今回ご紹介するのは、早稲田大学法学部・社会科学部・文化構想学部、そして慶應義塾大学法学部という、対策の異なる最難関学部に複数合格を果たした麻生さんです。
高1の冬休みまでは、定期テスト前しか勉強しておらず、本格的な受験勉強とは無縁の生活を送っていました。そんな状態から、高2の1月に武田塾へ入塾し、自分に合ったやり方で一気に学力を引き上げていきます。
特に印象的なのは、ただ長時間机に向かうのではなく、睡眠や集中力の管理まで含めて「どうすれば自分が最も高いパフォーマンスを出せるか」を徹底的に考えていたことです。
今回は、麻生さんがどのようにして早慶の最難関学部に挑み、合格をつかみ取ったのかをご紹介します。
早慶最難関学部を目指すまで
麻生さんは、最終的に早稲田大学法学部・社会科学部・文化構想学部、慶應義塾大学法学部という、非常にハイレベルで方向性の異なる学部に複数合格しました。
ただ、最初からそこを見据えていたわけではありません。高1の冬休みまでは、定期テスト前だけ勉強するような生活で、受験に向けて積み上げている実感はほとんどなかったそうです。
周囲がだんだん受験モードになっていく中で、自分だけこのままでいいのかという焦りを感じるようになり、本格的に受験勉強を始める決意をします。
入塾時の偏差値は英語55、現代文65で、日本史は中学の内容すら忘れているほどのゼロスタートでした。
そこから高3の秋には、早稲田大学法学部でA判定が出るまでに急成長し、校舎長の勧めもあって、慶應も含めた最難関学部へ挑戦の幅を広げていったそうです。
武田塾に入ったきっかけ
麻生さんは、もともと集団授業があまり得意ではなかったといいます。周りと同じペースで授業を受け続けるより、自分の理解度に合わせて進められる環境の方が合っていると感じていました。
そこで、友人の勧めもあり、高2の1月に武田塾へ入塾します。この選択が大きかったのは、武田塾が「その日やるべきこと」が明確で、しかも授業時間に縛られないスタイルだったことです。
あとから振り返っても、麻生さんのように自分の生活リズムや集中力の波に合わせて勉強したいタイプにとって、非常に相性の良い環境だったのだと思います。
英語の勉強法
麻生さんは、入塾後しばらくの間、ほぼ英語に全振りして勉強を進めていました。
最初の半年を英語に集中させたことが、その後に早慶レベルまで伸びる大きな土台になっています。
最初の半年は英語一本に絞って基礎を固めた
入塾後から6月頃までは、ほぼ英語だけに集中していたそうです。
使っていた参考書は、『英文法ポラリス1』『入門英文問題精講』『英語長文ルールズ1・2』『Vintage』などで、基礎文法から解釈、長文までを順番に積み上げていきました。
特に『ポラリス1』をやった段階で、SVOCなどの文型がはっきり分かるようになり、「一気に世界が変わった」と感じたといいます。
何となく読むのではなく、英文の骨格が見えるようになったことが、その後の英語力の伸びを支える大きな転機になりました。
音読で構文把握とスピードを一気に伸ばした
MARCHレベルの長文に入ると、ルールズ3の終盤あたりで苦戦する時期があったそうです。
その時にチューターから勧められたのが音読でした。ただ読むのではなく、SVOCなどの構文を頭の中に思い浮かべながら音読することを徹底したといいます。
この音読によって、英文の構造を見抜く力が高まり、読むスピードも大きく向上しました。
読む量を増やすだけでは越えられなかった壁を、構文を意識した音読で突破したことが、英語のブレイクスルーになったようです。
早慶レベルでは単語と文法の細部まで詰め切った
早慶レベルへ進んでからは、単語帳も『ターゲット1900』から、さらに難易度が上がる『EX準1級』を丁寧し仕上げました。
また、MARCHレベルでつまずいた原因の一つとして、『Vintage』の右側に載っている細かな表現や暗記事項が甘かったことに気づきます。
そこで、講師からの強めのプレッシャーも受けながら、そうした細部まで徹底して覚え直したそうです。
基礎ができたあとに差がつくのは、こうした“細かいけれど落とせない部分”です。麻生さんはそこから逃げず、最後まで詰め切ったことで、最難関学部でも通用する英語力を作り上げました。
日本史の勉強法
日本史は、麻生さんにとって完全なゼロスタートでした。
中学の内容も忘れている状態から始めたからこそ、最初は泥臭いやり方で、知識を一つずつ積み上げていったそうです。
殴り書きとテストを繰り返して土台を作った
本格的に日本史を始めたのは、高3の6月末です。英語の目処が立ったタイミングで、日本史に本格着手しました。
やり方はとてもシンプルで、時代の流れが分かる参考書を使い、ひたすら殴り書きして書き移す。
そして、見開き1ページが終わるごとに内容を隠して自分でテストし、間違えたらもう一度書いてまたテストする、という流れを、そのページが完璧になるまで執拗に繰り返していたそうです。
派手なテクニックではなく、覚えるまで何度でもやる。その泥臭さが、日本史ゼロからのスタートを支えていました。
単語暗記から「時代の繋がり」が見えたことで伸びた
最初のうちは、当然ながら単語一つひとつを覚えるだけで精一杯だったといいます。
ただ、夏休み明け頃から、単語単体ではなく、時代と時代の繋がりを意識できるようになってきました。
たとえば土地制度の変遷のように、前後の流れをまとめて捉えられるようになったことで、知識が点ではなく線でつながり、一気に成績が伸びたそうです。
日本史は暗記科目だと思われがちですが、本当に強くなるには、流れの中で理解できることが重要です。麻生さんは、そこにたどり着いたことで、短期間でも戦える日本史を作り上げました。
麻生さん流の生活習慣と勉強戦略
麻生さんの受験で特に印象的なのは、ただ長く勉強するのではなく、自分の脳のコンディションを最優先に考えていたことです。
一般的な「受験生らしい生活」に無理やり合わせるのではなく、自分にとって最もパフォーマンスが出る形を探し、そのルーティンを徹底していました。
9時間睡眠を前提に生活を組み立てた
麻生さんは、7時間寝ても眠くなってしまう体質だったそうです。
いろいろ試した結果、自分には9時間睡眠がベストだと結論づけました。そのため、平日は午後4時に塾に来ても午後6時には帰り、塾での勉強はわずか2時間という日も多かったといいます。
帰宅後はすぐに夕食をとり、消化させてからお風呂に入り、家で2時間勉強して寝る。こうしたルーティンを崩さず、睡眠の質を最優先にしていたそうです。
一見すると勉強時間が少なく見えても、自分にとって集中できる状態を維持できるなら、その方が結果につながる。麻生さんのスタイルは、それを強く示しているように思います。
散歩・昼寝・集中管理で脳の働きを保った
生活習慣の工夫は、睡眠だけではありませんでした。
朝起きて1時間以内に散歩をし、日光を浴びることで脳を活性化させていたそうです。また、13時〜14時頃には15分ほどの短い昼寝、いわゆるパワーナップを取り、午後の集中力を回復させていました。
さらに、集中力管理アプリを使って「25分集中して5分休憩する」というサイクルを徹底し、集中していない状態でダラダラ続ける勉強を避けていたといいます。
食事でも、ただおにぎりを食べるだけではなく、意識して野菜を取るようにしていたそうです。受験勉強を「気合」だけで乗り切るのではなく、脳のパフォーマンスを整えるところまで考えていたのが麻生さんらしいところです。
武田塾の活用法
麻生さんは、学校が午前授業で終わる日が多かったことや、内職をうまく活用することで、自由に使える時間を作っていました。
武田塾は「その日にやるべきタスク」が明確なので、授業時間に縛られず、自分の効率重視のスタイルに合わせやすかったといいます。
また、麻生さんのかなり特殊ともいえる受験スタイルを、校舎長が否定せずに受け入れてくれたことも大きかったそうです。
誰かの成功法則をそのままなぞるのではなく、自分に合ったやり方を認めてもらい、そのうえで必要な軌道修正を受けられる環境が、最難関学部への合格を後押ししました。
麻生さんの受験から学べること
麻生さんの受験から伝わってくるのは、「効率化」は手を抜くことではなく、自分に必要なことを正確に見極めることだということです。
最初の半年は英語に全振りし、日本史はゼロから泥臭く積み上げ、生活面では睡眠や昼寝、散歩まで含めて自分の脳の使い方を整える。こうした一つひとつの選択が、早慶の最難関学部に届く力を作っていきました。
長時間やることだけが正義ではないし、一般的な受験生像に無理に合わせる必要もない。大切なのは、自分が最も結果を出せる形を見つけ、それを信じてやり切ることです。
麻生さんの合格体験は、そのことをとても強く教えてくれるものでした。






