今回は1年浪人して、共通テスト9割で奈良県立医科大学医学部医学科に合格した小池さんをご紹介します。
現役時代はやる気の波が激しく、4〜5割の力でしか勉強をしていなかった小池さん。
結果共通テストの英語は5割ほどしか取れず、平均以下でした。
そこから武田塾で1年間浪人し、丁寧にミスを分析することで、奈良県立医科大学医学部医学科に合格できました。
そんな小池さんの合格までの道のりを紹介します。
奈良県立医科大学医学部医学科に合格
小池さんが合格した奈良県立医科大学医学部医学科は、全国の医療系の学部のなかでも上位に位置します。
偏差値は75〜78と非常に高く、合格にはそれ相応の対策が必要です。
レベルが近い大学としては、神戸大学や名古屋大学などが挙げられます。
現役時代の様子
小池さんは現役時代、自分で勉強のスケジュールを管理できていませんでした。
それに加えてやる気のあるときと、ないときの差が激しく、バランスの悪い勉強スタイルだったそうです。
そんな状態のまま、現役時代も奈良県立医科大学医学部医学科を受けました。
結果は43点足りず不合格。滑り止めの私立大学は受けていなかったため、浪人することになります。
入塾した理由
浪人することになった小池さんは、塾も検討しますが、大手予備校の授業スタイルに価値を見出せませんでした。
というのも、現役時代から復習や予習をあまりしてこなかったため、授業タイプの塾では意味がないと思ったんだそうです。
そこで自宅で1人で勉強をする、“宅浪” をするか悩んでいたところで、武田塾に出会いました。
武田塾なら小池さんの反省点だった、スケジュールの管理とやる気の維持をカバーしてくれます。
実際に面談したところ自分に合っていると感じ、入塾に至ったそうです。
浪人時代の1日のスケジュール
浪人時代は毎日必ず11時には塾に行くようにし、20時まで勉強していました。
共通テスト前は22時まで勉強していましたが、それ以前は基本的に毎日9時間ほど勉強していたことになります。
もっとたくさん勉強している受験生も多く、小池さんの場合は比較的勉強時間が少なめです。
しかしその分、塾にいる間は勉強しかしていなかったんだそうです!
小池さんは塾に行くときは、絶対にスマホを持って行かないように決めていました。
そのため中身の濃い、集中した9時間を過ごせていたいたようです。
“塾では勉強しかしない、家では勉強をしない” というメリハリが、自分には合っていたと振り返っています。
浪人時代の勉強法
続いて実際にどのように成績を伸ばしたのか、勉強法について紹介します。
まずは浪人してからもっとも点数を伸ばせたという英語から見ていきます。
英語の勉強法
現役時代の共通テストでは、英語は5割しか取れず、全国平均を下回っていました。
それが浪人してからは8割まで取れるようになります。
そこにたどり着く第一歩として、まずは単語を覚えるところから始めました。
もともと単語力が弱く、現役時代は暗記から逃げていたそうです。
そのため武田塾の確認テストも最初は全然解けず、何周も解いていくことで次第に力をつけていきました。
こうして春から秋にかけて、ずっと英単語の暗記をしていると、英文法の勉強をしていなくてもぐんぐん成績が伸びました。
ちなみに使っていた単語帳は『システム英単語』と『英熟語ターゲット1000』です。
何周繰り返したかわからないほど、染みつくまで徹底的に取り組みました。
数学の勉強法
奈良県立医科大学医学部医学科の数学は、そこまで難しいわけではなく、基礎をしっかり固めていれば問題ありません。
難易度で言うと、地方国公立大学より少し上のレベルです。
小池さんは浪人してから、数学の中でもとくに数Ⅲ・Cの成績が伸びたと振り返っています。
現役のときは、学校の授業内で数Ⅲ・Cがすべて終わらなかったそうですが、その終わらなかった分の勉強より、他の教科の受験勉強を優先していました。
そのため数Ⅲ・Cの問題はまったく解けなかったそうです。
そこで浪人時代では、『基礎問題精講』を使って基礎をしっかり固めるところから始めます。
最終的には『CanPass数Ⅰ・A/Ⅱ・B』、『CanPass数Ⅲ・C』にも取り組み、2次試験に通用するような力をつけていきました。
共通テスト対策
小池さんは奈良県立医科大学で採用している、共通テストを活かした入試方式での合格を目指していました。
奈良県立医科大学医学部医学科の入試方式は特殊で、2回受けられます。
1回目は一般的な2次試験があるタイプで、2回目は共通テストの配分が9割のタイプです。
この2回目の入試で合格することを目標にしていたため、記述問題より、共通テストの対策に力を入れていました。
共通テスト解き直しファイルで分析
具体的な対策として小池さんがしていたのが、“共通テスト解き直しファイル”を使って復習をすることです。
これは過去問や予想問題を解いた後に、なぜ間違えたのか、どうしたら解けたのかを、丁寧に分析していく作業です。
だいたい1回のテストで、1教科につき60分復習し、分析シートにまとめていました。
しかも小池さんが解いたのは、過去問30年分と、予想問題3冊だけでなく、センター試験の過去問や、2024年度版の予想問題集にまで渡ります。
分厚くなったファイルがその努力を物語っています!
共通テスト対策で活きた勉強法
では具体的にどのような分析をしていたのでしょうか。
共通テストで活きたと思う勉強法を聞いてみました。
まず国語は、解答根拠をしっかり導き出すやり方が役に立ったそうです。
選択肢を一つずつ確認し、それぞれの選択肢が正解な理由、または不正解な理由まで掘り下げて勉強しました。
数学は計算ミスでさえも、なぜミスをしたのかまで分析しました。
計算過程で削ってはいけない部分と、省略しても問題ない部分を確認したことで、もともと多かった計算ミスを減らせたそうです。
これだけ一つずつ丁寧に分析していたことが、小池さんが奈良県立医科大学医学部医学科に合格できた要因ですね。
平常心で挑んだ共通テスト!結果は約90%
模試では85%取れるとA判定なので、本番の共通テストでもいつも通りに85%を目標に臨みました。
そして気負い過ぎずに挑んだところ、結果は89%でほぼ9割を達成しました。
共通テストで89%取れたときは、ほぼ合格も同然だと思っていたため、とても嬉しかったそうです。
そのため改めて合格の通知が来たときは、意外に平然としていたと振り返っています。
武田塾は合っていた?
見事、浪人して奈良県立医科大学医学部医学科の合格を掴み取った小池さん。
武田塾での浪人時代をどう感じているのでしょうか?
小池さんは武田塾はすごく自分に合っていたと語っています。
勉強のサポートはもちろんですが、メンタル面のケアにも救われたそうです。
とくに共通テストの直前期は、1回ごとの結果に一喜一憂し、心が不安定になっていたんだとか。
そんなときに校舎長のカーン先生が優しく話を聞いてくれたことが、とても助かっていたそうです。
浪人時代を振り返って
最後に小池さんは浪人時代を振り返って次のように話してくれました。
「頑張った1年は財産になるんだなと思いました。あれだけミスが多かった自分がミスを減らせたので、やればできるということがわかり、すごく嬉しかったです。
」
1年間妥協せずに努力したところ、合格という大きな結果がついてきました。
そのことが自信に繋がり、自分の人生にとってかけがえのない経験になったようです。
頑張ればその分だけ成長できます!
受験生のみなさんも小池さんに続いて、合格を掴み取りましょう!
1浪・共テ9割で奈良県立医科大学医学部に合格!まとめ
現役時代は共通テストの英語が5割で、平均以下だった小池さん。
当時はやる気の波が激しく、勉強を続けられないことが課題でした。
しかし武田塾で浪人してからは、スマホを塾に持ち込まないマイルールを作り、モチベーションを維持できるよう工夫します。
そして徹底した分析のおかげで、共通テスト本番は全体で9割取れるようになりました。
今回はそんな小池さんが、奈良県立医科大学医学部医学科に合格するまでの道のりをご紹介しました!