共通テストで漢文6割突破するための勉強法
今回は漢文の壁です。
漢文の基本は「音読ができるようになること」です。
最初の段階では漢字と句法を学習しますが、これは使う知識が問題文である程度限定されるので直接影響する機会は少ないです。
まずは返り点と再読文字をしっかり覚えること。
その上で音で漢文を捉えるということができるようにならなければいけません。
なぜ音で捉える必要があるのかというと漢文に使われる漢字は今私たちがよく使う意味とちがうことがあるからです。
漢字のままで捉える癖がついていると、どうしても漢字の意味で読もうとしてしまいます。
音で考えたらその意味だと思っても、漢字で見たために「この漢字はこういう意味はないと思う」という理由で読み間違えてしまうことがあります。
まずは音で漢文を捉えられるようになることをしっかり身につけましょう。
共通テストで漢文8割突破するための勉強法
漢文の8割のポイントは文法問題です。
書き下し文の判断をする問題があると思いますが、実はあれは文法知識はあまり必要ありません。
下の書き下し文を訳してみて問題ないものが正解です。
間違いのものを訳すと明らかに話がおかしくなることが多いです。
最低限必要な文法は受け身・使役・反語くらいです。
あとは訳せば大抵切れます。
また、漢詩のルールは覚えておくようにしましょう。
漢詩の問題が出題された場合、ほぼ間違いなく韻がからみます。
なぜかといえば漢詩は前提知識がないと分からない例えが多く、読解をさせるには難易度が高すぎるため、それしか出せないからです。
そのため韻のルールさえ覚えていればあとは前後の文章の判断で解けます。
何年かに1度は出題されているのでしっかりやっておきましょう。
読解については、自分の読んだ内容をあまり信用しないこと、選択肢を訳として利用し、選択肢の内容が書いてある部分を本文から探し、そこがどう書いてあるか見るという手で読めない部分があっても解けるように仕上げていきましょう。