対策必須!一橋大学と慶應義塾大学経済学部の英語入試問題比較

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大学名 一橋大学 慶應義塾大学経済学部
入試科目 英語 英語
試験時間 120分 100分
配点 学部によって異なる 200/420
大問構成 1、2: 長文読解問題、3: 語句整序問題、4: 自由英作文、5: リスニング 1、2、3: 長文読解問題、4: 和文英訳問題、5: 自由英作文
特徴 記述式(リスニングはマーク式もあり)、書く分量が多い 英作文の割合が多い、マーク式の知識問題

経済系・商学系では「憧れの大学」というイメージがある、一橋大学と慶應義塾大学経済学部。難関大学としても有名な2校ですが、英語の問題は大きく異なっているため必要な対策がそれぞれ違います。対策方法と合わせて比較していきます。

それぞれの問題に応じた対策が必要

一橋大学、慶應義塾大学経済学部はともに難関大学として有名で、憧れの大学として志望している受験生も多いでしょう。実際に、国公立は一橋大学、私立は早慶の経済学部という受験パターンがよく見られます。

大抵の場合、私立を滑り止めとしている受験生が多いと思いますが、国公立の一橋大学はしっかり対策して合格するものの、滑り止めだからと一橋大学の対策で十分だと考えて対策しなかった早慶は不合格になるという場合もあるほど、出題の傾向が大きく違いそれぞれに合った対策を取る必要があります。

難関校と言われる大学では、難易度のレベルよりも試験内容に対する対策の差が結果を大きく左右することがあります。事前に試験内容をきちんと見極め、得意不得意やどのような対策が必要なのかを考えます。同じようなレベルだから、といって対策を怠ってはいけません。

記述式がベースの一橋大学

一橋大学の配点は学部によって異なります。試験時間は120分、大問5題が出題されます。大問1、2が長文読解問題、大問3が語句整序問題、大問4が自由英作文、大問5がリスニングです。

長文読解で出題される文章は700から800程度の語彙数。2題でも1400前後のため、試験時間120分を考えると長文に関しては厳しい分量設定とも厳しい時間設定とはいえません。

一方で、どの大問にも記述式の解答や知識問題、和訳、日本語による説明、さらに100字を超える自由英作文など、読むことよりも解答で記述する時間がかかってしまいます。とにかく書かなければいけないため、解答内容はもちろんのこと語彙力も問われ、難易度は高いと言えます。リスニングの解答には記述式とマーク式のどちらも出ることがあります。

マーク式がベースの慶應義塾大学経済学部

慶應大学経済学部は420点満点中200点が英語の配点。およそ半分が英語に割り当てられます。試験時間は100分で、大問5題を解きます。大問1、2、3が長文読解問題、大問4が和文英訳問題、大問5が自由英作文で、大半がマーク式による解答です。

空所補充問題、内容一致問題、発音・アクセント問題などの知識系の問題も複数題出題されているのも特徴。マーク形式が得意な人向けですが、和文英訳と自由英作文の両方が出題されているため英作文対策が必要です。

多様な出題形式であるという点では一橋大学と共通していますが、マーク形式が得意な人は対策しやすい内容でしょう。知識、読解、英作文と総合力が問われる幅広い対策が必要な入試問題です。

記述対策が必要な一橋大学

一橋大学ではリスニングが出題されますが、過去問をやり込めば対応できるという難易度。最大の難関は、一橋大学の受験問題は記述力が問われることです。長文をきちんと読めるということを大前提として、たくさんの量を書く必要があります。

内容を理解して減点されないような内容にまとめる練習に時間を掛けなければなりません。この点では他の多くの大学とは違い、一橋大学の入試問題で対策が必要な部分。加えて、一橋大学では数学や社会などの問題の難易度が非常に高いため、英語の得点が高くても合格に十分な得点を稼げるわけではないところにも注意が必要です。

英語以外の教科も難易度の高く十分な対策が必要です。英語に関しては難易度が高いものの、必要な対策がはっきりしています。難関校を目指している受験生であれば、対策を行えば十分対応できるでしょう。

英語勝負の入試となる慶應義塾大学経済学部

慶應大学経済学部では英語の配点が半分近くを占めているため、英語で勝負が決まるといえます。英語に自信があって、得点源にできる受験生であれば一発逆転もあるかもしれません。

長文のテーマとして経済系の内容が出題されることもあるため、『リンガメタリカ』などで経済分野などの専門性の高いテーマの読解力と単語力を養うとよいでしょう。英作文の対策は特に必要です。早慶や他大学と比較しても、英作文の出題割合が圧倒的に高いことが特徴です。

マーク式で問われるような知識や読解など他大学の問題への対策と共通するところではなく、十分なトレーニングが必要な英作文で高得点を取って、英語で勝負出来るかが合否を大きく左右するポイントとなるでしょう。

まとめ

国立大学よりも私立大学の方が先に入試が行われるため、滑り止めとして私立大学を受験するケースもあるでしょう。一橋大学に合格している受験生が慶應大学に不合格だったというのもよくあります。

国立大学の対策をしたからといって、私立大学の問題に対応できるというわけではなく逆もしかりです。難関校と言われる大学では、出題形式や出題内容などが大きく異なることが多く、合否の可能性を単純に偏差値や難易度で計ることは出来ません。

本命となる受験校の対策を十分に行うことはもちろんですが、受験する可能性のある大学は過去問などに取り組んで可能な限り対策をとる必要があります。対策をせずに受験して合格点を取れるようなことはありません。

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