典型的な立教大学観光学部と独自の学習院大学国際社会科学部の英語入試問題比較

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大学名 立教大学観光学部 学習院大学国際社会科学部
入試科目 英語 英語
試験時間 75分 90分
配点 200/500 150/390
大問構成 1,2:長文読解 3:文法・語彙 4:会話文 5:空所補充付き読解 1,2:長文読解 3:読解 4:文法・語彙 5:正誤 6:会話文 7:空所補充
特徴 オーソドックス、時間的に厳しい 独特な形式、知識の出題が多め

英語入試問題の典型例とも言えるスタンダードな問題が出題される立教大学に対して、独自の問題を出題する学習院大学国際社会科学部を比較します。2校は併願する受験生も多いですが、志望順位や勉強の仕方などの対応方法が異なるため注意が必要です。

志望順位や日頃の勉強の仕方なども受験校選択のポイント

志望する系統の学部が定まっている受験生にとって、併願校の選択ではおおよそ偏差値などを基準に考えるでしょう。とは言え、似たような偏差値で同じような系統の学部であっても入試問題は大きく異なります。立教大学観光学部と学習院大学国際社会科学部は同じ英語系として併願する受験生も多いと思われますが、出題傾向は大きく違います。

併願する場合は限られた時間で対策をとる上で、どちらの受験校の対策を優先するかも勝負のポイント。志望順位だけでなく、問題の傾向などから日頃の勉強方法や、得意不得意などを総合的に考えて、どのような対策を優先されるかを考えていく必要があります。

特に独自の問題を出題する大学や学部では、受験で初めて目にする、というようなことは避けなければなりません。

オーソドックスな問題が出題される立教大学観光学部

立教大学観光学部は500点満点中、英語の配点は200点。試験時間は75分に設定されており、大問は5題出題されます。大問1と2は長文読解問題、大問3が文法・語彙問題、大問4が会話文問題、大問5が空所補充のある長文読解問題で構成されます。

立教大学観光学部の英語は立教大学の他の学部の英語と同様に、形式としてはオーソドックスなものが出題される傾向があります。ただし、会話文も長文と言えるほどに長いものであるため、実質的に長文が全体の4分の5を占める問題となっています。

特に大問1と2はかなり語数も多く、選択肢や問題文も英語であるため設問を読むだけでも時間が掛かってしまいます。単語や問題文の難易度はそれほど高くないと言えますが、75分はかなり厳しい時間設定です。

バリエーションの多い独自の問題を出題する学習院大学国際社会科学部

学習院大学国際社会科学部は、390点満点中150点が英語の配点。試験時間90分で大問7題が出題されます。内容は、大問1、2が長文読解問題、大問3は資料が提示される読解問題、大問4が文法・語彙問題、大問5が正誤問題、大問6が会話文問題、大問7が空所補充問題となっています。

試験時間も90分と長く、分量も多いことも特徴と言えますが、何と言っても特徴的なのは独自の傾向の問題の出題。学習院大学国際社会科学部では、他の大学や、同学習院の他の学部の試験とは異なる傾向の出題パターンで構成されています。十分な得点を取るには、さまざまなバリエーションの問題への対策が必要になります。

ミスなくテンポよく解く必要のある立教大学観光学部

立教大学観光学部の入試問題はオーソドックスな問題が中心のため受験対策はしやすいでしょう。MARCHレベルといった、入試の標準的なレベルの参考書などで対応可能です。一般的な受験勉強の延長線上にあるタイプの入試問題であることから、他大学や他学部との併願を考えた場合は対応しやすいと言えます。

長期的な目で目標校として設定しても、直前になって受験校や併願校として設定したとしても、対策に困ることはないでしょう。ただし、立教大学観光学部の入試問題は分量が多く、解答時間の設定も厳しいため、テンポよく解く必要があります。

時間さえあれば十分解けるという内容で、実際の入試では高得点勝負になりやすい問題構成のため、解答スピードとミスをしない正確性が問われます。日々勉強している内容の純粋な完成度が勝負のポイントになります。

独特の問題への対応が必要な学習院大学国際社会科学部

学習院大学国際社会科学部は独自の問題が出題される傾向が強いため、十分な対策が必要であると言えます。例えば、大問3の資料が提示される読解問題は、共通テストの大問4に近く、空所補充問題も慶應大学で出題されるものと似ていたり、語形を変化されていく問題やスペルまで空所補充が求められる問題など、とにかく出題のバリエーションが多いのが特徴。量も多く、読解よりも知識問題が多く出題されるため、知識分野の細かいところまで習得する必要があります。

このような点を踏まえると、第二志望や併願校として直前期になって設定するにはハードルが高いかもしれません。たとえ英語に自信があったとしても、独自の問題に対応できなければ十分に力を発揮できない出題傾向です。

まとめ

受験したい学部の系統が決まっている場合、偏差値や難易度などで志望校や志望順位を設定するでしょう。ただし、大学や学部によっては独自性の強い問題を出題するケースもあります。

今回取り上げた学習院大学国際社会科学部は、同じ学習院大学の他の学部とも違った出題傾向です。このような大学や学部では、長期的な視点で対策を立てる必要が出てくるでしょう。一方、立教大学のように一般的な受験勉強で触れる機会の多いオーソドックスな問題が出題される場合は、併願校として第一志望でなくても対策も立てやすく、対応するための時間はそれほど掛からないでしょう。

志望する大学や学部の系統が決まったら、同じ系統のさまざまな大学の入試問題に目を通して対策を考える必要があります。

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