大学受験に向けて国語の勉強を始めたものの、なかなか現代文の得点が伸びないという人は多いのではないでしょうか?
日東駒専や共通テストレベルまでは現代文の勉強がスムーズに進むのに対し、MARCH以上になると壁にぶつかって思うように得点が上がらずに伸び悩むということがしばしばあります。
今回紹介する勉強法は、記述式でもマーク式でも通用する現代文の伸び悩みを解決するための勉強法なので、おすすめの参考書とともにぜひ試してみてください。
大学受験の現代文の成績が伸びない原因を解明し、国語を得点源にして志望校合格を勝ち取りましょう。
①記述の参考書を使う
「国語の中でも現代文が伸びない」を解決する勉強法の1つ目は、「記述の参考書を使う」ことです。

大学受験の志望校で記述の形式の問題が出ない人は、「記述は必要ないし大変だからマーク式だけ解きたい」と思うかもしれません。
しかし、国語の基礎は記述にあり、基礎が固まっていなければ、どれだけマーク式の問題集に取り組んでも成績は伸びないままです。
記述力をつけることで結果的に「マーク式」の得点力も高めるので、大学受験に記述が必要なくても記述の参考書に取り組むことをおすすめします。
マーク式の問題集では伸びない
独学の欠点でもありますが、国語の成績は復習の仕方によって決まります。
現代文のマーク式問題集だと、「一度解いたので答えを覚えてしまった。2回目の復習をする意味はないのでは?」と言って復習を雑にやる人が多いです。
しかし、復習を雑にしたままの状態では、大学受験本番までに国語現代文の伸び悩みを解消することは難しく、成績が伸びないという結果に陥ります。

マーク式の問題集を2〜3周しっかり復習することで基礎が身につく場合もありますが、すでに答えを覚えてしまっていたり、何度も同じ文章を読むことに抵抗を感じる人は思い切って記述式の参考書に切り替えましょう。
記述式の参考書は自分で考えながら答えを導き出すという作業ができるため、解答にいたるまでのプロセスを丁寧に復習することができるのです。
おすすめ参考書
絶対に取り組んでほしい参考書は『船口の最強の現代文記述トレーニング』と、『上級現代文ZERO』の2冊です。

『船口の最強の現代文記述トレーニング』には、最後に要約練習があり、文章全体の言いたいことをまとめるという勉強ができます。
復習まで含めても、2冊合わせて多く見積もって1カ月程度で終わらせることができ、この2冊を終わらせると現代文の実力がつくので、MARCH対策・早稲田対策、慶應の小論文対策にもおすすめです。
また、『現代文読解力の開発講座』は要約問題まであり、負荷がかかる参考書ですが、考えることが多ければ多いほど良い復習ができるため、ぜひ取り組んでみてください。
『新・現代文レベル別問題集4』『GMARCH&関関同立の現代文』『入試現代文へのアクセス発展編』など解説が充実しているマーク式の参考書もおすすめですが、復習を雑にしてしまうという人は、記述式の参考書を試してみると良いでしょう。
その他、語彙力やキーワードの勉強が足りない人は以下のような参考書もおすすめなので、ぜひ活用してください!
②現代文の思考プロセスを身につける
「国語の中でも現代文が伸びない」という悩みを解決する勉強法の2つ目は、「現代文の思考プロセスを身につける」です。
マーク式と記述式の「思考プロセス」は基本的には同じです。ここでは現代文の思考プロセスの身につけ方を4段階に分けて解説していきます。

大学受験の国語現代文において伸び悩みがある人は、解き方を見直すために、ここで紹介する思考プロセスを参考にしてみてください。
思考プロセスのステップ1~3
現代文が伸びない人は、まず「現代文の思考プロセスを身につける」ためのステップを知っておきましょう。
まず、ステップ1「本文の内容を理解する」→ステップ2「設問の意図をつかむ」→ステップ3「本文から根拠を探す」という3つの段階は、記述式でもマーク式でも共通と言えます。
ステップ3「本文から根拠を探す」という作業は、マーク式だったとしても選択肢は見ずに作業します。
傍線部の周辺や文章全体の論理関係に注目しながら、問題となる傍線部がどういうことであるかの「根拠と周辺情報を見る」のです。
ステップ4「想定解を作る」
続いて、ステップ4は「根拠を組み合わせて『想定解』を作る」です。
「想定解」というのは記述式では実際に解答を作ることにあたりますが、マーク式でも同じように選択肢を見る前に「正解の選択肢があるとしたらこういう内容になる」といったように解答を想定して作ることです。

マーク式の場合は自分が作った想定解と選択肢を照らし合わせて選ぶ作業を行い、記述式では想定解を字数制限に合わせて書き出すという作業を行います。
このように、マーク式でも記述式でも独自の読み方・解き方があるわけではなく、最後の部分が異なるだけだということを理解しておけば、「マーク式なのに記述の勉強する意味ありますか?」という疑問は出てこないはずです。
記述式以外の場合は、もちろん本番では「たぶん根拠Aと根拠Bが組み合わさるんだろうな」ぐらいで良いですが、現代文が伸びない人は練習では想定解をしっかり作りましょう。
積極法を軸にする
現代文が苦手な人やなかなか成績が伸びないという人は、問題文を読んだタイミングで選択肢を見てしまい、自分で考えるプロセスをすっ飛ばしてしまいがちです。
自分の想定解を作るという作業をせずに、いきなり選択肢を見てしまうと、結局消去法になってしまい、時間もかかるし正答率がブレるので、大学受験の国語現代文の伸び悩みが続いてしまいます。
現代文を解く際の基本は「積極法」。自分から「正解の選択肢にはこういう内容が含まれているはず、盛り込まれているはず」と考えて選んでいくことがポイントです。
積極法ができないと、どれだけ現代文の問題を解いても、なんとなく間違えてなんとなく正解して、解説を読んで「なるほどなぁ」で終わってしまい、なかなか成績が伸びないという結果になってしまいます。

負荷をかけて記述の練習をして、強制的に解を脳内に作るという勉強法をすることで、「満点答案を作るまで復習すること」が現代文の伸び悩み解消には非常に重要なのです。
③『上級現代文ZERO』徹底復習
「国語の中でも現代文が伸びない」を解決する勉強法の3つ目は、『上級現代文ZERO』を徹底的に復習することです。
『上級現代文ZERO』は、設問別になっていて、例題の部分はレベルごとにまず「抜き出す」という問題から始まり、徐々に徐々にレベルアップしていくスモールステップな参考書です。

記述の参考書の中ではかなりレベルが易しく、取り組みやすいため、徹底的に繰り返すという勉強法を実践することで現代文の伸び悩みを解消できるでしょう。
大学受験の国語の中でも、現代文の成績に伸び悩みがある人は、まずは『上級現代文ZERO』を完璧にしましょう。
土台となる読解力を固める
記述の参考書と言うと、『現代文読解の基礎講義』を選ぶ人も多いですが、MARCHの過去問で合格点を取れない人にはまだ早いと言えるでしょう。
まずは『上級現代文ZERO』に取り組んで、ゆっくり時間をかけて点数を取ることを目標に、土台となる確固たる読解力をつけましょう。

現代文に伸び悩んでいる人は雑であることが多いので、復習が雑な人、プロセスが雑な人こそ『上級現代文ZERO』を徹底的にやりましょう。
まとめ

大学受験の国語現代文の得点が伸びない人に向けて、おすすめの勉強法と参考書を紹介してきました。
マーク式であっても記述式であっても、現代文の思考プロセスは基本的には同じなので、まずは記述で読解プロセスを鍛えることと、想定解を作る積極法を軸にすることを目指しましょう。
そして記述式の参考書である『上級現代文ZERO』を徹底復習することで、強制的に記述の解答を頭の中に作る訓練をしていきましょう。
現代文の伸び悩みに困っている人は、今回紹介した参考書を使った勉強法を試して継続することで伸び悩みを解消でき、さらに国語を得点源にまで引き上げることができるでしょう。








