古文の参考書・勉強法

※各教科の勉強法が記載されておりますが、更に詳しく知りたい方、個別に相談したい方は武田塾の無料受験相談にお気軽にお問い合わせ下さい。

目次
  1. 古文の参考書と勉強法対策について
  2. その一 読解
  3. 読解の古文・勉強法
  4. 勉強がうまくいかない場合の古文勉強法チェック
  5. その二 単語
  6. 単語の勉強法
  7. 勉強がうまくいかない場合の古文・勉強法チェック
  8. その三 文法
  9. 文法の勉強法
  10. 勉強がうまくいかない場合の古文・勉強法チェック
  11. その四 古文常識・和歌
  12. 古文常識・和歌の勉強法
  13. 勉強がうまくいかない場合の古文・勉強法チェック
  14. 1.敬語は完璧に使いこなそう
  15. 2.読解=全訳ではない!
  16. 3. 選択肢や注釈は重大なヒント!

古文の参考書と勉強法対策について

苦手な人が多い古文も、勉強法のコツをつかめば劇的に成績をあげることも可能です。
まず、本文中の省略省略が非常に多いため、本文を読んでも内容がよく分からない難しさがあります。
古文の勉強法として初歩の段階では、内容をとらえられるかどうかよりも、動詞や会話文の「人物」を補うことを最優先に解いておきましょう。
敬語を制する者は古文を制すると意識して、古文の参考書や問題集に取り組んでください。
また、古文は訳せなければ読めないと思っている人が非常に多いのも問題です。
国立の論述問題などであれば訳せる必要もありますが、基本的には全訳はさほど必要ではなく、おおよその訳を抑えて、最低限の読解で読めることが重要。
古文に関しては「問題を解くために読む」という意識をしっかり持ち、全訳にこだわりすぎて内容がずれることを避けるように。

センターや私大の古文では、注釈や選択肢から読み取れる情報も多く、、うまく使えれば内容が半分程度しか自力で訳せなくても、問題が解けるまでの読解ができるようになります。

このような点を意識して、古文の勉強法や参考書を進めてください。

その一 読解

使用する古文・参考書と大まかな使い方

①高校入試 こわくない古文・漢文

中学生向けの高校入試のための参考書。古文を情景として思い描きマンガ化・イメージ化することで理解するという方法に慣れるための参考書。2部構成によってギャップを埋める。
第1部がマンガになっていて、第2部が古文になっている。いざマンガになると人物が省略されていることが解り、古文を読むということの価値観を変えることができる一冊。

②古文解釈 はじめの一歩

次に単語と文法に取り掛かるための一冊。解釈用の参考書で、古文を正確に訳す為に何を気にすればいいのか、どうやって考えればいいのか等、必要なことが書いてある。
出題傾向を学ぶことで設問に答えるための指針を示している参考書。考え方の基礎になる。

③古文上達 基礎編

難易度はたいしたことはないけど問題量が多い参考書。文法の問題が長文でいかにでてくるのかを丁寧に扱っている。助動詞等についても解説が詳しくある最初にやっておきたい参考書。古文のマンガ化・イメージ化ができている人にとっては古文勉強の入門書になる。

④マーク式基礎問題集 古文

共通テストの過去問題よりも内容が若干やさしい。設問の形式が決まっていて共通テストの出題傾向を学ぶ一冊。これで練習すると誰もが一旦は心が折れる。古文が読めない、訳せないとなった時に、そこからどう足掻いて回答を自力で導き出すことができるようになるか、文書+選択肢+注釈+あらすじの総力戦で情報を使いこなす真価が問われる。

⑤共通テスト過去問 本試

文字通り、共通テストの過去問題。時間内では読み解くことができないほどの圧倒的ボリュームと難解度で、源氏物語などの登場人物の多い、正確な理解力を必要とする長文が特徴。
古文が読めなかったらさてどうするかを考える力を身に着ける。設問の形式は決まっているので、設問や注釈からヒントを得る訓練をするための過去問題集。

⑥首都圏「難関」私大 古文演習

MARCHレベル(早稲田未満)のための練習問題集。古文の文章の内容の難解度は共通テストに比べて下がるのだが、その代わり設問が難しくなる。古文本文を自力で理解する力が要求されている。

⑦入試精選問題集 古文

私立と国立の間のレベルに設定してある一冊。国公立大学志望の人が確実にクリアしなければいけない記述形式の問題集。(逆に国立を受けない人はやらなくても問題はない)

⑧ライジング古文

完全に国公立大学受験向けの問題集。そんなに分厚い教材ではないけれど、薄い中に重要なポイントだけが詰まっている。曖昧な知識や誤解を正し、きちんとした着眼点(ポイント)を身につけるための一冊。

⑨得点奪取古文

完全に国公立大学受験向けの問題集。記述、論述、その採点基準を明確に解き明かしている一冊。過去問題での練習に入る前に、この本で練習することでどういう基準で減点されるのかを学び、実際に書いていくことができる一冊。

⑩早稲田の国語

早稲田の全学部の過去問を抜粋して扱っている参考書で、過去問よりも解説が詳しい。
早稲田を受験する人が避けて通れない参考書。早稲田大学が何を要求しているのかを学ぶ一冊。早稲田対策をやっておくことで早稲田に合格する傾向がある。

読解の古文・勉強法

①古文を読むことは全訳することではない

古文はそもそも日本語である。しかし、古文の問題文を英語の長文の様に全訳しようとすると、それだけで試験にタイムアップする上に、重要な主語が省略されているために、登場人物がさっぱり理解できないことになる。単語と文法を勉強しても意味が解らないことこそが古文嫌いの元凶になっている可能性が高い。全訳することに拘る高校の授業は忘れて勉強法を一から見直すことで、全訳しなくても古文のミステリーが推察できるようになる。

②本文と現代語訳の差とは

現代語訳すると随分長くなることが殆どである。古文は約3割、概要を理解するために必要な主語が省略されている。人物が隠れているから意味が解らないのである。それを炙り出すには本文中の敬語や尊敬語の使われ方によって身分を推察することが重要になる。省略されている人物の身分を想定し、設問や注釈を加味することで大まかな全体像の理解に努めることが現代語訳との差を埋める作業になる。

③古文を読むということは○○化である

古文を読むことは、頭の中で情景描写すること、つまり漫画化することに他ならない。本文は他愛もない内容であることが殆どなため、大まかな概要の理解につとめ、設問や注釈から場面を連想しイメージ化することができれば、古文が面白くなるし苦手意識も克服できる。

④単語や文法の役割とは

古文の中の一部分しか単語と文法は表していないために、一字一句を理解する必要はないのだが、点数をとるには助動詞の意味など単語と文法も重要になってくる。単語と文法によって古文が全訳できるようになるわけではない。学校では助動詞の活用について重点的に勉強するがそれが古文の概要を理解することに役に立つことは少ない。

⑤選択肢は重要なヒント

国立を除いて古文の問題はマークであるために、選択肢が必ず用意してある。選択肢は現代語訳であるために、古文本文を理解するための重要なヒントになっているケースが殆どだ。内容の読解問題の4つの選択肢が5問あれば、20つのヒントが与えられていることになる。間違いだけ確認した上で本文に戻って本文の概要を推察する材料にするテクニックを身に着けよう。

⑥あらゆる情報を使い尽くそう

古文本文を読んでさっぱり理解できなかった時も回答を諦めるのは早い。設問や注釈に目を通しヒントを探すことで、何が書いてあるのか大まかな概要を連想することができる。
例えば和歌の意味が記載されていたり、あらすじが補足されていたりすることが多い。

⑦古文の文章の難易度

古文の文章は小説、随筆、紀行文、日記、今でいうブログのような他愛もない内容であることが殆どであるため、読んで訳することができなくても難しいことが書いてあるということはない。場面に対する想像力さえ鍛えれば、誰しもがマンガ化することができる情景が設定されている。しかし、単純に長文になると点を取るのが難しくなってくる。

⑧古文の解き方(私立編)

出題される文章は短くなる。しかし、その分訳も短くなるためにヒントが減る。
点数をとるためには文法の要素が大きい。マーク問題で文法と主語を理解していることができているか、大まかな内容と意味が解っているか、助動詞を覚えているかが問われるレベル。誰から誰に対しての敬語か想像することができるか、人物把握ができるかが最重要。

⑨古文の解き方(国立編)

出題される文章は長くない、その代わり詳細な記述、論述、古文を訳す能力が求められる。
省略されている主語を書かないと減点される。直訳しても点数はもらえない。単語、文法はもちろん「古文知識の完成」が必要になってくる。設問としては難しいが出題される文章そのものはやさしいことが多い。普通に勉強していれば読めるが正確な回答が求められる。

⑩古文の解き方(センター編)

古文本文が長文なため難易度高い。時間制限も厳しいためまともに読んでいるとタイムアップしてしまう。1問1、2分しか時間がかけられないために、問題の中に隠れている限られたヒントと情報から、ピンポイントに正しい回答を導きだすことが上記のテクニックからできるか、そのスピード力も問われている。読解力を問われているというよりは、他力本願に、文書+選択肢+注釈+あらすじの総力戦で情報を使いこなせるかが試されている。

⑪できるだけ多くの問題に触れよう

そもそも知っている古文の文章の数を増やすことで、以前、現代語訳に目を通したことがある古文がそのままテストに出てきたりする。できるだけ毎日古文を解いて慣れることが重要。例えばストーリーの設定を知っていることも重要なヒントになる。例)とりかえばや物語は男女が入れ替わっている…といった事前情報がないとさっぱり解らないケースもある。
入試のためには有名どころはある程度理解していることで、設問の予測が立つようになる。

⑫内容がわからない、そこからどうするか

上位の学校を受けるようになってくると、古文の全訳ができなくても問題が解けることが肌で解ってくるようになる。古文を読むにはまず敬語や尊敬語を確認し、問題文の選択肢と注釈を読むことで内容を推察するテクニックが重要であり、実は大して自分で訳する必要はない。問題文の選択肢から間違いを探しだし、残りを本文の訳として利用することができる。これを理解していると解答数とスピードが格段にアップし、成績が伸びることになる。

⑬古文嫌いは普通

古文は文系でも理系でも誰もが嫌いな科目であり、古文が嫌いなことが古文を避けて通れる言い訳にはならない。しかし、そもそも古文を読み慣れている人はいない。高校の授業を受けても古文は解けるようにならない。しかし、上記の勉強法を知ることで劇的に成績が上がるようになるコツが詰まっている。全訳することに拘らず苦手意識を克服しよう。

勉強がうまくいかない場合の古文勉強法チェック

1.全訳病にかかっていないか

英語の長文を読み解くように、古文を全訳することに拘っていると苦痛な上に成績が上がらない。あくまで大まかな情景描写の理解につとめ、設問や注釈から細部を連想し描き出すこと。古文が苦手な人はほぼ間違いなくこの病にかかっている。

2.人物をしっかり追っているか

人物を追わないで訳すことは不可能。古文の理解には省略されている人物を埋めて補うことが不可欠。特に主語が省略されているために、敬語によって隠れた人物を想定しなければならない。炙り出された人物によって古文をマンガのようにイメージ化すると大まかな概要と面白さが解ってくる。

3.選択肢や注釈をうまく利用しているか

古文を読むには、問題文の選択肢と注釈を読むことで内容を推察するテクニックが重要であり、実は大して自分で訳する必要はない。文書+選択肢+注釈+あらすじの総力戦で情報を使いこなせるかが試される。
これを理解していると回答数とスピードが格段にアップし、成績が伸びることになる。

4.省略を補えているか

古文を読んで省略を補うためのヒントをさがせているかどうか、省略されているのは人物だけではない。先に述べた内容が省略されていたり、注釈の中にある和歌や、別の和歌が省略されていたりしてその解説が省略されていたりする。

5.毎日文章に触れているか

ため込んで纏めて古文を勉強することは不可能。古文の読み方の訓練が必要。読解するということの意味は他の科目とは違うテクニックが必要になる。

その二 単語

使用する古文・参考書と大まかな使い方

①読んで見て覚える古文単語315

単語帳として使う一冊。語源や意味の漢字を補っているので覚えやすい。学習ポイントをかわいいイラストで提示。各語を効率的に覚えるポイントに絞り込んで解説。語の成り立ちや解説の要点を簡潔に図にして整理。着実に増やせる関連語を見出し語にリンクさせている。助動詞、形容助詞の一覧表、古文常識と和歌など色々と詰まっている。

②読み解き古文単語

見開き1ページで文章を読みながら単語の意味を覚え、さらに古文の読解もできる最も効果的な学習方法の古文単語集。古文特有の文章に慣れるための40~50の文章を紹介してくれているので毎日読んで習慣づける一冊。

単語の勉強法

古文単語と英単語はどう違うか

古文は本文が単語で構築されている訳ではないので、古文単語は英単語のように単語を覚えていればどうにかなるというものではない。単語を覚えたところで、古文本文は隠れた主語がミステリーを作っているので大して読めない。しかし、単語と文法によって古文が読めるようになるわけではない。

共通テストの古文では単語は必須

共通テストでは毎回決まって単語問題が15点(3問)出題される。実に3割は単語訳にあたる。50点満点中の15点をとるために単語を勉強しなければいけない。この様に点数をとるには単語と文法も重要になってくる。

単語の複数の意味を覚えよう

どの単語も複数意味を持っている日本語の曖昧な表現を表している。1つの単語に3つぐらいずつの意味があるため、現実的には1,000近い訳を記憶しなければならないが、覚えても忘れやすいために定期的な復習が必要になってくる。しかも、現代語の単語とは意味が違うケースも多々あるため難解であり、基礎勉強が必要になってくる。

勉強がうまくいかない場合の古文・勉強法チェック

1.英単語の覚え方になっていないか

英単語と異なり、1単語1訳では古文を読み解くことはできない。
最低でも単語帳の赤字の意味はすべて覚えておく。

2.繰り返しを行っているか

古文単語は忘れやすいので定期的にキープする努力が必要。
英単語以上に出くわす機会が少ない単語が多いが、出てくると意味を知らないと困るケースが多いので、単語の復習はこまめに行っておく。

その三 文法

使用する古文の参考書と大まかな使い方

①やさしくわかりやすい古典文法

古典文法を初めて学習する人や苦手な人が、まず第一歩を踏み出せるようになる、そのための解説+問題集。古典文法の学習に必要な「覚えること」と「問題の解き方」の両方をしっかり身につけることができるように構成。解説内容や問題のレベルは基礎の基礎にしぼっているので、無理なく進められる。ちょっと物足りないな最低限のテキスト。

②望月の古典文法の実況中継(上)・(下)

古典文法を講義形式で解説する、初心者にもわかりやすい参考書。上巻では、用言、助動詞、格助詞、接続助詞、副助詞を取り上げる。下巻では、助詞、敬語法、品詞の識別をメインに講義を展開していて、無茶苦茶詳しい入試が終わるまでに理解できればいい辞書替わりのテキスト。

文法の勉強法

文法は本文を読むのにはそれほど役に立たない

読むために必要なのではなくて、問題を解くこと必要になる。省略を補う敬語を導き出すのに必要になってくる。特に助動詞がその比重を占めている。

文法はいろいろな使い方を覚えよう

形を変える助動詞を覚える、過去、推量など、どれかを見極めるために活用と接続のルールを理解しないといけない。色々な使い方やシーンに応じて総合力勝負。これらは問題を解くことによって覚えることができる。学校で文法だけを純粋にやってもダメ。

暗記もしっかり行おう

意味が解らず暗記をしても忘れるのが早い、でも覚えないと点が取れない。普段から復習して暗記が必要。問題を解いて文法を暗記することが大事になる。

勉強がうまくいかない場合の古文・勉強法チェック

1.活用や接続も覚えているか?(古典文法の勉強をやってない人が多い・・・)

助動詞の活用や接続を覚えることで、人物など紛らわしいことを区別する能力を磨き、ルールに従ってヒントを特定する能力を磨くことができているかが重要になる。

2.まとめて覚えているか

単発の知識ではなく、紛らわしいことの比較と見比べができないと意味がない。

その四 古文常識・和歌

使用する古文の参考書と大まかな使い方

①読んで見て覚える古文単語315

語源や意味の漢字を補っているので覚えやすい。学習ポイントをかわいいイラストで提示。各語を効率的に覚えるポイントに絞り込んで解説。語の成り立ちや解説の要点を簡潔に図にして整理。着実に増やせる関連語を見出し語にリンクさせている。助動詞、形容助詞の一覧表、古文常識と和歌など色々と詰まっているので一冊で足りる。

古文常識・和歌の勉強法

古文常識は知っていると役に立つ

服の名前や、イベントごと、立場、役職、夫婦関係など平安時代の風俗風習。
他にも、方違え、人が亡くなった時どうするのか、月の名前、形、季節など

身分は特に注意しよう、そうしないと敬語の特定ができず人物が炙り出せない。
身分を間違えたら主語が入れ替わってしまうから特に注意。

和歌は何を覚えるべきか

和歌のルールを覚えることが大切。体言止めなど表現技法、季語、枕詞など
和歌を訳すのは最終手段(一番難しいから、基本的に訳せない)
和歌は注釈が入っていることが多い、和歌が誰を、何を比喩しているのか、喜んでいるのか、悲しんでいるのかなどを連想するなど、周辺の情報から常識的に考えることが大切。

勉強がうまくいかない場合の古文・勉強法チェック

1.古文常識を暗記しようとしていないか

さらりと流せばいい。詳しくやりすぎるな!その時間は問題を解くことに使おう。

2.和歌をやりすぎていないか

訳そうとせず、ヒントをつかんで選択肢を減らす。自力で和歌を訳すということはまずない。
古文の勉強法

1.敬語は完璧に使いこなそう

古文の難しさは、本文を読んでも内容がよくわからないという点が非常に大きいです。
なぜよくわからないかと言えば、
本文中の省略省略が非常に多いからです、そして省略をされているのは主語をはじめとする人物という超重要キーワードだからです。
古文でよくあるのが何をしたはわかるけれど、肝心の『誰が』がわからなくなるパターンです。
誰がやったかわからない文章を読んでいき、最後は登場人物がぐちゃぐちゃになり古文わからない!ということになります。
ではどのようにすこの省略された人物を特定するのかというと、敬語で判断します。
古文の初歩の段階では内容をとらえられるかどうかよりも動詞や会話文の人物を補うことを最優先に解いておきましょう。
敬語を制する者は古文を制する!です。まずは敬語から始めましょう。

2.読解=全訳ではない!

古文が解けないと思っている人は非常に多いのですが、訳せなければ読めないと思っている人が非常に多いのが問題です。
国立の論述問題などであればもちろん訳せる必要はあるのですが、基本的には全訳はそれほど必要ではなく、大体の訳を抑えて、最低限の読解で読めるようにすることが重要です。
古文に関しては『問題を解くために読む』という意識をしっかり持ちましょう。
読んで内容を理解すれば、問題も解けるだろう!みたいなスタンスで行くと終わります。
古文の問題を解くために、問題に必要なところを読んでいきましょう。
全訳にこだわりすぎて内容がずれてしまうことは避けましょう。

3. 選択肢や注釈は重大なヒント!

上で挙げた最小限の努力で古文を読めるようにするためには、周辺の情報を使いこなすことが重要となります。
センターや私大の古文では注釈や選択肢から読み取れる情報が非常に多いため、自力で訳さなくても内容がかなりわかるようになっています。
もちろん選択肢であれば間違っている部分もあるので、使える情報と使ってはいけない情報を見極める必要がありますが、うまく使えれば内容が半分程度しか自力で訳せなくても、問題が解けるまでの読解ができるようになります。
意識してみてください。

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