大学受験の地理科目を選択している方で、地理の勉強方法がイマイチ分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
地理は日本史や世界史とは異なり、少し工夫して対策する必要があります。
本記事では地理の勉強方法や地理ノートの作り方について詳しく解説していきます。
また、おすすめの地理科目の参考書についてもご紹介しているので、参考書を探している方はぜひ最後までチェックしてみてください。
大学受験で地理選択のメリット・デメリットは?
まずは、大学受験において選択科目で地理を選ぶことのメリットやデメリットについて確認していきます。
地理は日本史や世界史と比べて暗記の量は少ないと言われていますが、簡単という訳ではありません。
地理は自分の持っている知識を利用して、地図やグラフから読み取る応用能力を問われる問題が多くなっています。
また、最近の大学入試の傾向として思考力を問う問題が増加しているため、知識はもちろんのこと、与えられた情報を分析する能力も必要となってきます。
大学受験地理の勉強のポイント
大学受験における地理の勉強方法は少し特殊となっており、工夫して学習することが求められます。
以下では、地理のおすすめの勉強方法についてご紹介していきます。
用語の背景をよく理解すること
地理は日本史や世界史とは異なり、覚える語句は少ないですが用語の背景をよく理解することが重要です。
地理で出てくる用語は、その事象が起こった原因や成り立ちを把握することで、より深く理解できます。
単語だけを暗記した場合、単純な知識問題には対応できたとしても、応用問題には対応しにくくなります。
地図や民族、宗教の分布などの知識を活用しながら、入試問題に取り組むようにしましょう。
地図帳を利用して勉強する
地理の入試では地図を用いた問題が多く出題されるため、日頃の学習から地図帳を活用することが大切になります。
地形や気候に関する問題が頻繁に出題されるため、地図帳を使って地域の位置や地形を確認しながら学習することが効果的です。
勉強する際には常に地図帳を手元に置き、分からない場所が出てきたらすぐに確認して、復習する習慣をつけましょう。
思考力を鍛えることを意識する
最近の共通テストでは記憶力を問う問題ではなく、思考力を試す出題傾向があるため、地理の受験対策をする時は思考力を鍛えることを意識して学習するようにしましょう。
学習する際には、なぜこのような現象が起こるのか、どのような要因が影響しているのかを考えながら取り組むことで、思考力を養うことができます。
また、さまざまな問題に触れ、繰り返し解くことで、より柔軟な発想力を身につけることができるでしょう。
アウトプットで模試を利用する
地理の学習では、アウトプットの手段として模試を活用することが重要です。
受験勉強においては、インプットとアウトプットのバランスが大切であり、特に地理では学んだ知識を実際の問題で活用する力が求められます。
模試を利用することで、知識をうまく使う練習ができ、分析力を養うことにもつながるでしょう。
また、地理は知識だけでなく分析力があれば解ける問題も多いため、模試を通じて問題に慣れることが高得点を取るための鍵となります。
地理のノートの取り方
地理は日本史や世界史とは異なり、ノートの取り方にコツやポイントがあります。
そこで続いては、地理におけるノートの取り方のコツやポイントについて詳しく紹介していきます。
地理のノート取るコツ・ポイント
- 重要なところだけをまとめる
- 間違いや苦手分野をまとめる
- 地図をノートに貼り、余白にメモを書き込む
重要なところをだけをまとめる
受験勉強では参考書や教科書を活用するのが基本ですが、それらにはすでに重要な情報が整理されています。
そのため、ノートにまとめる際には、自分が特に重要だと感じた点のみを書き込むことで、効率的に学習を進めることができます。
また、自分で情報を整理しながらまとめることで、理解が深まり、知識が定着しやすくなるというメリットもあります。
地理のノート作成では、こうした工夫を取り入れ、重要なポイントだけをまとめることが大切です。
間違いや苦手分野をまとめる
地理では幅広い分野から問題が出題されるため、得意な分野と苦手な分野がはっきり分かれることが多くあります。
特に、自分が苦手とする分野や間違えやすい問題をノートにまとめておくことで、効率よく復習することが可能になります。
また、間違えた箇所を簡単に可視化できるようにしておけば、逐一参考書や地図帳を開かなくても一目で確認できるため、学習の効率が上がるでしょう。
このように、自分の弱点を整理しながら学習することが、地理の成績向上につながります。
地図をノートに貼り、余白メモを書き込む
地理の学習では、文字だけの情報ではイメージしにくいことが多いため、視覚的に理解を深める工夫が必要です。
白地図をノートに貼り付け、その余白に地形の特徴や学んだ内容をメモすることで、より見やすく整理しやすいノートを作ることができます。
地図を活用することで地形の暗記がしやすくなり、視覚的な学習効果も高まります。
そのため、白地図を使って学習内容を整理することは、地理の成績向上に効果的な方法の1つです。
地理の参考書の選び方
地理対策において参考書を利用するのは必須となっていますが、どのようなポイントを意識して学習するのが良いのでしょうか?
以下では、参考書選びのポイントについて詳しく解説していきます。
地図や表の見やすいものを選ぶ
参考書を選ぶ際は、できるだけ地図や表が分かりやすく記載されているものを選ぶことが重要です。
文字だけで知識が羅列されたものは、視覚的に分かりにくく、理解するのに時間がかかってしまうことがあります。
地図や表が適切に用いられた、視覚的に理解しやすい参考書を選ぶことで、効率的に学習を進めることができます。
また、より新しい年度のものを選ぶことで、最近の大学入試の傾向に対応した実践的な対策が可能となるでしょう。
自分の志望する大学のレベルや出題傾向に合わせる
地理の試験は大学によって難易度が大きく異なるため、自分の目標に合った参考書を選ぶようにしましょう。
適切なレベルの参考書を選ぶことで、無理なく基礎を固め、必要な応用力を身につけることができます。
また、レベルだけでなく出題傾向にもあった参考書を選ぶことで、試験本番での得点力を高めることが可能になります。
自分の志望する大学のレベルと出題傾向を過去問などからチェックしたうえで、自分の志望する大学のレベルに合った参考書を選びましょう。
地理対策におすすめの参考書
地理対策におすすめの参考書をご紹介していくので、参考書を探している方はぜひ参考にしてみてください。
おすすめの参考書:納得できる地理論述
地理のおすすめの参考書は「納得できる地理論述」です。
本書は地理で論述のある大学を受験する生徒向けの参考書で、地理の論述問題の答えの作り方を詳しく学習することができます。
論述問題がある大学以外を受験する生徒も、こちらの参考書で論理的思考を養うことができるので、最近の問題傾向の対策をしたい方にもおすすめです。
おすすめの参考書:地理総合、地理探究の点数が面白いほどとれる本
次におすすめするのが「地理総合、地理探究の点数が面白いほどとれる本」です。
大学共通入学テストの対策本として、多くの受験生から支持を集めており、知識を学べるだけではなく地図やデータを利用した思考力も養うことができる一冊となっています。
この1冊があれば地理の範囲の大部分を対策することができるので、地理の参考書で迷ったらこちらを購入するのがおすすめです。
地理の大学受験で高得点を取るための勉強方法|まとめ
本記事では地理で高得点を取るための勉強方法について詳しく解説してきました。
地理は日本史や世界史とは異なり、知識を暗記するのはもちろんのこと、覚えたことを利用して応用する力が問われます。
地理を勉強する際は思考力を鍛えることを意識して、知識のインプットを行うようにしましょう。
当サイトでは地理以外の参考書や勉強方法についても詳しくまとめられているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。