予備校の授業を受ける際、絶対にレベルのあっている授業を受けてください。 当たり前のことですが、全然みんな守ってくれません。だからまた例をあげて話します。
参考書の場合
みなさんは参考書を選ぶとき、自分のレベルにあった参考書をどういう基準で選びますか? おそらく、掲載されている問題を見て、自分が少し頑張れば解けそうだなと思ったり、理解できそうな参考書を選ぶと思います。 歯が立たないような難しい問題ばかり載っている参考書を選ぶ人はいませんよね。 あくまでも解けそうで、わかりそうな参考書を選ぶはずです。では、予備校の授業を選ぶときのことを思い出してみましょう。
予備校の場合
おそらくみなさんは「自分は早稲田志望だから早大英語をとろう!」と考えたりしないでしょうか。もしくは、カリキュラムが勝手に組まれていて、早慶クラスだから早慶英語を、東大クラスだから東大数学をうける・・・ということをしていないでしょうか? 参考書を選ぶとき、「意味のわかる」「ある程度解ける」参考書を選ぶのに、 授業を選ぶときは「講座名」「コース名」で決めてしまっている。これが予備校のそもそもの過ちなのです。 解いても意味のわからない参考書をやっても身につかない、意味がないことを皆さんは想像できると思います。 しかし、みなさんは「意味がわからない」「予習段階でほとんど解けない」テキストを使う予備校の授業はうけるんです。 その過ちに皆さん気付いてほしいと思います。 まだわかっていただけないような気がするので、またくどいようですが、例を挙げます。
参考書の場合
センターが120点程度の生徒が英語の参考書コーナーにいくとします。 選ぶ長文の参考書のタイトルが「早慶英語」だったらおかしいですよね。 センターが6割程度の生徒が、早慶レベルの長文の参考書を買うことはまずないと思いますし、買ったとしたらその生徒はちょっと参考書の選び方が間違っていると思います。 この生徒に合っている参考書はセンターレベルの参考書、がんばってもマーチレベルの参考書だとみなさんもそう思ってくれるはずです。しかし予備校の授業ではどうでしょう。予備校の例を挙げてみます。
予備校の場合
センターが6割程度なのに、早慶英語の授業を受けている生徒がたくさんいます。センターの数学が5割程度なのに「難関国公立数学」を受講している生徒がいるのです。レベルのあっていない参考書をしても意味がないのと同様に、レベルのあっていない授業を受けることは意味がありません。
一刻も早く、レベルのあっていない授業は切るべきです。
レベルのあっていない授業を受けるということは、レベルのあっていない参考書を解いていることと同じです。 レベルのあっていない参考書をしてもいみがないとわかっているみなさんが、 なぜ予備校の授業だけレベルにあっていないものを受けるのでしょうか。 予備校とは不思議なところです。 うかる人は既に成績が良く、タダで通っている。レベルにあってない授業を背伸びして受講している生徒がたくさんのお金を払って、結果として志望校に不合格する可能性が高い。
予備校に通うべき生徒というのは極一部の生徒です。
レベルのあっている授業のみを受けてください。あってない授業は切って、はやく志望校のレベルまで追いついてください。 あっている授業だけを受けたら、志望校のレベルまで到達しないという生徒は予備校に通うべき生徒ではありません。 早慶英語が一学期から理解できる生徒しか、早慶には到達できない仕組みが予備校なのです。 1年間で1レベル終わらせるのが予備校なのです。 予備校の授業で間に合わないと思った生徒はすぐにやめましょう。もしくは死ぬほど勉強して、追いついてください。