夏休みが終わり9月になって、高1・高2生は学校の勉強や部活、行事などで忙しい毎日を過ごしているのではないでしょうか。
高1・高2生の多くは、まだまだ大学合格に向けた受験勉強を意識していないかもしれませんが、秋に差しかかる9月は「受験勉強のスタート」といっても良い時期です。
高3の夏が受験においてとても重要で、その1・2年前が9月初めにあたるからです。
この記事では、上手なスケジュールの立て方や時間の使い方、大学を意識した受験勉強とのバランスなど、高1・高2生が9月のうちにやっておきたい勉強法をご紹介します。
9月にどんな勉強をすれば良いのかわからない高校生や、9月は何を目標に頑張れば良いのか悩んでいる高校生は、ぜひ参考にしてみてください。
忙しくても勉強時間を確立する
夏休みは、普段の学期中と比べて時間があるため、高1・高2生でも1日3時間、人によっては4〜5時間ほど勉強時間を確保できていたと思います。
9月は学校も始まって忙しくなりますが、そのなかでも何とかして勉強時間を作ることが大切です。
9月は「我慢の時期」
9月は学校の授業や部活が始まり、勉強時間を確保するには遊びや趣味に使う時間を削らないといけないため、高校生にはつらい「我慢の時期」です。
9月は8時から16時くらいまで学校があるため、16時から19時くらいまで部活をしているという高校生が多いと思います。
となると、学校以外で勉強できる時間は19時半から22時半、23時ごろまでの2時間半から3時間くらいになるでしょう。

夏休みであれば、勉強もしながら友だちとご飯に行ったり、テレビを見たりすることもできたと思います。
しかし、9月も同じように過ごしてしまうと、学校の授業に置いていかれたり、宿題が終わらなかったり、大学の受験勉強にも取り組めなかったりします。
そのため、特に部活に入っている高校生であれば、遊びや趣味の時間を少し犠牲にして勉強に時間を使う必要があるのです。
特に土日の勉強時間を大切にする
平日は学校の授業の復習や宿題をこなすだけで精いっぱいという高1・高2生も多いでしょう。
そこで大切になるのが「土日の勉強時間」です。
部活に入っていない高校生であれば土日はスケジュールに余裕があると思いますし、部活に入っている高校生でも、土日のどちらかは部活の練習がないという場合が多いと思います。
平日よりは確実に多くの時間を自由に使えるため、無駄にしないで勉強にあてるようにしましょう。

また、毎日勉強することは体力的にも精神的にも大変だと思いますが、塾に通っているのであれば毎日自習室に行く、塾に通っていないのであれば毎日家で机に向かう時間を決めるなど、「勉強を習慣化すること」が大切です。
11月の進研模試・全統模試を目標にする
7月に進研模試、8月に全統の高1・2模試や記述模試を受けたという高校生も多いのではないでしょうか。
9月以降、高1・高2生の次の目標となるのが「11月の進研模試・全統模試」です。
2ヶ月ある準備期間で計画的に勉強する
9月から11月の進研模試・全統模試までの約2ヶ月で、どのような勉強をするのか具体的に計画を立てましょう。
このとき、ただがむしゃらに勉強するのではなく、7月の進研模試や8月の全統模試の反省を踏まえることが大切です。
例えば、英単語が覚えきれていなかった高校生は『システム英単語』や『英単語ターゲット1200』『英単語ターゲット1900』を徹底的に固めましょう。
また、11月の模試までに『関正生のThe Rules 英語長文問題集1 入試基礎』の長文は読めるようにしておくという勉強法もおすすめです。
数学であれば「『青チャート』や『基礎問題精講 数学I・A』のこの分野まで終わらせる」「『大学入試数学 落とせない必須101題』まで終わらせる」のように、どの参考書をどこまで終わらせるか具体的に計画を立てることが大切です。

高1・高2生は学校の勉強以外の受験勉強として、模試の1つを目標にして9月を過ごしていきましょう。
10月の英検も良い目標になる
模試と合わせて、10月に実施される英検を目標にすることも、高1・高2生の9月におすすめの勉強法です。
「学校の定期テストや模試じゃないからやる気がでない……」という高校生もいるかもしれませんが、大学の受験勉強にも役立つので、申し込んでいない人はすぐに申し込みましょう。
計画的に勉強して苦手を克服するトレーニングになる
10月に英検を受ける場合、9月から1ヶ月の対策期間があります。
「何を勉強しようかな、単語帳をパラパラやってみるか」と具体的な計画を立てずにいると、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいます。

これまでに同じ級または1つ前の級を受けたことがあり、リスニングが弱い・語彙が弱いなど、自分の苦手分野がわかっている高校生は、その課題を克服することを優先しましょう。
自分が克服すべき課題がわかったら、それを1ヶ月の勉強計画のなかに落とし込みます。
このように、目標から逆算してスケジュールを立て、自分の苦手や弱点をつぶしていく勉強法は、大学の受験勉強にも大きく役立ちます。
高1・高2生のうちから英検を使って計画的な勉強法を実践しておくことで、受験勉強の良いトレーニングになるのです。
英単語・英熟語・英作文・リスニングの勉強が大学受験にもつながる
10月の英検を受ける高1・高2生に特に行ってほしい対策として、「英単語・英熟語・英作文・リスニング」が挙げられます。
英単語は英検の試験のすべての問題に関わりますし、英熟語もよく出題されるので、ノータッチだという人は急いで対策しましょう。
英作文については、『直前1カ月で受かる英検〇級のワークブック』などを使って、どういう風に文を書けば点数がもらえるのかを覚えておくことをおすすめします。
また、普段から「リスニングのための勉強」をしている高校生は少ないと思います。
リスニングが苦手だという高校生は、英検で自分が受ける級だけでなく、1つ前の級の問題から始めるという勉強法もおすすめです。
リスニングはきちんと勉強すれば伸びる分野ですが、おろそかにしている高校生も多く、差がつきやすいので、スクリプトを確認しながら丁寧に勉強していきましょう。

英検に向けて英単語・英熟語・英作文・リスニングをしっかり勉強しておくことは、国公立大学志望の人は共通テストの対策にもなります。
さらに、私立大学志望の人は英検のスコアがそのまま受験に使えることもあり、大学の受験勉強という点でもメリットしかありません。
9〜12月までの勉強の計画を見直す
10月の英検や11月の模試を受けると仮定して、9月以降の勉強の計画を見直すことも大切です。
「来週定期テストだから」「課題の提出があるから」「英検が迫ってきたから」のように、追われながら勉強している高1・高2生も多いですが、これは目標から逆算した計画を立てられていない状況です。
12月までにどれくらい進めたいか考える
高1・高2生は大学受験までの期間がある分、目の前の課題やテストに追われやすいです。
しかし、12月までに全体としてどれくらい受験勉強を進めたいのか目標を立てることで、効率よく勉強できますし、計画的に勉強していない人と大きく差がつきます。

12月までにどこまで終わらせるかを決めたうえで、目標を4分の1にしたものが9月にすべき勉強です。
ただし、計画の立て方は、夏休みでどれくらい勉強できたかによっても変わります。
例えば、夏休み中の勉強のやり残しがあるのか、割と終わらせられたのかによって、9月以降の参考書の進め方も異なります。
スケジュール帳に具体的な計画を書くのもおすすめ
計画を立てて勉強するといっても、高1・高2生の場合は途中で忘れてしまったり、予定通りいかなかったりすることもあるでしょう。
計画通りに勉強を進めるためには、スケジュール帳を買って具体的な勉強の予定を書くこともおすすめです。

「〇月までにこの参考書を絶対に終わらせる」「この参考書は問題が〇問載っているから、このペースでやって2周終わらせる」など、具体的に書くことがポイントです。
さらに、復習の期間もきちんと計画に盛り込めるとさらに良いです。
『基礎問題精講 数学I・A』や『関正生の英文法ポラリス1』などの参考書を使っていても、「終わらせる日や期限」を決めなければダラダラとやってしまい、いつまで経っても身につきません。
日々の復習&宿題と受験勉強のバランスを確立する
高1・高2生の9月の勉強法として、短期と長期の勉強のバランスを確立することも大切です。
短期の勉強とは、学校の授業の復習や、日々の課題・宿題をこなすことで、長期の勉強とは大学の受験勉強のことです。
大学の受験勉強を意識する
短期の勉強に時間を使いすぎている高1・高2生も多いです。
しかし、難関大学への合格を目指すのであれば、高1・高2生のうちから『システム英単語』『関正生の英文法ポラリス1』『大学入試 Basic Lecture 動画でわかる英文法[読解入門編]』『関正生のThe Rules 英語長文問題集1 入試基礎』などの参考書もやる必要があります。

学校の勉強ばかりだと、大学の受験勉強で必要な力が積み上がらないことも多いので、こうした参考書を使って勉強をする時間を確保しましょう。
緊急ではないけれど重要な勉強にも時間を使う
高1・高2生にとって、日々の復習や宿題と大学の受験勉強を意識した勉強の両立、そして部活も全部頑張ることは大変ですよね。
高1・高2生の生活や勉強に関しては、「重要度」と「緊急度」を縦軸・横軸としたマトリックス図で4つにわけられます。

例えば、重要度・緊急度どちらも高いものとして学校のテスト勉強や学校の宿題が挙げられます。
また、部活や学校行事、日々の遊びは受験において重要度は低いですが、今やることという意味で緊急度が高くなります。

このように、高1・高2生は緊急度が高いものに時間を奪われやすいのですが、ぜひ「緊急ではないけれど重要なこと」にも時間を使ってほしいです。
「緊急ではないけれど重要なこと」には、将来を見据えた大学受験のための勉強が当てはまります。

武田塾の生徒であれば、武田塾の参考書ルートを進めることです。
大学受験では、全部を真面目にやろうとするとパンクしてしまうので、自分に何が必要かを見極めて選んでいくことが大切です。

例えば、学校の授業や宿題が意味がないわけではありませんが、明らかに自分のレベルに合っていない場合などは、思い切って重要度を下げ、他の勉強を優先しても良いでしょう。
高1・高2生の9月以降は、大学受験という長期的な目標に向けて、本当に必要なことは何かを見抜く力をつけることを日々のなかで意識できると良いですね。
まとめ

高1・高2生にとって、9月は学校も始まり忙しくなる時期だと思います。
夏休みよりも受験勉強に使える時間が少なくなるからこそ、目標に向かってスケジュールを立てて計画的に勉強することが大切です。
高校生の早いうちから時間を上手く使った勉強をしておくことで、志望校合格に向けた受験勉強にも役立ちます。
ぜひこの記事で紹介した勉強法を取り入れて、9月以降の勉強を頑張りましょう!







