今回紹介するのは、武田塾の生配信コースで京都大学工学部に合格したおもちさんです。
もとから成績は良かったのですが、京都大学工学部という難関大を目指すにあたって、高校2年生の秋から生配信コースを受け始めます。
順調に成績を伸ばしていくおもちさんですが、模試ではなかなか思うような判定結果が出ません。
しかし最終的には京都大学特有の問題も解けるようになり、見事合格することができました。
ではそんなおもちさんの合格ストーリーを紹介します。
京都大学工学部に合格
京都大学は旧帝国大学のうちの一つで、国内では東京大学に次いで2位の学力を誇っています。
『QS世界大学ランキング2025』では50位となっており、世界的にも評価の高い大学です。
また理念に掲げた「自由な学風」が特徴的で、多くの学生からの人気を集めています。
入塾前の状況
高校はそこまでの進学校ではなく偏差値は60半ばほどでした。
しかし勉強には力を入れていたため宿題が多く大変だったと語っています。
おもちさんはそんな高校に通いながら予備校の授業も受け、自分なりに勉強を進めていたそうです。
そのため入塾当初から成績は良く、進研模試では英語と数学がどちらも偏差値75で、理科が若干遅れ気味という状況でした。
成績が良かったおもちさんですが、実際には当時の勉強法に悩みを抱えていたんだとか。
このままのやり方で、本当に最難関レベルの京都大学工学部に合格できるのか不安だったそうです。
そのため武田塾の生配信コースに申し込み、1年かけて京都大学工学部に焦点をあてた勉強を始めました。
入塾当初は順調に成績を伸ばす!
武田塾に入ると英単語を進めるペースの速さに圧倒されたというおもちさん。
1日100個という数に始めはつらさを感じたそうですが、すぐに慣れたと語っています。
こうして入塾してからは、平日5時間、休日10〜11時間勉強して着実に学力をつけていきました。
そのためこの頃の進研模試や駿台模試での京都大学工学部の判定はとても良かったそうです。
順調に進んでいるように思われたおもちさんですが、夏に受けた京大模試の結果に挫折してしまいます。
夏の模試で挫折!苦戦の始まり
おもちさんは数学が得意でしたが、京大模試ではまったく歯が立ちませんでした。
部分点はもらえたものの完答できたのは6問中たった1問!
京大特有の思考力が問われる問題に悩まされ、判定結果はE判定でした。
数学の勉強法
ではそんな数学ですが、勉強が遅れていたのかというとそんなことはありません。
武田塾の通常の参考書ルートを終わらせたあとは、高校3年生のかなり早い段階から難しい参考書に取り組んでいました。『ハイレベル数ⅠA / ⅡB / ⅢC[ベクトル]の完全攻略』です。(以下『ハイレベル完全攻略』)
難易度の高い参考書に取り組んでいたにも関わらず、夏の模試では良い結果が得られませんでした。
そのため模試が終わったあとの夏から秋にかけては、過去問を解き京都大学への対策を強化していきます。
自分で解いてみると改めて京都大学の問題の難しさを実感し、思考力が足りていないと気付かされたそうです。
そこで思考力を鍛えるために『世界一わかりやすい京大の理系数学 合格講座』を新たに取り組みました。
『ハイレベル完全攻略』のおかげで難しい問題が解ける力はついていたものの、京都大学の思考力を要する問題には太刀打ちできませんでした。
そんなときに『世界一わかりやすい京大の理系数学 合格講座』がとても役に立ったそうです。
京都大学の数学を解くためのポイントが問題ごとに書かれていて、どのようにアプローチすればいいのかがわかるようになっています。
この参考書に取り組みながら赤本を解いていくことで思考力を訓練していきました。
こうして簡単には解けない京都大学独特の難問にも対抗できるようになったおもちさん。
最終的には6問中3問が完答で、京大の理系数学の合格ラインを突破することができました。
理科の勉強法
物理は京都大学でも得点を稼げるほど力をつけました。
参考書は『実況中継』がとても面白かったそうで、これに取り組んだおかげでその後の『物理のエッセンス』に取り掛かりやすくなったと語っています。
そのあとは『良問の風』『名門の森』と進めていき、これらの参考書が終わるころには京都大学の難しい問題も解けるようになりました。
さらに過去問を何周も解くことで自信をつけていったそうです。
ちなみにおもちさんが面白かったという『実況中継』はレベルの高い参考書なんだとか。
文系寄りの学生さんには難しく感じることもあり、好みがわかれるんだそうです。理系のおもちさんにはぴったりだったようですね。
化学はまず『2025年実戦化学重要問題集 化学基礎・化学』に取り組み、次に『ここで差がつく有機化合物の構造決定問題の要点・演習』、『世界一わかりやすい京大の化学 合格講座』と参考書を進めていきました。
京都大学の化学は初見の要素が多く、対策しても模試ごとに新たな初見の内容が出題されるため、どうしたらいいかわからなかったそうです。
赤本を解いて対策をしますが、理論が難しくなかなか大変だったと振り返っています。
それでも少しずつ力をつけ、秋の模試では夏より大幅に成績を伸ばすことができました。
入試本番は直前まで不安だったそうですが、解答率は5割ほどで見事合格となります。
1年を振り返って
おもちさんは1年を振り返りこう話しています。「まず生配信コースに入って本当に良かったです!勉強法の悩みの手助けになりました。
また1年間後悔なくできて、京都大学工学部合格という結果も付いてきたので良かったです。」
もともと成績も良く、後半はひたすら過去問を解いては苦手をつぶす作業だったため、先生は力になれているのか不安だったそうです。
それでも本人が合格の手助けになったと強く感じているのであれば、生配信コースに入った意味はあると言えそうですね。
生配信コースから京都大学に合格!まとめ
京都大学工学部の合格という高い目標を前に不安を抱えていたおもちさん。
武田塾の生配信コースに入ってからは、自分に足りていなかった思考力を鍛え、京都大学への対策を強化します。
そして最後までやるべきことをとことんやり尽くし、無事合格することができました。
今回はそんなおもちさんの京都大学工学部の合格までの道のりを紹介しました!