今回は英語の偏差値40台から、大阪大学外国語学部ヒンディー語専攻に合格した青木さんを紹介します。
外国語学部を目指しているのに英語が苦手…。
そんな厳しい状況から、偏差値を20以上もアップさせ、無事に合格することができました。
どのようにして合格を掴み取ったのか、青木さんの合格までの道のりを紹介します。
大阪大学外国語学部ヒンディー語専攻へ合格!
大阪大学は1931年創立の国立大学で、東大・京大に次ぐ高学歴な大学として有名です。
その始まりが私塾であることから、市民精神を大事にしており、「地域に生き世界に伸びる」をモットーとしています。
青木さんが進学する外国語学部ヒンディー語専攻では、インドの公用語であるヒンディー語を習得することはもちろん、インドの文化や宗教についての理解も深めます。
卒業生はその語学力を活かして、国際的な機関や、インドをはじめとする海外の企業へ就職しています。
現役時代の様子
現役の頃は共通テストが苦手で、68%しか取れなかったという青木さん。
当時から大阪大学外国語学部を目指していたのですが、この結果では合格は難しい状況でした。
では現役時代の問題点は何だったのでしょうか?
それは強制力がないため、苦手な教科の勉強を後回しにしてしまっていたことです。
青木さんは勉強の計画を立てること自体は、好きで得意でしたが、その計画通りに進めるのが苦手でした。
とくに英語が苦手で後回しにしてしまっていたそうですが、外国語学部志望であれば、英語はしっかり対策をしていきたい教科ですよね。
その結果、現役時代はうまくいかず、浪人することになります。
なぜヒンディー語専攻へ?
ヒンディー語を学べる大学は珍しいですが、そもそもなぜヒンディー語専攻に行こうと思ったのでしょうか?
もともとは大学で中国語を学び、中国人が増加している日本で役立てようと考えていたそうです。
しかし浪人しているうちに、青木さん自身が海外に行ってみたいと思うようになったんだとか。
そこで昔からシンパシーを感じていたインドに興味を持ち、ヒンディー語専攻へ進学したいと思うようになったそうです。
武田塾を選んだ理由
青木さんは先ほども紹介したように、強制力がないと計画通りに勉強を続けられないタイプでした。
また塾に入るとしても、集団授業の塾は向いていないと感じていたそうです。
そのため自学自習をしっかり管理してくれる武田塾が自分に合っていると感じ、入ることに決めました。
周囲の友達は集団授業型の塾に入っている子が多く、当初は一人で武田塾に入ることに不安を覚えていたんだとか。
しかし実際入塾してみると、友達がいなかったことで自分だけの成績に集中することができたと言います。
友達がいると、人間関係や他人の成績と比べてしまうことによるストレスが溜まることがあるようです。
武田塾も教室によって、和気あいあいとした雰囲気のところもありますが、青木さんが通っていた札幌校は、個人に集中するような雰囲気でした。
それが青木さんにとってはやりやすかったそうで、ストレスフリーな浪人生活を送れたと語っています。
英語の勉強
高校2年生のときは偏差値40台でしたが、1年で+10アップし、高校3年生の最後の時点で50台という成績でした。
そして浪人してからは偏差値60台へ突入します。
では具体的にどのように成績を伸ばしていったのか、英語の勉強法について紹介していきます。
参考書は早めに!一年間の流れ
青木さんはまず、参考書のルートをなるべく早めに終わらせました。
浪人生としての時間の有利さを活用して、どんどん参考書を進めたそうです。
そして9月までに参考書のルートを終わらせると、そのあとはひたすら過去問演習に取り組みます。
12月の共通テスト対策に入る前には、すでに大阪大学の過去問20年分を、2〜3週解き終わっている状況でした!
英作文の対策
英作文の勉強には参考書も使っていましたが、それだけでは本番の問題に太刀打ちできないと感じていた青木さん。
そこで参考書の例文を覚えるだけでなく、過去問を繰り返し解くことで実力をつけていきました。
和訳の対策
青木さんは和訳の勉強が、大阪大学の英語に役に立ったと語っています。
いかに日本語らしい表現にするかがポイントで、そのために名詞を形容詞化したりして工夫していたそうです。
具体的には、参考書のルートの最後のほうで取り組んだ『関正生の英文解釈ポラリス2』で、まず構文を理解します。
そのあとに『英文和訳演習 上級編』を使って、不自然な日本語を直す練習をしました。
リスニングの勉強は?
大阪大学のリスニングや英作文は、外国語学部特有の問題が多く、とても難しいことで知られています。
とくにリスニングは、平均点が60点満点中の8点か9点ほどで、ほとんどの学生が聞き取れていないという状況です。
そのため青木さんはリスニングの勉強は諦め、別の分野を得点源にするほうに切り替えました。
得点しやすい部分をしっかり押さえて、補っていく戦略にしたそうです。
阪大模試の結果
夏の阪大模試では300点満点中160点台で、当時の目標だった150点を超える結果となりました。つまり夏の時点ではすでに、大阪大学外国語学部ヒンディー語専攻で戦える実力をつけていたということですね。
英語が苦手で、もともとは偏差値40台だったところから大きく成長しています!
2次試験は数学を使って受験
大阪大学外国語学部ヒンディー語専攻の2次試験は3教科で、国語と英語が必須科目、残りの1科目は世界史と数学から選択する形になっています。
外国語学部を受験する学生のほとんどは、英語や文系科目が得意な傾向にあるため、世界史を選択します。
しかし青木さんはもともと数学が得意だったため、選択科目は数学にしました。
そしてもともとの得意教科を活かして、大阪大学外国語学部ヒンディー語専攻にみごと合格!
受験成功の秘訣ー自発的に考えることが大事!
青木さんは受験を振り返り、自ら合格への道を模索していたことが勝因になったのではないかと語っています。
武田塾に通うようになってからも、自分の足りていない部分を自分で見つけ出し、改善するために考えることを惜しみませんでした。
また与えられた宿題をただこなすだけでなく、自分の考えを先生にぶつけながら、一緒に宿題を作ってきたそうです。
こうして受け身ではなく、自発的に試行錯誤してきたことが、合格につながったのですね!
受験生のみなさんも最後まで考えることを放棄せず、合格に向けて突き進んでください。
浪人時代を振り返って
浪人というと期間も長く、孤独でつらいというイメージがありますが、青木さんの浪人時代はとても充実していたそうです。
というのも自由な時間設定で勉強できる武田塾が、青木さんに合っていたから。
集団授業の塾では、毎日決まった時間に学校のように通わなくてはいけませんが、武田塾はやるべきことをしっかりしていれば問題ありません。
もちろん塾にきて自学自習することが基本ではあります。
ただ青木さんは自宅でも勉強ができるタイプだったので、先生が判断してある程度の緩さは認めていたのかもしれません。
場所や時間を束縛されないフレックスなやり方のおかげで、ストレスなく浪人時代を過ごせたようです。
青木さんは浪人を検討している人に向けて、そこまで暗くなったり、怖がったりする必要はないと話してくれました。
1年浪人・偏差値40台からの逆転合格!まとめ
外国語学部を志望していたにも関わらず、英語が苦手で偏差値40台だった青木さん。
そこから浪人して英語は偏差値60台まで成績を伸ばし、また得意な数学を活かした方法で受験を制しました。
青木さんが合格できたのは武田塾のメソッドだけでなく、合格のために考えることをやめない姿勢があったからこそです。
受験生のみなさんもぜひ参考にして、憧れの大学への合格を掴み取りましょう!
今回は大阪大学外国語学部ヒンディー語専攻に合格した青木さんの軌跡を紹介しました。