共通テストの漢文で高得点を取る勉強法やコツ

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共通テストの国語科目では、現代文・古文・漢文の3つの分野が出題されます。

その中でも漢文は比較的難易度が低く、対策次第で高得点を狙いやすい分野です。

短期間の学習でも得点につながりやすいため、効率的な勉強法を知ることが重要になります。

この記事では、共通テストの漢文の特徴や効果的な勉強方法について詳しく解説していきます。

共通テストの漢文の概要

共通テストの国語科目は現代文、古文、漢文の3つの分野から出題されます。

国語科目の配点は200点でその内漢文は50点配点で、設問は7問です。

共通テストの漢文は国語科目の中で最も簡単と言われており、少しの学習で満点を狙うことができます。

共通テストの漢文の特徴

共通テストの漢文の問題は漢文の語句や知識を覚えるだけで正解できる問題が多くあるのが特徴です。

漢文で出題される内容は、主に「漢字の意味」「書き下し文の解釈」「読解問題」「読み」の4つから出題されます。

「漢文の意味」は覚える単語数が少なく、意味や読みの対策が比較的簡単なため、テスト本番では絶対に落としたくない問題です。

「書き下しの文解釈」は書き下し文とその文の和訳を問う問題、「読解問題」は文章の内容を理解できているを確認する問題です。

共通テストの漢文対策の勉強の流れ

共通テストの漢文は国語科目の中で1番得点を取りやすい分野で得点源となります。

コツを掴んで学習を行うことで、多くの時間を割くことなく対策できるのも特徴です。

勉強の流れ①:書き下しを学習する

漢文を学習する中で、書き下しの基本を理解するのは非常に重要です。

書き下しというのは漢文を日本語の順番で理解できるように、仮名を交えた日本語の文に直すことです。

現代で使っている日本語と漢文では語順が大きく異なり漢文で高得点を狙いたい方は、書き下し文に直せるようになりましょう。

勉強の流れ②:漢文で使用される単語の読み・意味を覚える

どの教科でも単語や語句を覚える作業がありますが、漢文も同様に単語の読みや意味を覚える必要があります。

漢文の読みは現代で使っている日本語の読みとは異なる場合が多く、特殊な読み方をするので注意が必要です。

また、意味に関しても現代の日本語のイメージと異なることが多いので、現代の日本語の意味と漢文での意味をしっかり区別して学習するようにしましょう。

漢文の単語の意味や読みを覚えることは必須ですが、英語や古文の単語量と比べると非常に少なく短期間で暗記することができます。

勉強の流れ③:句法を暗記する

句法とは漢文の文法のことで、英語と同じように漢文にも文法があります。

句法は文章を読む際に重要で、句法を正しく理解していないと文章の内容を理解することができない場合があります。

共通テストでは読解問題が得点の多くを占めているので、句法を覚えることは高得点を取る為には必要不可欠となっています。

つまり、句法を覚えてしまえば文章を正しく読むことができ、それに単語がしっかりと身に着いていればコンスタントに高得点を取れることが期待できます。

勉強の流れ④:問題演習をする

書き下しの基礎、漢文で使用される語句の読み・意味、句法をある程度理解できてきたら、問題演習を行いましょう。

漢文の文章はテーマが違えど構成は似ていることが多く、何回も解いているうちに慣れてその後の展開を予測できるようになります。

また、問題演習で出てきた句法や単語はその都度復習していくことで問題に慣れることができたり、漢文の知識も学習することができます。

勉強の流れ⑤:過去問を解いて、復習する

参考書などで問題演習を行ったら、実際に共通テストの漢文の過去問を解いてみるようにしましょう。

制限時間を設けて制限時間以内に解くことができるか、自分が今どのくらいの実力なのか、共通テストの漢文の問題形式に慣れることを意識して学習するのがおすすめです。

ここで注意して欲しいことは解きっぱなしにしないことで、間違えた問題は必ず復習し自分の苦手分野を分析し、徹底的に対策を行いましょう。

共通テストの漢文で高得点を取るポイント

共通テストの漢文では書き下し、単語、句法を抑えることができれば高得点を取れることが期待されます。

ここでは本番で使える高得点を取るコツについて紹介していきます。

リード文・注釈を先に確認する

漢文の文章を理解するのにリード文・注釈を確認することは重要です。

漢文の文章を読んでいる最中にリード文・注釈を確認するのではなく、文章を読み始める前に確認することをおすすめします。

先にリード文・注釈を確認することでこれから読む文章がどのような物語なのか、ある程度予測して読み進めることができるためです。

本文より先に問題文を読む

リード文・注釈を確認したら、次に問題文に一度目を通すようにしましょう。

先に問題文に目を通すことで本文の内容を理解できることや、これから出題される箇所を重点的に読むことができ効率良く解くことができます。

文章を読む前に文章をより理解しやすくするために、リード文・注釈・問題文を先に確認しましょう。

本文で分からない箇所があっても一通り読む

共通テスト本番では分からない箇所が無いというのが理想ですが、分からない文章や単語が出題される可能性もあります。

もし分からない箇所があっても、そこで止まらずに一通り文章に目を通すことが大切です。

その時点では分からなくも漢文では最後まで読むと辻褄が合う問題が多いので、まずは一通り読み2週目でしっかりと考えながら読解するようにしましょう。

漢文対策におすすめの参考書

漢文は参考書で実践的な対策を学び、効率的に学習することをおすすめします。

共通テストの漢文対策でおすすめの参考書について詳しく紹介していきます。

おすすめの参考書:漢文早覚え速答法パワーアップ版

漢文早覚え速答法パワーアップ版

共通テストの漢文対策でおすすめの参考書の1つ目は、「漢文早覚え速答法 パワーアップ版」です。

こちらの参考書の特徴は文章量が少なく、短期間で対策が可能で共通テストでは8割レベルの知識を身に着けることができることです。

漢文初学者の方でも「漢文早覚え速答法 パワーアップ版」では講義形式で文章が書かれており、講義を聞いているような感覚で学習を進めることができます。

おすすめの参考書:マーク式基礎問題集 漢文

マーク式基礎問題集 漢文

次に共通テストの漢文対策でおすすめする参考書は「マーク式基礎問題集 漢文」です。

こちらの参考書で扱われている問題の難易度は比較的低めとなっているので、漢文の基礎を学習したい方にはぴったりの参考書です。

漢文の典型が抑えられた問題が20問記載されていて、共通テストや過去問演習に取り組むのに最適な参考書です。

共通テストの漢文で高得点を取る勉強方法やコツ|まとめ

共通テストの漢文は、国語科目の中でも比較的得点しやすい分野です。

高得点を取るためには書き下し・単語・句法をしっかりと学習し、問題演習を積むことが重要になります。

また、リード文や注釈の確認、問題文の先読みなど、解答のコツを意識することでスムーズに解けるようになります。

効率的な学習と適切な参考書を活用し、共通テスト本番では高得点を目指しましょう。

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