今回ご紹介するのは、シャドーイングを20周以上繰り返し、早稲田大学政治経済に合格した椎名さんです。
椎名さんはあらゆる参考書でシャドーイングを行い、リスニングの偏差値を40台から70台へアップさせました。
また政治経済学部の総合問題もうまく分析し、合格に結びつけました。
そんな椎名さんの合格までの軌跡をご紹介します。
総合問題の対策に悩んでいる受験生は必見です。
早稲田大学政治経済学部に合格
早稲田大学政治経済学部は、早稲田大学の中だけでなく、他の私立大学の中でもトップクラスにレベルが高い学部です。
合格は容易ではなく、丁寧な対策が必要となります。
また早稲田大学は近年入試形式が変わったため、情報が少なく、対策が難しいと言われています。
とくに政治経済学部で出題される総合問題では、高い英語力に加え、知識量や考察力が問われます。
入塾のきっかけ
椎名さんは立教池袋高校という大学附属高校に通っていたので、周囲では大学受験をする人が少なかったそうです。
しかしそんな中、椎名さんはもとから早稲田大学政治経済学部に入りたいと思っていました。
大学受験はするつもりでしたが、知識もなく、高校2年生の夏になると受験勉強へ焦りを感じ始めます。
そんな時に武田塾の無料受験相談に出会い、入塾することになりました。
入塾前〜入塾当初の成績
では入塾前の成績を確認してみましょう。
1年生の1月に受けた、共通テスト同日模試では、英語の偏差値が40台、国語が偏差値50台、政治経済は40台という結果でした。
この頃はまだ受験勉強をしていない時期ですが、それでも早稲田大学政治経済学部に受かるような成績とは思えません。
そこから武田塾に入塾し、2年生の冬に受けた共通テストの同日模試では、英語が偏差値60台へアップしました!
入塾してまず英語から勉強を始めたため、他の科目にそこまで変化はありませんが、英語はすごく伸びています。
もともと英検2級を持っていた椎名さんは、武田塾に入ると準1級のための勉強を始めたそうです。
ちょうどその勉強をしていた頃だったので、模試の結果に表れたと語っています。
では具体的にどのように英語を勉強していたのでしょうか?
英語の勉強法
英検準1級の対策
入塾してまず最初に取り組んだのが、英検準1級に向けた勉強です。
単語帳は1冊目に『英検準1級でる順パス単』を使い、2冊目に『システム英単語』を進めました。
参考書は『最短合格!英検準1級完全制覇』のリーディング編と英作文編。
英作文のほうにはコンテンツブロックという、論点の主張をまとめた項目があり、椎名さんはそれをシャドーイングして覚えていました。
音源を聞いてシャドーイングをしながら、散歩をして覚えたそうです!
隙間時間を有効活用して音読をしたのが、後々にとても効いてきたと振り返っています。
そして見事、2年生の11月に受けた英検準1級に合格しました!
このことは早稲田大学政治経済学部を目指す椎名さんにとって、自信に繋がったようです。
高3の勉強
英検が終わってからは、長文読解のスピードアップのため、『速読トレーニング』に取り組みます。
ここでも英検対策と同じように散歩をしながらシャドーイングをして、すべての文章を頭に入れました!
歩きながらの勉強は、集中力アップや眠気防止に効果があると言われています。
リフレッシュにもなるため、とても良い勉強法ですね。
しかも『速読トレーニング』のシャドーイングは20周も繰り返したそうです!
参考書を完璧にするということを初めて経験したんだとか。
ここまで徹底的に勉強した結果、読むスピードが上がり、内容把握も早くなりました。
ハイレベルな単語帳で語彙力アップ
椎名さんはさらに、難単語ばかりをかき集めた『無敵の難単語PINNACLE420』に手を付け、早稲田大学政治経済学部の英語に対抗する力をつけました。
『無敵の難単語PINNACLE420』は、単語帳をしっかり2冊やってきた人でも苦戦するほど、難易度の高い単語帳です。
そのため誰にでもおすすめできるものではありません。
しかし早稲田大学政治経済学部や社会科学部などの難関大学の英語は、単語をどこまで知っているかで、最後に差が出てきます。
実際椎名さんも、PINNACLEを進めてからは、知識の面で大きく優位に立てたと感じているんだとか。
でもまずは前提として2冊仕上げることが大切です!
そのあとで余裕がある場合は『無敵の難単語PINNACLE420』に取り組んでみてください。
このように勉強を進めていった結果、高校3年生の12月では、リスニングが偏差値70台にまで上がりました!
大幅に成績を伸ばしています。
現代文の勉強法
現代文の勉強には『現代文読解力の開発講座』が役に立ったと振り返っています。
使い始めた頃は解説がわかりにくいと感じ、あまり好きな参考書ではなかったという椎名さん。
しかし一つの問題に2~3時間ほどかけて全力で読み、その後で解説を読んだところ、解説の内容がとてもよくわかるようになりました。
『現代文読解力の開発講座』は一見するとわかりにくく見えるのですが、何回も読み、自分でしっかり考えたうえで解説を読むと、かなり参考になります。
挫折せずに自分の考えを書き出していくことが、成長につながるということですね。
総合問題の対策
早稲田大学政治経済学部といえば、総合問題の対策が難しいことで有名です。
総合問題は大きく3つの問題で構成されています。
大問1:現代文に図表が入ったような問題
大問2:英語長文に図表が入ったような問題
大問3:英作文
情報が少なく対策が難しいのですが、椎名さんはどのように勉強をしていたのでしょうか。
大問1の対策には早稲田大学政治経済学部のAO入試の一つ、グローバル入試の過去問を使いました。
なぜAO入試の過去問を解くのかというと、同じ教授が問題を作っている可能性があるからです。
また、問われることや求められる能力は共通しているため、問題の傾向が似ている可能性があります。
実際、この勉強法はとても効果的だったと語っています。
グローバル入試の記述問題を解くうちに小論文を作る力が身につき、総合問題にも活きたそうです。
次に大問2についてです。
大問2は入試方式が変わる前の、英語の問われ方に似ているため、旧入試方式の過去問を6年分解きました。
また代々木ゼミナールの『早大入試プレ問題集 英語・総合問題』で演習をし、あとはひたすら音読を繰り返したそうです。
こうした大問一つ一つに合った対策をしっかりできたことで、見事、早稲田大学政治経済学部に合格できました。
少ない情報の中で、傾向を分析して掴み取った戦略勝ちですね。
椎名さんからメッセージ
椎名さんは武田塾に通った感想として、「毎週の宿題やルートが決まっているので、自分が今何をしなければいけないのかが明確にわかるのが良かったです。」と話してくれました。
一人では何から始めていいのかわからないという方は、ぜひ一度武田塾の無料受験相談にお越しくださいね。
また受験生に向けて、次のようなメッセージを残してくれました。
「第一志望に受かるという気持ちが一番大切です。その気持ちを持って徹底的に研究することが大事だと思います。」
受験生のみなさんも、絶対に合格するという気持ちをモチベーションにして、最後まで頑張ってください!
今回はシャドーイングを繰り返し、偏差値40台から早稲田大学政治経済学部に合格した椎名さんをご紹介しました。