慶應大学SFC合格実績!中学英語も分からない!?~前編~

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受験勉強はほとんど手つかずの状態からスタート
日大レベルの本格的な受験内容へ
苦手なものは避けてしまい足を引っ張ることに
勉強の手応えを感じた英語長文
国語も順調に成績を伸ばす
まとめ

高校3年の10月から受験勉強を開始するも、英語は中学校の内容もおぼつきませんでした。そこから1浪して英語と小論文で慶應義塾大学総合政策学部に逆転合格します。科目の好き嫌いが激しく、暗記科目は後回しにしてしまいます。

受験勉強はほとんど手つかずの状態からスタート

武田塾に入塾したのは現役高校3年の10月。この頃、英語と日本史はほとんど勉強したことがないというほど、受験勉強をしていませんでした。唯一、現代文は得意で偏差値は60程度。青山学院大学を志望していたことから、まずは英語の基礎力を付けていきます。

英語は疑問文の作り方が分からなかったり、「関係詞ってなに?」というほど。中学英語の内容から始める必要がありました。『大岩のいちばんはじめの英文法』は、受験英語に必要な英文法の基礎知識を必修重要事項として捉えている参考書。

この1冊で完璧に「基礎の基礎」を固めることが目的です。分かりやすい内容の参考書だったため順調に進みます。この1冊を終えた後は、本格的な受験内容に入っていきます。

日大レベルの本格的な受験内容へ

大岩のいちばんはじめの英文法』で基礎の基礎を学んだ後は、『システム英単語』『速読英熟語』『Next Stage』に加えて、シャドーイングも取り入れます。シャドーイングは聞き取った英文をすぐに復唱するトレーニング。これによって、英語に慣れて英文の理解力も向上させます。

単語や熟語の暗記は嫌いでなかったため順調だったものの、『Next Stage』での文法や語法の暗記には苦戦します。『Next Stage』は文法、語法、イディオムなど英文法・語法問題に対応できるだけでなく、英作文や英文読解に必要な知識も整理されている参考書。

この1冊をきちんと固めないと難関大学などで出題されるような内容への対応が難しくなります。とにかく苦手でも最低限のところは理解しながら進めていきます。

苦手なものは避けてしまい足を引っ張ることに

入塾してからの課題は英語、日本史、国語は現代文と古文の合わせて4つの科目でしたが、苦手な科目である日本史と古文は後回しにしてしまいます。

日本史は『スピードマスター日本史』、古文は『読んで見て覚える重要古文単語315』と『ステップアップノート30』。『スピードマスター日本史』は短期間で歴史の流れを学ぶことが出来る参考書でしたが、後回しにしてしまい勉強が進みません。現役時代は青山学院大学を第一志望にMARCHを受験しますが、全部不合格。

特に日本史が手付かずだったため、浪人してからは不得意な日本史からも逃げないで取り組もうと思うものの、結局後回しに。古文と日本史が足を引っ張ることになるため、成績も停滞気味にになってしまいます。

勉強の手応えを感じた英語長文

英語は日大レベルを順調に進めていきます。『やっておきたい英語長文300』は200語から400語までの比較的短めで、やや易しめの難易度から標準的な難易度までの長文を集めた参考書。日大レベルの単語・熟語、文法などをひと通り終え、勉強した内容を使いながら長文にチャレンジしていきます。

さらに『入門英文解釈の技術70』にも取り組みます。中学校から高校1年で学ぶような文法の内容を使って、どのように英文を解釈していくかを学んでいきます。『入門英文解釈の技術70』は和訳を全部ノートに書き、さらに構文を分析しながら理解するなど、丁寧に勉強を進めていきます。

順調に力が付いていき、初見の長文も読めるように。最初に読めた時は本当に感動しました。英語の日大レベルの問題を初見で解く確認テストでは、8割を超えた得点で一発合格します。

国語も順調に成績を伸ばす

もともと得意だった国語でも、日大レベルの問題を初見で解くテストで100点を獲得。

順調に力を伸ばしていきます。『ことばはちからダ』、『田村のやさしく語る現代文』で基礎固めをした後、『きめる!センター現代文』でより実践的に読み解く力を付けていきます。漢字は『入試漢字マスター1800+』でフォロー。『田村のやさしく語る現代文』は現代文の解き方を基礎から学べる1冊。

現役時代でも国語は偏差値60あった科目だったため、解き方を解説する基礎的な内容の参考書に取り組むことで、より土台が固まりコンスタントに得点できるようになります。

得意科目だったからといっていきなり難しい参考書にチャレンジするのではなく、基礎をしっかり固めることがここでも有効なことが分かります。

まとめ

受験勉強をスタートさせた高校3年の10月は、勝負できるのは偏差値60の国語のみ。英語は中学校レベルも理解しておらず、受験科目に必須だった日本史は逃げていたため、入試は全て不合格でした。浪人している受験生の中には、現役時代に謎の自信で合格すると思っていたため、浪人という厳しさを味わっている人もいるでしょう。

とにかく、まずは基礎を勉強して土台を作ること。疑問文も作れず、関係詞も分からなかった状態から、一気に長文を読み解けるまでの力を付けることができました。偏差値60あった国語も基礎固めをすることで、確実に得点できる力が付きます。

日大レベルのような、入試の標準的な内容を解けるようになるには基礎力が必要であり、難関大学を受験する場合でも基礎力がなければ難しい問題を解けるようにはなりません。まずは徹底して基礎を身に付けることが重要です。

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