大学入試英単語 SPARTA3』などで難単語もしっかり対策しましょう。
英文解釈については、『関正生の英文解釈ポラリス[2 発展レベル]』までの力をつけておくことが必要です。
名古屋大学は他の旧帝大学に比べると、記述よりも空所補充・内容一致など、私立大学に似た出題傾向であり、記述の力だけでなく、総合的な英語の力を必要とします。

そのため、『竹岡の英語長文 SUPREMACY』といった長文の参考書で大学受験に向けて対策することもおすすめです。
大問3
名古屋大学の会話文は、最初に空所補充の問題や内容一致問題が出題され、最後に自由英作文を解く形です。

会話文は人によって対策が必要かどうか変わってきますが、過去問を解いて必要と判断した場合は、『肘井の英語会話問題が面白いほど解ける本』で会話文に特化した対策をしていきましょう。

会話表現についても、『肘井学の英語会話問題』の第1章で対策ができ、名古屋大学であれば『英文法・語法 Vintage 4th Edition』や『Next Stage』などでさらに会話表現の対策をしていくのをおすすめします。

自由英作文問題は、『英作文速効トレーニング 和文英訳編』で基礎を固めてから、『基礎英作文問題精講 3訂版』でテーマ別に対策してください。
大問4
名古屋大学の自由英作文では、名古屋大学の伝統である、グラフから得られる情報を整理して問題に答える英作文が出題されます。

グラフ描写英作文の対策ができる参考書の『基礎英作文問題精講 3訂版』を活用することで、フレーズを覚えて書けるようになるはずです。
大学受験に向けてグラフ描写英作文の対策をしておくことで、グラフに関する問題が出題されたときに有利になるので、名古屋大学を目指す高校生はしっかり対策しておきましょう。
旧帝大学[西日本編]:大阪大学
大阪大学は大問が全部で4つ出題され、大問4の和文英訳問題は非常に難しいため、点数の取りやすい大問1~3を優先して大学受験対策をしましょう。
| 大問1 | 和訳問題 |
|---|---|
| 大問2 | 長文読解 |
| 大問3 | 自由英作文問題 |
| 大問4 | 和文英訳問題 |
大問1から英語ルートの解説をしていくので、大阪大学を志望している高校生は参考にしてみてください。
なお、今回は大阪大学の外国語学部・文学部の出題形式に合わせてルートを紹介していきますが、外国語学部・文学部以外の学部は英語の出題形式が異なるので注意が必要です。
大問1
大阪大学の和訳問題では、英文解釈の力と和訳の力が求められるので、英文解釈の力をしっかり高めておきましょう。

英単語の参考書ルートとしては、『システム英単語』や『ターゲット1900』だけでなく、『大学入試英単語SPARTA3』のレベルまで対策しておくのが理想です。

英文解釈では、『関正生の英文解釈ポラリス[2 発展レベル]』の他に、『英文解釈Code70』まで取り組むことで、解釈・和訳のレベルをさらに高めることができます。
時間がない場合は、『英文解釈ポラリス2』か『英文解釈Code70』のどちらかで大丈夫ですが、大阪大学では和訳問題が稼ぎどころなので、できるだけ英文解釈の対策に力を入れていきましょう。
大問2
大阪大学の長文読解では、下線部の言い換え問題や内容一致問題などが出題されます。

英文解釈の力は大問1の対策で蓄えられるので、大問2の対策として『英文読解の着眼点〈改訂版〉-言い換えと対比で解く-』などの参考書を活用して、説明問題に対する解き方や考え方を学んでいきましょう。

また、『関正生のThe Rules英語長文問題集4』はレベルの高い長文の対策を行うことができる参考書なので、余裕があれば取り組むことをおすすめします。

大阪大学の長文読解対策の参考書を以下にまとめたので、参考にしてみてください。
大問3
最近の大阪大学の自由英作文問題では、社会課題のような専門的な分野について出題されています。

参考書ルートは、『英作文速効トレーニング 和文英訳編』と『基礎英作文問題精講 3訂版』で対策していきましょう。
過去の問題ではグラフ描写問題も出題されていたので、名古屋大学や九州大学などの過去問を使ってグラフ描写問題の対策をするのがおすすめです。
大問4
大問4は、大阪大学で出題される問題の中でも難しいと言われている和文英訳問題です。
過去に出題された問題の日本語文は難しく、大阪大学の過去問を解いていないと問題で何を求められているのかを掴みづらいので、日本語をしっかり読み取れる能力も問われます。

大問4の対策は、『英作文速効トレーニング 和文英訳編』と『最難関大への英作文ハイパートレーニング』の2冊の参考書ルートで和文英訳の分野を鍛えていきましょう。

余裕があれば、『英作文速効トレーニング』ではなく、『竹岡の英作文が面白いほど書ける本』を使ってください。
旧帝大学[西日本編]:九州大学
九州大学の大問は全部で5つあり、大問1から大問3が長文読解問題、大問4と大問5が自由英作文問題です。
| 大問1 | 長文読解問題 |
|---|---|
| 大問2 | 長文読解問題 |
| 大問3 | 長文読解問題 |
| 大問4 | 自由英作文 |
| 大問5 | 自由英作文 |
問題形式は他の旧帝大学と比べて種類が少なく、長文読解問題と自由英作文問題の2つになります。
九州大学の長文読解問題と自由英作文問題の対策方法を紹介していくので、九州大学を志望している高校生は参考にしてみてください。
大問1・大問2・大問3
九州大学の長文読解問題では、英語の総合力を問う形式の問題が出題されます。
九州大学の大問1・大問2・大問3の形式は、和訳・説明問題や記述に加え、下線部の言い換えや内容一致・空所補充といった出題形式です。
字数制限のある要約問題では対策が必要になるので、以下の地方国公立レベルの参考書を使って対策していきましょう。
単語については、『大学入試英単語SPARTA3』のようなレベルの高い単語帳を使うことで、スムーズに九州大学の受験対策を行うことができます。
大問4
九州大学の大問4の自由英作文は、比較的書きやすいテーマで出題されています。

大問4の九州大学の参考書ルートとして、『英作文速効トレーニング 和文英訳編』で、英作文の基礎を固めていきます。

そして、基礎を固めつつ、『基礎英作文問題精講 3訂版』で自由英作文の様々なテーマを対策していきましょう。
大問5
九州大学の大問5では、グラフから情報を得る形式の自由英作文が出題されています。

大問5の対策では、『基礎英作文問題精講 3訂版』を使用して対策をしていきましょう。
『基礎英作文問題精講』には、グラフ描写問題について書き方がまとまっているので、九州大学の入試英語対策をする高校生は、取り組むことをおすすめします。
まとめ
今回は、西日本の旧帝大である京都大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学の英語ルートを紹介しました。
京都大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学を目指す高校生は、本記事を参考にして志望校の問題傾向を分析し、優先順位をつけて効率よく大学受験対策を行っていきましょう。
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