立教大学理学部と明治大学理工学部の数学入試を分析して徹底比較!

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大学名 立教大学理学部 明治大学理工学部
入試科目 数学 数学
試験時間 数学科90分他学科75分 90分
配点 数学科 350点中150点、他学科350点中100点 360点中120点
大問構成 1.小問集合5問 2.確率 3.微分積分 4.数列・三角関数・極限(数学科のみ) 1.小問集合4問 2.三角関数・微分積分 3.微分積分
特徴 融合問題が多く、スピーディに解く必要がある 融合問題が多く、スピーディに解く必要がある

GMARCHの中でもハイレベルな明治・立教を攻略するには出題傾向の把握が重要

GMARCHとして括られる名門私立大学の中でも、数学の難易度が高めの立教大学と明治大学。今回は、立教大学の理学部と明治大学の理工学部の数学の入試問題について比較してご紹介します。

なお、立教大学の理学部の場合、数学科とそのほかの学科で数学の配点が異なるので注意が必要です。どちらも難易度の高い問題が出題されますが、分野の偏りや時間配分の注意点、思考力または計算力のどちらが問われるかなどの点で違いがあります。

自分の得意分野に合わせて、合格しやすい出題傾向の大学はどちらなのかをチェックしてみてください。また、志望する大学がすでに決まっていて、自分の得意分野と出題傾向がマッチしていない場合には、今回の情報を参考にして早めの対策をおすすめします。

それでは、立教大学と明治大学の数学の問題について比較しながら詳しく見ていきましょう。

立教大学の数学は問題数が多く広範囲、明治大学は問題数が少ないが数Ⅲのウェイトが重い

まずは、立教大学の理学部と明治大学の理工学部の数学の問題について、出題傾向の点で比較していきましょう。

立教大学理学部では、数学科では大問4題、それ以外の学科では大問3台が出題されます。数学科で出題されるそれぞれの大問の内容は1番が小問集合5題、2番が確率、3番が微分積分、4番が数列・三角関数・極限です。ほかの学科は、1番から3番までの出題となり、4番については数学科だけの出題となっています。

特徴としては、微積・極限・数列・確率などの広い範囲にわたって出題されること、各分野の融合問題も多く出てくることがあげられます。大問1番は解答のみですが、2番以降は途中式を書く必要があります。

一方で、明治大学理工学部では、数学の問題が全3題出題されます。それぞれの大問の内容は1番が小問集合4題、2番が三角関数と微分積分、3番が微分積分です。大問3番だけ途中式も記載する形で、1番と2番は答えのみとなっています。明治大学は、立教大学よりも問題数が多いですが、その分1問あたりの難易度が高いです。

なお、試験時間は立教大学理学部数学科が90分、そのほかの学科は75分、明治大学理工学部が90分です。明治大学の方が大問の数が少なく、1問あたりに使える時間は長めです。逆に、立教大学の問題は短時間で幅広い分野の問題をまんべんなく解く力が求められます。

数学の配点は立教大学理学部数学科が最も高い

立教大学と明治大学、それぞれ数学の配点が異なります。

まず、立教大学理学部では、数学科の場合は350点中の150点分、そのほかの学科は350点中の100点分が数学です。一方で、明治大学理工学部の数学の配点はどの学科も360点中120点です。両大学を比較した場合、立教大学の数学科が数学の配点が最も高くなっています。立教大学のそのほかの学科と明治大学理工学部では、明治大学の方が数学のウェイトが高めです。

また、数学で出題されるそれぞれの大問の特徴も、両大学で異なるので注意しましょう。立教大学理学部については、各分野の融合問題が多く、問題の誘導が丁寧です。明治大学理工学部では、難易度が高く、完全解答までもっていくとなると難しい問題が出題されます。特に、数3の微分積分の問題が難しいので、優先して取り組むようにしましょう。

立教大学は全分野まんべんなく、明治大学は微積分中心に

立教大学理工学部と明治大学理工学部の数学の出題傾向を見ていくと、立教大学は各分野の融合問題が中心、明治大学では数3の問題が中心となっています。そのため、立教大学の問題を解く場合には苦手な分野を無くしておくことが大切です。

立教大学は誘導が丁寧な場合が多いので、GMARCHに対応した問題集が一通り解けるようになっていれば大幅な失点は防げるでしょう。立教大学の数学では、一問あたりに使える時間が短いのでスピーディーに間違えずに解いていく訓練が大切です。

一方で、明治大学理工学部の問題では大問の2番と3番でともに微分積分が出題されます。内容が難しいため、過去問をしっかり解いたうえで、早慶レベルの問題集などを使って難しい問題にチャレンジし、過去問で解けなかった部分をマスターしていくのがおすすめです。特に、数3や関数の範囲を優先的に鍛えていくようにしましょう。

まとめ

今回は、立教大学理学部と明治大学理工学部の数学の試験問題について、出題傾向の違いや配点を比較して解説しました。GMARCHの中でも難易度の高い両大学の理系学部ですので、それぞれの大学の出題傾向に合わせて早めに対策をとるのがおすすめです。

今回ご紹介した出題傾向の情報をもとに、立教大学であれば図形と方程式、三角関数、指数対数、微積分など幅広い分野の問題をスピーディーに解く練習をしてください。また、明治大学については1問あたりのウェイトが大きいので、数3の範囲を中心に難易度の高い問題に挑戦して実力アップしておきましょう。また、そちらの大学を受験する場合にも、志望大学の過去問を実際に繰り返し解いて、出題傾向に慣れておくことが大切です。

今回の情報を参考に、各大学の学部の対策を万全にしていってください。

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