高1、高2生の皆さんは、普段は忙しくて勉強に多くの時間を割けないという人もいるでしょう。
今回は、時間がある夏休みにやっておくことで成果が出る参考書・問題集を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
夏休みの勉強は2学期以降の成績に大きく影響するとともに、大学受験への一歩として非常に大事なターニングポイントとなるので、本記事を参考に夏休みの間に入試に応用できる力をつけていきましょう。
①『システム英単語』:英単語の抜けをとにかく潰す!

高1、高2生が夏休みにやっておくべき参考書・問題集の1冊目は、『システム英単語』です。
7月の進研模試で「英語が解けなかった」とショックを受けている高1、高2生もいると思いますが、その原因はほぼ「英単語の弱さ」にあります!
『システム英単語』は普段から勉強に使っておくべき王道の参考書ですが、まとまった時間ができる夏休みだからこそ、1から英単語を覚えられているか見直してみてください。
1,200番まで覚える

『システム英単語』は1,200番までがとても重要な単語です。そのため、高1生は夏休みに『システム英単語』を最低でも1,200番まで覚えることを目標に、1〜1,200番のどこを出されても正解できるという状態を作りましょう。
なお、高2生は可能であれば1,700番まで進めていくことが理想なので、夏休みの間にしっかり英単語を固めてください。
『システム英単語』で単語を覚え直す際におすすめなのは、1週間に400番ずつ覚えるサイクルです。3週間で1~1,200番までを1周した後、少しペースを上げて夏休みの5週間で2周するというスケジュールで頑張っていきましょう。
1日100個覚える
英単語を覚えるというと「それじゃあ、1日10個ずつ…」とのんきなことを言い出す人もいますが、時間がある夏休みだからこそ毎日1時間ずつは英単語に時間を割き、1日100個を覚えることを目的にしてください。

1学期は学校や部活動があり、英単語の勉強をやらなかったという人も、夏休みであれば毎日の勉強を継続できるはずです。
夏休みまで学校の小テストで覚える程度の単語数を少しずつ覚えるだけでは、範囲も短くペースも遅すぎます。夏休みは英単語から逃げるのをやめて英単語を徹底的に極めていきましょう。
なお、武田塾では1日で英単語100個を覚える方法を詳しく解説しているので、以下の記事を参考にぜひチャレンジしてみてください!
▶【武田塾式】1日で英単語100個を絶対に覚える方法を徹底解説!
②『英単語ターゲット1200』:中学範囲の英単語の抜けも潰す!

高1、高2生が夏休みにやっておくべき参考書・問題集の2冊目は、『英単語ターゲット1200』です。
『英単語ターゲット1200』は中学レベルの英単語と高1レベルの英単語・熟語をカバーできるので、英語がとても苦手という人は、『システム英単語』よりも『英単語ターゲット1200』での学習がおすすめです。
基準は通っている高校の偏差値です。『みんなの高校情報』というサイトで、自分の高校を調べてみて、偏差値が65に満たない場合は『英単語ターゲット1200』を使って、中学範囲から見直しましょう。
絶対に抜けがないように完璧にする

「流石に中学校の範囲は大丈夫でしょ」と感じる高1、高2生も多いと思いますが、少しの抜けもないと自信をもって言えるでしょうか?
例えば、『英単語ターゲット1200』の中の8割程度は知っている英単語だけど、2割は知らないというなら、知らない2割の単語を見て見ぬふりせずに必ず完璧にすべきです。
「ほとんど知っている単語なんだけど…」と思うかもしれません。しかし、実はところどころ知らない英単語があるということが一番危険な状態です。
「少しくらいわからなくても何とかなる」と言って、わからないところに目を瞑りたくなりますが、知らない英単語の2割の小さな穴が、後々大きな落とし穴になることを知っておきましょう。
実際に、高3になってから、英語長文の参考書を勉強している時に『英単語ターゲット1200』の範囲に弱い英単語があったり、意味を取り違えてつまずいたりという人は多いです。
高3生になり受験勉強が本格化してから中学範囲の覚え直しが必要な状態にならないように、時間がある高1、高2生は夏休みのうちに『英単語ターゲット1200』を完璧にしておきましょう。
2週間で覚える

『英単語ターゲット1200』は単語と熟語を合わせて1,700個ありますが、覚えるための目標期間は2週間に設定しましょう。
最初の方は中学の英単語で簡単なので、ある程度は飛ばしていくことができるはずです。
わかっている単語をじっくり勉強していても意味がないので、2週間という短期間で完璧にするくらいの気持ちとスピード感で挑戦してください。
夏休みの2週間で『英単語ターゲット1200』を完璧にすることができたら、基礎がしっかり固まって一気に英文法を復習することができます。
③『高校英文法パターンドリル超基礎編』:英文をパターン化して身につける!

高1、高2生が夏休みにやっておくべき参考書・問題集の3冊目は、『高校英文法パターンドリル超基礎編』です。
勉強するタイミングとしては、武田塾でもおすすめしている『大岩のいちばんはじめの英文法超基礎文法編』が終わった後に行うと良いでしょう。
『大学入試問題集関正生の英文法ポラリス1』、『NextStage』や『Vintage』の英文法4択の問題集に手を付ける前に、ぜひ『高校英文法パターンドリル超基礎編』を勉強してください。
特に『みんなの高校情報』において偏差値65未満の地域で2番手以降の高校に通っている人は、夏休みの間に『高校英文法パターンドリル超基礎編』にしっかり取り組みましょう。
英文を作って実力をつける
『高校英文法パターンドリル超基礎編』は、ひたすら英文を作るという参考書。前半が中学校で習う文法の復習で、後半が高1、高2生の英文法学習となっています。
英文法は頭でなんとなく理解をしているだけでは自分で使いこなせるようになりません。
『大岩のいちばんはじめの英文法超基礎文法編』で文法を勉強しても、本当の意味で文法について理解している人は少ないので、『高校英文法パターンドリル超基礎編』を使って英文を作ることで理解を定着させましょう。

本書は、解説は薄いものの「英文を作る流れ」に意味があることを教えてくれる参考書となっているので、文法を本当の意味で理解するために、ぜひ取り組むことをおすすめします。
夏休みに一気に終わらせる
『高校英文法パターンドリル超基礎編』は単純作業であり、1~2学期の忙しい中では勉強しづらい参考書と言えるため、時間がある高1、高2生の夏休みの勉強に最適です。
できるだけ短期間で終わらせることでモチベーションを上げることができるため、前半(中学校の復習)は1日7テーマを目標にして学習を進めてください。
時間が少しかかる後半(高1・高2レベルの文法)はペースを落としながらでも構わないので、1冊を3週間で全てを終わらせましょう。
英作文が出題されない大学であっても、英文を作るという作業を通じて文法を理解することができるので、時間がかかって大変かもしれませんが、後々楽になることを信じて頑張ってください。
④『大学入試問題集関正生の英文法ファイナル演習ポラリス1』:ランダムな問題で理解をテストする!

高1、高2生が夏休みにやっておくべき参考書・問題集の4冊目は、『大学入試問題集関正生の英文法ファイナル演習ポラリス1』(通称『黒ポラリス』)です。
『白ポラリス』と呼ばれている『大学入試問題集関正生の英文法ポラリス1』も、もちろんおすすめではありますが、忙しい高1、高2生は『黒ポラリス』をやらない人が多いので、ぜひ取り組んでほしい問題集です。
『黒ポラリス』で学習することで、何のために勉強をしているのか、結果を出すための受験勉強になっているかということに気づかせてくれることでしょう。
入試に応用させる力をつける
『黒ポラリス』は英文法の体系的な問題集である『白ポラリス』の文法問題と似た問題がランダムに並べ替えられており、範囲が混ざっているので本当の力が試せる問題集です。
「この問題は文法の何の項目・分野を聞いているのか」ということを自分で判断しないといけないため、『白ポラリス』より難易度が跳ね上がり、今までの勉強の甘さに気付かされるはずです。
しかし、高1、高2生に必要なのは自分の甘さに気付くこと。参考書の問題が解けるようになるだけでは意味がなく、どう入試に応用させるかを日頃から考える力をつけなければいけません。

模試を受けて初めて自分の力不足に気が付くのではなく、早めに『黒ポラリス』を通じて自分の甘さに気付くことで日頃の勉強への姿勢を変えていきましょう。
文法を極める
『黒ポラリス』の中では、特に最初のChapter1の英文法100問4択の問題に力を入れて勉強することをおすすめします。
1~2学期に勉強すると1~2週間程度かかるかもしれませんが、時間がある夏休みであれば、問題を解いて採点・復習などを入れても1日あれば十分です。
『黒ポラリス』でアウトプットをしている中で、自分に足りない部分を確認して、『白ポラリス』で弱い部分を復習をしている時に実力が伸びていきます。
また、『黒ポラリス』の問題をやりきって何もやることがなくなった場合は、旧センター試験の過去問、第2問の英文法問題に取り組むことがおすすめです。
過去問を3年分振り返るだけでも30問分の英文法の復習ができます。
⑤『大学入試数学落とせない必須101題』:初見の問題に太刀打ちできる?

高1、高2生が夏休みにやっておくべき参考書・問題集の5冊目は、『大学入試数学落とせない必須101題』です。
数学Ⅰ・A/II・B/Cの日大レベルの問題、MARCHなどの小問集合でよく出る落とせない問題が101題にまとまっている問題集で、数学Ⅰ・Aが40題程度、数学II・B/Cが60題程度の構成となっています。
「わかる」が「できる」になったかを試す
高1生であれば、数学Ⅰ・Aを『数学ⅠA入門問題精講』、『数学ⅠA基礎問題精講』で勉強した状態でⅠ・Aの範囲だけ解くという方法で構いません。
より細かい使い方をするのであれば、二次関数の範囲が終わったら『大学入試数学落とせない必須101題』の二次関数の部分だけを解くといったように、分野ごとに解くことで、自分の初見力を試してください。
『数学ⅠA入門問題精講』、『数学ⅠA基礎問題精講』などを使って繰り返し解いていても、どうしても初見問題に対応できないという人が多いですが、「似たような問題が出てきた時はどう考えよう」という癖が日頃から付いていないのが原因です。
『大学入試数学落とせない必須101題』に取り組むことで、入試本番でこういう問題が出てきたらどうやってこの解き方を思い付こう、といったことを日頃から考えて準備をするという力をつけることができるでしょう。
まとめ
高1、高2生の皆さんに向けて、時間がある夏休みに絶対にやっておくべき参考書、問題集を5冊厳選して紹介してきました。
普段学校がある時期には、時間がかかってなかなか取り組むことができない参考書や問題集ですが、まとまった時間がある夏休みだからこそ、集中して取り組むことで確実に力をつけることができます。
高1、高2生の夏休みに勉強時間を取ってしっかり参考書や問題集に取り組むことで、11月の進研模試に向けて良い準備ができるとともに、受験人生を変える最初の大きな一歩となるでしょう。
なお、「夏休みが始まったけど何から勉強すればいいだろう?」と悩んでいる人は、武田塾の無料受験相談で自分の学習を見直してみるのもおすすめです!
模試の結果や定期テストの結果、普段使用している参考書などをお持ちいただければ、より具体的なアドバイスができるので、ぜひお気軽にお申込みください。








