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【あなたは大丈夫?】日本史・世界史の通史学習の注意点を解説

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報世界史参考書【あなたは大丈夫?】日本史・世界史の通史学習の注意点を解説

日本史や世界史の通史学習は、最初の一冊の選び方で大きく差がつく分野ですが、多くの受験生はいきなり分厚い講義系参考書や教科書から手をつけてしまいます。

進め方を誤ると大学受験の本番までに全範囲を終えられないこともあり、ここには見落としやすい注意点が潜んでいるのです。

特に高校1年生のように早い時期から日本史・世界史に取り組む人ほど、通史学習の入り方が合否を左右するため、適切な参考書を選ばなくてはなりません。

本記事では知識量と時代の流れの関係をもとに、日本史・世界史の通史学習で押さえるべき注意点、おすすめの参考書を解説します。

日本史・世界史の通史学習で「とりあえず実況中継・山川」はNG

日本史や世界史の通史学習では、いきなり『実況中継』や山川の『日本史探究 詳説 日本史』『世界史探究 詳説 世界史』といった講義系参考書を選ぶのは避けるべきです。

講義系参考書は細かい知識までぎっしり詰め込まれていて知識を増やすにはよいのですが、中身が濃いぶん全範囲を一周するだけでも時間がかかり、入り方を誤れば最後まで読み切る前に力尽きてしまいます。

講義系参考書・教科書を初手にする通史学習の注意点

講義系参考書や教科書を通史学習の初手に選ぶと、内容が濃く解説も丁寧なため一周に時間がかかり、最初の段階でつまずきやすくなります。

最初の一冊として荷が重すぎる

もともと日本史・世界史が得意な人や、たっぷり時間を割ける人であれば問題ありませんが、夏以降通史学習を始める高校生には最初の一冊として荷が重すぎるからです。

見た目が分厚くて本格的だからと難しい参考書を選んでしまうと、最初の段階で挫折しやすく、大学受験までの限られた貴重な時間を失う原因になります。

早めに日本史・世界史を始める高校生ほど注意したい

早い時期から日本史・世界史に取り組む高校生こそ、最初の参考書選びに注意が必要で、スタートが早いほど入り方を誤ったときに失う時間も大きくなります。

目標期限までに一周も終えられない

たとえば、高校1年生が分厚い参考書を選ぶと、目標期限までに一周も終えられないまま、貴重な時間がむだに過ぎてしまうのです。

大学受験で日本史・世界史を武器にしたいなら、まずは通史学習の入り方そのものを見直すことが第一歩になります。

通史学習の鍵は「知識量を絞って早く回す」こと

日本史・世界史の通史学習を成功させる最大の鍵は、知識量を絞って通史を一気に回しきることです。

知識量を絞って通史を一気に回しきる

なぜなら、覚える知識を深くしようとするほど通史を進めるスピードが落ち、全体が見えてきた頃に入試を迎えてしまうからです。

武田塾のルートでも、知識を絞って全体を素早く一周する学習がすすめられており、スピードを重視する発想があるかどうかで、大学受験に向けた通史学習のつまずきやすさは変わります。

ちなみに武田塾の日本史・世界史のルートは以下にまとめられているので、ぜひ参考にしてみてください。
日大レベル-世界史の参考書一覧
日大レベル-世界史の参考書一覧

知識レベルと時代の流れの関係を押さえる

日本史・世界史の通史学習の覚え方としては、「知識をどこまで深く覚えるか」と「時代をどこまで進めたか」という、二つの面に分けて考えるのがコツです。

覚える知識の深さには幅があり、一問一答で頻出の基礎用語もあれば、難関大でしか問われない細かな知識もあります。

一方、時代の流れは旧石器時代から昭和・平成まで続く長い範囲で、日本史・世界史では全ての時代をを一通り終えなければなりません。

知識を深く覚えようとするほど時代が前に進まなくなる

自分のレベル以上に知識を深く覚えようとするほど時代が前に進まなくなるため、知識レベルと時代の流れのバランスを意識しながら、まずは1周することを目標にしましょう。

完璧主義は通史学習が終わらない原因になる

知識の深さと量をバランスよく進めるためには、日本史・世界史の通史学習では最初に覚える知識のレベルを思い切って基礎だけに絞ることが何より大切です。

基礎的なところだけに範囲を限定すれば、通史は驚くほど速く一周できますが、完璧主義にこだわると全範囲を終えられないまま大学受験の本番を迎えかねません。

通史学習でつまずく受験生は「知識レベルを絞る」という割り切りができず、自分のレベル以上に知識を完璧にしたいと考えてしまうため、記憶を定着させるためにも完璧主義になりすぎないようにしましょう。

日本史・世界史は二周目で深める通史学習が効率的

日本史・世界史の通史学習は、知識を絞って一周し、二周目以降で知識と理解を深めていく進め方が最も効率的です。

歴史は単なる用語の暗記ではなく、流れの理解が必要な科目。一周目で通史を終えて全体の流れをつかんだ状態にしてから、二周目に進む学習方法がおすすめです。

二周目以降で知識と理解を深め

一周目で全体の流れをつかむと、二周目では個々の出来事や人物が全体の流れの中でどんな意味を持つのか、一周目では気付かなかった部分が見えやすくなります。

全体像という土台を一周目でしっかり作っておくと、知識レベルを一段ずつ引き上げていく作業がスムーズになり、理解度が高まって記憶が定着しやすいです。

大学受験では「学校の進度に頼らない通史学習」が重要

日本史・世界史の通史学習でもう一つ重要なのは、学校の授業の進度だけに頼らない姿勢です。学校の歴史の授業は必ずしも大学受験に間に合うペースで進むとは限りません。

大学受験で世界史が必要な高校生は、高校の授業と自分で進める通史学習を別物として考え、対策しておく必要があります。

学校の授業は復習の機会として活用する

自分で通史学習を先取りしておけば学校の授業は復習の場へと変わり、すでに流れをつかんだ範囲を改めて聞くことで、知識が定着しているかを確認できます。

多くの高校では歴史の通史を二年がかりでようやく一周するため、近代以降が大学受験直前期までずれ込むことも珍しくありませんが、終盤の近代以降の範囲こそ大学受験で頻出の単元です。

通史は自分で先取りして学習

頻出の単元を確実におさえるためにも、通史は自分で先取りして学習していかなければ、入試に間に合わなくなってしまいます。

自ら進める通史学習と学校の授業での復習を組み合わせると、限られた時間を有意義に使えるため、効率的に学習を進められるでしょう。

日本史・世界史の通史学習におすすめの参考書と注意点

通史学習の適切な進め方を踏まえると、速く回せて流れを優先できる一冊こそ入口の教材としてふさわしく、最初に選ぶべき参考書の基準も自然と決まってきます。

日本史と世界史では適した参考書が異なるため、それぞれにおすすめの参考書と注意点を解説しますので、通史学習に悩んでいる受験生は参考にしてください。

日本史は『金谷』から始めるのがおすすめ

流れをつかむ段階から知識を深める段階まで、取り組む順番に沿って日本史でおすすめの参考書を整理しました。

日本史の通史学習で使う参考書(取り組む順番)

  1. 『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』:まず歴史の流れを速くつかみ、通史を一周する。
  2. 『時代と流れで覚える!日本史用語』:流れに沿って基礎用語を覚える。
  3. 『日本史一問一答【完全版】』:二周目以降に細かい知識を少しずつ足す。
  4. 『日本史基礎問題精講』:余裕があれば問題を解き、理解が定着しているかを確かめる。
  5. 『石川晶康 日本史探究 授業の実況中継』・『詳説日本史』(山川出版社):流れが固まったら難関大向けの細かい知識まで深める。

歴史がまったく初めての人や苦手な人は『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』から、既に流れがある程度わかっている人は『時代と流れで覚える!日本史用語』から始めると無理がありません。

自分のレベルに合った参考書を入口として選び、順番に一段ずつ知識を積み上げていくと、一周するごとに自身の知識量が増えていると実感できるでしょう。

世界史は流れをざっと掴む入門書から

世界史の通史学習は日本史ほどきれいに段階を分けにくいため、まずは全体の流れを気軽につかめる超入門書から入るのが効果的です。

『小学生でもわかる世界史』のように、流れを楽しみながら一気に頭へ入れられる一冊が最初の支えになります。

日本史と同じく、流れをつかむ段階から知識を深める段階まで、記憶に定着させやすい順番で整理しましたので、1冊ずつ取り組んでみてください。

世界史の通史学習で使う参考書(取り組む順番)

  1. 『小学生でもわかる世界史』(ぴよぴーよ速報):まず全体の流れを楽しみながら一気につかむ。
  2. 『大学入試 ストーリーでわかる世界史探究』・『茂木誠の世界史探究が面白いほどわかる本』:流れを講義形式でしっかり固める。
  3. 『青木裕司 世界史探究 授業の実況中継』・『詳説世界史』(山川出版社):流れが固まったら細かい知識まで深める。

世界史の土台になるのは中学範囲の歴史なので、流れがつかめないときは中学レベルまで戻って学習し直してから、高校の基礎レベルを進める方法が効果的です。

土台になるのは中学範囲の歴史

大学受験までに安定して成績を伸ばし、世界史の通史学習を無理なく積み上げるためにも、適切な学習の順番通りに全体像をつかんでから知識を足していきましょう。

山川の教科書は土台ができてから

『日本史探究 詳説 日本史』『世界史探究 詳説 世界史』といった講義系参考書は知識量が豊富な名著ですが、一周するのに相応の時間がかかるため、通史学習の初手ではなく土台が固まってから取り組みましょう。

一周するのに相応の時間がかかる

良書で豊富な知識を学べる教材として、山川の講義系参考書は受験勉強に必須ですが、使う順番を誤ると知識量につまづいてしまい、入試までの学習計画が崩れてしまう可能性があるので注意してください。

まとめ

日本史・世界史の通史学習で最も避けたいのは、講義系の分厚い参考書を初手に選び、全範囲を終えられないまま終わってしまうことです。

鍵となるのは知識量を絞った通史学習で、一周目で素早く土台を作り終えたら、木の幹を育てるように二周目以降で知識を深めて、記憶に定着させましょう。

基礎が固まってから『実況中継』や山川出版などの講義系の教材へ進めば、その豊富な知識量を最大限に引き出せます。

現役で大学受験に臨む高校生は、学校の進度に頼りきらず、自分で通史学習を先取りして授業を復習に充てる姿勢も欠かせません。

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