【地方国公立レベル】に使用されています。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』は、京都医塾の杉村年彦先生が過去20年の難関大入試を徹底分析し、英文解釈の「思考の過程」を70テーマで体系化した参考書です。
本記事では、本書の特徴や使い方、レベル、いつから使うべきか、注意点について解説していきますので、ぜひ最後まで読んで本書を最大限活用してください。
| 教材名 | 難関大に合格する 英文解釈 Code 70 |
|---|---|
| ジャンル | 参考書 |
| 出版社 | かんき出版 |
| 出版日 | 2024年7月 |
| 必要時間目安 | 70時間(1項目1時間) |
| 目指す大学群レベル | 東京一工・旧帝大・電農名繊・金岡千広・5S・早慶上智 |
| 分量 | 256頁 |
具体的なおすすめポイント
- 過去20年の難関大入試を分析し繰り返し問われる70テーマで学習ができる
- クイズ形式で「思考の過程」を追体験しながら英文解釈の力を能動的に鍛えられる
- 「間違えた読み方」にも言及した解説で自分の誤読パターンを修正する力が養成できる
注意点
- 英文法と基本的な英文解釈が固まっていないと解説の内容を消化しきれない
- 取り上げられる英文が難関大レベルのため初学者には負担が大きい
- 70テーマを進めるだけで満足し復習を怠ると思考プロセスが定着しない
難関大入試の思考プロセスを習得する『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』は、京都医塾で受験指導を行う杉村年彦先生が、過去20年間の難関大入試を徹底分析して導き出した英文解釈の重要ポイントを、70テーマでまとめた参考書です。
本書の最大の特徴は、英文の構造を「結果」として示すのではなく、「思考の過程」として段階的に追体験させる解説スタイルです。
クイズ形式で読者自身に考えさせながら、難関大の英文をどう読み解くかを指導する設計により、読むだけでは身につかない「自分で英文を解釈する力」を確実に習得できます。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』はどんな人におすすめ?
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』は、地方国公立大からTOCKY(東北大・大阪大・千葉大・京都大・横浜国立大)レベル以上を志望する受験生全般におすすめの英文解釈書です。
特に「英文の和訳はできるけれど難関大の入試問題になると文構造が取れなくなる」「自分の読み方が正しいのか判断できない」といった悩みを抱えた受験生にとって、本書は突破口となる1冊です。
例文がほぼすべて難関大の和訳問題から引用されているため、本書のレベルで演習を積むことで、難関大入試で実際に問われる英文解釈の感覚を身につけられます。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』のレベル
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』のレベルは、早慶・東大・京大などの難関大入試を想定した英文解釈書で、本書を通して難関大レベルの英文解釈力を一段階引き上げられます。
例文がほぼすべて難関大の和訳問題から引用されているため、本書の難易度自体は高く、MARCHレベルの英語長文がある程度読める基礎力が前提となります。
本書に取り組むレベルの目安としては、共通テストの英語で7割以上を安定して取れる力があり、英文法と基本的な英文解釈書を1冊終えていることが望ましいでしょう。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』の特徴
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』は、難関大入試で繰り返し出題される英文解釈ポイントだけを抽出し、思考プロセスを軸に学べるよう設計された英語参考書です。
ここでは、本書ならではの特徴を4つのポイントに分けて解説していきます。
クイズ形式で「思考の過程」を追体験
本書の最大の特徴は、各テーマがクイズ形式で構成されている点です。
英文をいきなり解説するのではなく、まず読者にクイズとして問いかけ、その後に「なぜそう読むのか」という思考プロセスを段階的に開示していく構成になっています。
クイズで最初に考えさせることにより、解説を受け身の姿勢で読むという使い方だけでは得られない「自分で考えながら読む」習慣が自然に身につき、初見の英文にも応用できる解釈力が育ちます。
「間違えた読み方」にあえて言及した解説
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』の解説では、正しい読み方だけでなく「なぜその誤った読み方ではいけないのか」「どこで思考をミスしやすいか」にもあえて言及しています。
自分の読み間違いに気づいて修正する力を意識的に鍛えられる構成で、英文解釈で重要な力を養える貴重な一冊と言えます。
読みの「結果」ではなく「プロセス」を重視した解説により、自分の誤読パターンを把握し、本番で同じミスを繰り返さないレベルに到達できます。
3章構成(Essential/Practical/Secret Codes)に沿った段階的な学習
本書は全70テーマが3つの章に分かれており
- 第1章「英文解釈のEssential Codes」(基本ルール)
- 第2章「和訳で満点をねらえ! 合格へのPractical Codes」(難関大頻出パターン)
- 第3章「英文速読のSecret Codes」(速読への応用)
という段階的な構成になっています。
第3章では文構造の予測や論理展開の把握、設問先読みなど、精読で養った解釈力を速読に転換する方法まで扱われており、「精読と速読の使い分け」を一冊で完結できる設計です。
3段階の構成を意識した使い方をすれば、解釈の基礎から実戦的な速読力までレベルアップしながら学習できます。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』と他の英文解釈書との比較
英文解釈書としては『ポレポレ英文読解プロセス50』『英文読解の透視図』『英文解釈の技術100』などが定番ですが、それぞれ役割が異なります。
『ポレポレ』『透視図』が難解な構文の読み解き方に特化しているのに対し、本書は過去20年の難関大入試データに基づいて「実際に問われる解釈ポイント」に絞っているため、より実戦的な内容となっています。
また、『解釈の技術100』が文法事項の網羅性を重視するのに対し、本書は「思考プロセス」の習得に重点を置いているため、暗記中心の学習が苦手な受験生にも取り組みやすい内容だといえます。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』の使い方
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』は、クイズ形式という特性を活かした使い方をすることで本来のポテンシャルが発揮される英語参考書です。
ここでは、本書を最大限活用するための具体的な使い方を、4つのステップに分けて解説していきます。
ステップ1:クイズに自力で取り組む
各テーマのクイズには、まず解説を読まずに自力で取り組んでください。
クイズに取り組む段階で重要なのは、答えが合っているかどうかよりも、「自分はこの英文をどう読んだか」「なぜそう判断したか」を意識することです。
自分の思考プロセスを再確認しておくことで、解説と照らし合わせた際に、どこで自分の解釈がずれたかを明確に把握できます。
ステップ2:解説と自分の思考プロセスを比較する
解説を読む際は、ただ正解の根拠を確認するのではなく、著者が示す思考プロセスと自分の読み方を1ステップずつ比較していきましょう。
特に「間違えた読み方」への言及部分は、自分の誤読パターンを発見する重要な機会ですので、丁寧に読み込んでください。
このズレを修正する作業こそが、本書の使い方の核心といっても過言ではありません。
ステップ3:例文を音読して定型表現を定着させる
本書では「よく使われる形」(定型表現)も多数収録されており、速読力の基礎を固めるための鍵となります。
各テーマの英文を声に出して音読し、定型表現を頭にすり込むことで、初見の英文でも瞬時に構造を予測できるレベルに到達できます。
著者の杉村先生のnoteでは、英文音声データも公開されていますので、これをGoogleドライブからダウンロードするのもおすすめです。
ステップ4:復習テストと解説動画で定着を確認する
著者の杉村先生はXで本書の復習テストや解説動画を無料公開しており、これらを補助教材として活用することで学習効果が大きく高まります。
各テーマを終えるごとに復習テストで定着度を確認し、理解が浅い箇所は解説動画でさらに深める使い方を習慣にしてください。
参考書本体だけで完結させず、著者提供の教材を隅々まで活用することが、本書を最大限活用するための鍵です。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』の学習スケジュール
本書は全70テーマで構成されているため、1日2テーマを目安に進めれば約5週間で1周できます。
ただし1テーマあたり、クイズ解答に5〜10分、解説精読と思考プロセスの比較に20〜30分、復習に10〜15分、合計で約1時間は確保したい内容ですので、それぞれのレベルやスケジュールに合わせた使い方をしましょう。
2周目以降は復習中心で1日あたりのテーマを増やしながら進め、合計2~3か月程度で本書を仕上げるスケジュールが理想です。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』はいつから使えばいい?
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』に取り組む最適なタイミングは、英単語・英文法・基本的な英文解釈の学習を一通り終え、共通テストレベルの長文が読めるようになった段階です。
具体的には、高3の夏休み以降から秋にかけてがいつから始めるかの目安ですが、ボリュームのある内容なので、過去問演習に移行する前に余裕を持って始めることが重要です。
地方国公立志望者であれば高3の秋頃、難関国公立や早慶志望者であれば夏から秋にかけて取り組み始め、過去問演習に入る前の仕上げ教材として使うのが、いつから使うかの理想的な時期といえます。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』の注意点
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』は優れた英語参考書ですが、使い方を誤ると期待した効果が得られません。
ここでは、本書を活用する上で特に注意すべき3つの点を解説していきます。
基礎が固まっていない段階では効果が半減する
本書は難関大レベルの英文を扱うため、英文法や基本的な英文解釈が不安定な状態で取り組むと、解説の内容を理解することすら難しくなります。
「いつから始めるか」を無理に早めるよりも、前段階の英文解釈書をしっかり仕上げてから本書に入る方が、英語力の向上につながります。
焦らず段階を踏むことが、難関大合格への確実なルートです。
クイズに答えるだけで満足しない
本書で陥りやすい失敗は、クイズに答えて解説を読み「わかった気になる」ことです。
クイズで正解しても、自分の思考プロセスが著者と同じだったとは限りませんので、必ず解説と自分の読み方を1ステップずつ比較する使い方を徹底してください。
この比較作業を怠ると、せっかくの「思考の過程」を学べる設計を活かしきれないレベルに留まってしまいます。
復習を怠ると定着しない
本書の70テーマは難関大の頻出ポイントに絞られているため、すべて確実に定着させることが目標となります。
1周読んで終わりにせず、著者提供の復習テストや音声データを活用しながら、何度も繰り返し復習する使い方を心がけてください。
復習の徹底度こそが、本書で学んだ知識を「わかる」で終わらせるか「使える」レベルまで自分のものにできるかの分かれ道です。
『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』|まとめ
本記事では、『難関大に合格する 英文解釈 Code 70』について、その特徴や使い方、レベル、いつから使えばいいのかについて解説してきました。
本書は、過去20年の難関大入試分析に基づいた70テーマで、英文解釈の「思考の過程」を体系的に学べる、地方国公立から難関国公立・早慶までの志望者に幅広く役立つ英語参考書です。
クイズ形式と「間違えた読み方」への言及を活かした使い方を実践すれば、難関大入試で通用する解釈力を確実に養成できますので、ぜひ本書を志望校合格に活用してください。






