今回ご紹介するのは、現役時代には近畿大学や龍谷大学に不合格だったものの、浪人を経て同志社大学をはじめとする関関同立に5学部合格した岡田さんです。
現役時代の岡田さんは、難関大学を目指すには勉強量も勉強法も十分ではありませんでした。それでも浪人の1年間で自分の学習を根本から見直し、偏差値を約20伸ばして大逆転合格を実現します。
今回は、岡田さんがどのように目標を引き上げ、武田塾で勉強法を変えながら合格までたどり着いたのかをご紹介します。
現役時代の反省と浪人での再出発
岡田さんは現役時代、理系クラスに所属していました。ただ、秋頃になると数学IIIや物理の負担が大きくなり、理系のまま受験を戦うことに限界を感じて文転を決断したそうです。
部活のソフトボールや学校行事にも参加するごく普通の高校生活を送りながら、勉強時間は1日3〜5時間ほどで、難関大学を狙うには明らかに足りない状態でした。
その結果、現役時代の岡田さんは、近畿大学や龍谷大学に不合格となり、受験の厳しさを痛感します。
現役時代の不合格が考え方を変えた
近畿大学や龍谷大学に届かなかった経験を通して、岡田さんが強く感じたのは、勉強量の不足だけではなく、自分自身と向き合う時間があまりにも少なかったということでした。
受験勉強をしているつもりでも、本当に自分に必要なことを見極めて勉強できていたわけではなかった…。
その反省があったからこそ、浪人が決まったときには近畿大学を再び目指すのではなく、関関同立の中でも上位に位置する同志社大学を目標に据え、一からやり直す決意を固めました。
浪人では同志社大学まで目標を引き上げた
岡田さんは、浪人生活のスタートで目標を大きく引き上げました。
近畿大学を目指して再挑戦するのではなく、同志社大学まで視野を広げた背景には、現役時代の自分を超えたいという強い気持ちがあったのだと思います。
浪人生活では、英語・国語・日本史の3教科に絞って勉強を進めました。理系から文転した岡田さんにとって、日本史は負担の大きい科目でしたが、そこで逃げずにゼロから積み上げ直したことが、後の大きな伸びにつながっていきます。
武田塾を選んだ理由
岡田さんは、河合塾の体験授業も受けたそうです。ただ、その中で岡田さんは、自分は耳から入る授業よりも、目から入る参考書の情報の方が理解しやすいとはっきり感じたといいます。
授業を受けて理解するより、参考書を見ながら自分のペースで整理していく方が相性のよい勉強法だったため、参考書ベースで進める武田塾のスタイルは岡田さんの学習タイプにかなり合っていました。
現役時代の失敗は自己流の勉強だった
現役時代の岡田さんは、友達に勧められたからといった理由で、自分のレベルに合っていない難しい参考書に手を出してしまい、うまくいかなかったそうです。
たとえば『ポレポレ』のような難関参考書を使っても、基礎が固まっていない状態では十分に吸収できず、結果的に遠回りになっていました。
武田塾では、実績のある参考書ルートに沿って、講師と一緒に客観的な学習計画を立てられます。
自分の感覚だけで教材を選ぶのではなく、今の実力に合った参考書を順番に進められたことが、岡田さんにとって大きな安心感につながったのだと思います。
英語の勉強法
浪人開始直後、岡田さんは武田塾の英語の学習ペースにかなり驚いたそうです。『システム英単語』を1日100個、『英文法ポラリス1』を2週間で1周というペースは、現役時代の勉強感覚からするとかなり厳しいものだったはずです。
ただ、武田塾では量だけを求めるのではなく、10個ずつ区切って覚えるといった具体的な暗記法も教えてもらえたため、岡田さんは少しずつそのペースに対応できるようになりました。
「受かる受験生がどれくらいやっているのか」を体で知れたことは、岡田さんにとってかなり大きかったのでしょう。
英語は失点分析で伸びた
9月頃、岡田さんが立命館大学の英語の過去問を解いたときの正答率は60%でした。ただ、岡田さんはその結果を見て満足せず、落とした40%の中身を徹底的に分析したそうです。
分析を進める中で見えてきたのは、構文の理解不足や、熟語、特に前置詞の知識不足でした。
そこから岡田さんは、単語帳の前置詞にも意識を向けて覚え直し、『Vintage』の右側にある細かな暗記事項まで詰め直していきます。
過去問を解いて終わるのではなく、失点の原因を特定して知識を埋めたことが、英語力を大きく押し上げたのだと思います。
同志社特有の記述問題にも対応した
同志社大学の入試では、和訳や英作文、国語の論述など、記述力が問われる場面があります。岡田さんは、そうした問題に対して、担当講師から国公立大学の視点で解き方や目の付け所を教わったそうです。
私立文系型の暗記だけでは対応しきれない問題に対して、より本質的な読み方や書き方を学べたことは、同志社大学合格に向けて大きな意味があったはずです。
古文の勉強法
英語・国語・日本史と入試に必要な科目の中でも、古文は岡田さんにとって苦手科目でした。
『古文単語315』や『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル』『富井の古文読解をはじめからていねいに』で基礎を固めたあと、『古文レベル別問題集2・3』に取り組んだことが大きな転機になったそうです。
古文は「どこを見るか」が分かってから変わった
岡田さんが古文で伸び始めた理由は、単語や文法の暗記量が増えたことだけではありません。
『古文レベル別問題集』の解説を通して、本文のどこに目をつければいいのかが分かるようになり、文章の読み方そのものが変わっていきました。
知識を増やすだけでなく、本文を見る視点が育ったことが、岡田さんにとって古文克服の大きなきっかけになったのだそうです。
武田塾の学習環境が岡田さんに合っていた理由
現役時代の岡田さんは、問題を解いて終わる「やりっ放し」の勉強になっていたそうです。
一度参考書を解いたことで満足してしまい、なぜ間違えたのか、なぜその答えになるのかまで深く掘り下げることができていませんでした。
確認テストと個別指導で復習の質が変わった
武田塾では、毎回確認テストがあり、個別指導でも「なぜその答えになるのか」を説明することが求められます。
岡田さんは、講師に説明できるレベルまで復習しなければ通用しない環境に身を置いたことで、表面的な理解では足りないと実感するようになりました。
講師に説明できる状態まで理解を深める習慣がついたことが、岡田さんの学力を大きく変えた要因の一つです。
毎日通い続けられたのは校舎の雰囲気があったから
岡田さんは、浪人生活の1年間、毎日欠かさず夜10時の閉館まで自習室に通い続けました。長い浪人生活では、途中でペースが落ちる人も少なくありませんが、岡田さんは毎日塾に通う生活を崩しませんでした。
毎日の学習の継続を支えていたのは、単なる根性だけではなく、武田塾の環境だったそうです。
校舎長が他の浪人生とつないでくれたことで、「あいつが進んでいるから自分も頑張ろう」「その参考書はどうやって進めているのか」と自然に高め合える関係ができていきました。
さらに、穏やかな校舎長や気さくな講師との雑談も、気持ちが沈みそうな時の大きな救いになっていたといいます。
浪人生活のモチベーション管理
浪人初期の岡田さんは、同級生が大学生活を楽しんでいるSNSを見るたびに、かなり悔しい思いをしていたそうです。
ゴールデンウィークの様子などを見て、「むかつく」「自分も混ざりたい」と感じることもあったといいます。
SNSの悔しさも勉強のエネルギーに変えた
岡田さんは、大学生活を楽しんでいる同級生の姿を見て、「あの生活が自分にも待っている」と考え、受験勉強へのモチベーションに変換していったそうです。
感情に流されて落ち込むのではなく、悔しさを前に進む力へ変えていたことが、浪人生活を支える大きなエネルギーになっていました。
夏以降にはSNS自体を見ないようにアプリを削除したという徹底ぶりからも、岡田さんの本気度が伝わってきます。
岡田さんの受験から学べること
岡田さんの受験から伝わってくるのは、逆転合格は「特別な才能」ではなく、「自分の弱点を分析して埋め続ける力」でつかめるということです。
英語では失点の40%を分析し、古文では本文のどこを見るべきかを学び、現役時代のやりっ放しの勉強を浪人で完全に改めていきました。
浪人生活の1年間は、ただ時間をかけて勉強した期間ではなく、勉強のやり方を根本から作り変えた期間だったのだと思います。
同志社大学をはじめとする関関同立に5勝できた背景には、毎日の継続だけでなく、武田塾で客観的な学習計画を立て、確認テストと個別指導で理解を深め、周囲の仲間と高め合える環境を使い切ったことがありました。
現役時代に近畿大学や龍谷大学で悔しい思いをした岡田さんが、浪人を経て同志社大学までたどり着いた流れには、1年間で人がどこまで変われるのかがはっきり表れています。
岡田さんの合格体験は、今の成績だけで自分の可能性を決めたくない受験生にとって、大きな希望になるはずです。






