今回紹介するのは、現代文の勉強に苦戦しながらもやり方を工夫し、早稲田大学教育学部に合格した杉本さんです。
高校2年生の11月に入塾した杉本さんですが、現代文の成績を伸ばすのにはかなり時間がかかりました。
何度も壁に直面しますが、そのたびに勉強法を改善し、最終的には早稲田大学の現代文も解けるようになります。
そんな杉本さんはどのように現代文の成績をアップさせたのでしょうか。
早稲田大学教育学部の合格までの軌跡を紹介します。
現代文の成績に悩んでいる方は必見です!
早稲田大学教育学部とは
早稲田大学は大隈重信の校閲のもとに1882年に創立された由緒ある大学です。
国内の私立大学ではトップクラスの学力を誇り、慶應義塾大学と並ぶ高学歴な大学として知られています。
杉本さんが合格した教育学部では、教員の育成はもちろん、それ以外の各分野でも活躍できるような、優秀な人材を育成することを目的としています。
そのため教員免許を取得しなくても卒業できるのが特徴です。
偏差値は62〜67と高く、合格には専門的な対策が必要になります。
入塾前の状況
高校2年生の11月に入塾した杉本さんですが、当時は模試ごとで結果にバラつきがありました。
出来が良かったときは偏差値70ほどで、悪かったときは偏差値60を切っていたと振り返っています。
その波を作ってしまっていた原因が国語です。
杉本さんは武田塾に入る前は、国語を感覚で解いていました。そのため成績に安定感がなかったそうです。
出身高校は?
杉本さんが通っていたのは愛知県の一宮西高校です。
ほとんどの学生が国公立大学を目指すという進学校で、杉本さんは私立の早稲田大学教育学部を志望していました。
同じように私立大学志望の子は他に2〜3人しかいなかったそうで、かなり珍しい存在だったようです。
武田塾に入ったきっかけ
合格に対するやる気はあったものの、具体的に何から始めればいいのかわからなかったという杉本さん。
そこで個人に合った課題を出してくれる武田塾に入ることにしました。
武田塾では日割りで宿題を出していて、一人一人、自学自習ができているか管理しています。
こうした個人指導なら目標までの修正が効きやすく、またモチベーションも維持できるのではとないかと感じたそうです。
そして高校2年生の11月に武田塾の無料受験相談に行きます。ちなみにその当時の志望校は同志社大学でした。
無料相談で校舎長の先生と話したところ、「早稲田大学を狙える!」と熱い言葉をかけてもらい、志望校を変更することにしたそうです。
入塾したときの気持ち
授業を受けないスタイルの塾に慣れていなかった杉本さんは、武田塾の勉強法に少し疑いを持っていたそうです。
本当にこれで早稲田大学に合格できるのかと不安だったと振り返っています。
そのため最初は緊張してた杉本さんでしたが、担当の先生が温かく迎えてくれたため、すぐに馴染むことができました。
高2時代に取り組んだ参考書
国語は『漢字マスター 一八〇〇』、『現代文キーワード読解』、『田村のやさしく語る現代文』、『古文単語315』、『ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル』、『岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の』、『新・現代文レベル別問題集1超基礎』と、たくさんの参考書を使って勉強を進めていきました。
初めの頃は、参考書に取り組むうえで注意しなければいけないポイントを意識せず、自分の感覚で解いてしまっていた杉本さん。
しかし先生のアドバイスを取り入れてポイントを押さえることで、参考書の理解度が上がってきたそうです。
国語が伸びない
参考書のやり方が身についてきたことで、英語と古文は順調に力をつけていきますが、現代文はなかなか成績が上がりません。
高校3年生の7月に受けた日大レベルの突破テストが不合格で、早稲田大学教育学部を目指す杉本さんにとってはなかなか厳しい状況です。
成績が伸びなかったのにはいくつか原因がありました。
一つ目は参考書の注意ポイントを意識しすぎて、文章そのものをしっかり読めていなかったこと。
注意ポイントを見つけることばかりに気を取られ、ただの発見ゲームのようになっていたと振り返っています。
二つ目は解いてきた問題の解説を丸暗記して、個別指導に臨んでいたことです。
武田塾では宿題を先生に見せると、その答えにたどり着くまでにどう考えたのか、過程を聞かれます。
杉本さんはそこで答えられるようにと解説を暗記してしまっていました。
これでは成績は伸びませんね。
やり方を修正!答えに納得できるまで復習
杉本さんは成績を上げるべく、先ほど紹介したような参考書のやり方を改善していきます。
具体的には、解説に書いてある答えの根拠になる部分を文章中から探し出し、自分なりの言葉でまとめていたそうです。
なぜその答えになるのかがわかるように、解説の行間を埋めるようなイメージで言葉を補足していきました。
この復習に1題あたり、1時間を使うこともあったそうです。
丁寧な復習や解答の分析をすることで力をつけ、9月末にやっと日大レベルを突破することができました。
そして10月からは早稲田大学教育学部の過去問演習を始めます。
現代文の第二の壁
勉強法を見直し着実に力をつけてきた杉本さんですが、過去問に取り組み始めるとまた新たな壁に直面しました。
早稲田大学教育学部の入試問題ともなると、文章の内容は参考書よりも難しくなります。
それに加えて制限時間を意識しなければならず、焦りから内容の理解がしっかりできなくなっていたようです。
早く読まなくてはいけないと思った杉本さんは、目を早く動かすことで文章を追おうとします。
しかし結果的に返り読みが多くなり、かえって時間をロスしていました。
そこで杉本さんは一文一文をしっかり理解することを第一に心がけます。
文章を読みながら図を書いたりして、内容をイメージしやすくしたそうです。
その結果高校3年生の12月でやっと、MARCHレベルの突破テストに合格することができました。入試直前まで現代文には苦戦しましたね。
現代文の壁を乗り越え、ついに合格!
現代文にはかなり苦戦し、何度も壁に直面した杉本さん。
しかし最終的には見事、早稲田大学教育学部に合格することができました!
合格したときは信じられなかったそうで、インタビューされているこのときでさえも、まだ半分信じられないくらいだと語っています。
あれほど苦労してきたこともあってか、自分でも合格できたことに実感がないのかもしれませんね。
合格を知った国語の先生はとても喜んでくれたそうです。
杉本さんが早稲田大学教育学部に合格できたのも、現代文の成績アップをサポートしてくれた武田塾の先生がいたからこそでしょう。
一人で参考書を解いているだけでは、表面的なテクニックに走ってしまいがちです。
そこを先生がしっかり見てくれたおかげで、入試直前まで調整し、合格することができました。
武田塾に通って
杉本さんは武田塾に通ってみて次のように話しています。
「最初は不安もあったけど、武田塾に行ってなかったら早稲田大学を目指してなかったので、本当に良かったと思います!」
武田塾に来たころは授業を受けないスタイルの塾に不安を感じていた杉本さん。
しかし結果的にはその個別指導のおかげで、現代文の成績が上がり、合格を掴み取ることができました。
杉本さんと同じように国語に伸び悩んでいる方は、ぜひ勉強法を参考にしてくださいね。
今回は早稲田大学教育学部に合格した杉本さんを紹介しました!