今回ご紹介するのは、一年間浪人して大阪大学基礎工学部に合格した武田塾塚口校の中井さんです。
現役時は神戸大学を受験し不合格。半年間の宅浪を経て武田塾に入塾します。
武田塾で基礎を大切に勉強し1年で偏差値を20も上げた中井さんの、大阪大学合格までの軌跡をご紹介します!
大阪大学基礎工学部に合格!
大阪府吹田市にある大阪大学は、旧帝国大学(通称:旧帝大)と呼ばれる日本最難関の国立大学群に属しています。
後述しますが、大阪大学の二次試験の英作文はかなりの難易度。単語のレベルが高く、アカデミックな内容が多いのが特徴です。
「阪大は二次」「阪大は英作文」と一部では言われるほど、英作文のレベルアップは阪大合格には必要不可欠なのです。
【大阪大学】英語の傾向と対策は?阪大の英語、参考書ルートも解説! – 予備校なら武田塾 香椎校 (takeda.tv)
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現役時代は学校ベースの勉強
現役時の中井さんは神戸大学国際人間科学部を受験し、30点差で不合格でした。私立は受験しなかったそうです。
中井さんは中高一貫の全寮制の学校に通っており、塾に行くという選択肢はなかったため、学校メインで勉強をすすめました。
全教科の授業が10月に終わり、受験勉強をスタート。
数学・物理・化学・英語の共通テストを含めた演習練習が始まりました。
特に共通テスト直前の11月12月は、共通テスト対策を中心に勉強しましたが、結果は7割3分程度。神戸大志望であれば、8割は欲しいところです。
二次試験も、数学・物理はそこそこできていると思ったものの、神戸大の点数開示では、3~4割しか取れなかった英語が足を引っ張る形となりました。
偏差値20アップもここから武田塾でさらなる追い上げ!
一浪後は志望校をワンランク上げ、大阪大学を志望することにした中井さん。
共通テストの結果では、現役時は656点で一浪後は733点になりました。
浪人の1年で、一番伸びたと感じているのは化学。偏差値55から70ぐらいまで、15ポイントも伸びたそうです。
現役時の10月の模試と、浪人時の10月の模試の結果を見せていただきました。
もともと数学や物理が得意だった中井さん方ですが、数学も偏差値54から73に。
一方で苦手だった英語と化学も、英語は偏差値53から64、化学は偏差値59から73に大きく伸びています。
現役時は英数理の総合偏差値56でしたが、1年後は73となり、現役の時より偏差値も20ポイント近く伸びています。
勉強の成果が、全科目でしっかりと数字として現れていますね。
この10月の摸試の時点でも、英語と化学に関しては「まだ伸び切ってない時期」と話す中井さん。
ここから武田塾で、中井さんの怒涛の追い上げが始まります!
ChatGPTがスケジュール管理!?宅浪中の勉強法
浪人前半は宅浪で勉強していた中井さんは、ChatGPTを活用し、一日の勉強のスケジュールを全てAIに決めてもらいながら勉強に取り組んでいたそうです。
数学で一度勉強した範囲からAIにランダムで問題を出してもらい解く、というような形をとっていました。
最新のツールを使い順調に勉強をすすめてたかと思いきや、実際は宅浪での勉強は「全然ダメ」だったそうです。
参考書は『数学重要問題集』や『物理重要問題集』などをやっていたそうですが、半分ぐらいすすめると徐々に停滞が始まり、結局やりきらないまま他の参考書に手を出してしまっいたそうです。
『重要問題集』は難しく、レベルの高い参考書。ひとりでやり切るのはかなり大変ですよね。
映像学習はサボれちゃう?武田塾を選んだきっかけ
浪人前半戦4月〜6月の間は宅浪しながらアルバイトもしていた中井さんは、アルバイトが終わった8月に予備校か塾に入ろうと計画していました。
大手の予備校や塾もある中で、武田塾を選んだきっかけは何だったのでしょうか。
中井さんは宅浪期間中に参考書選びをする際、武田塾チャンネルを参考にしており、それをきっかけに「一度は武田塾を見てみよう」と思ったのだそうです。
実際に武田塾の体験を受けて、特に自分に合っていると思ったポイントは、武田塾独自の参考書学習スタイル。
高校で映像授業を受けた経験がある中井さんは、映像学習は結局のところ監督者がいないので、サボれてしまうと思ったのだとか。
誰かに見られている方が頑張れると感じた中井さんは、先生の目がある中で自習をすすめられる武田塾に魅力を感じ、武田塾塚口校に入塾を決めました。
偏差値20アップ!英語・化学の勉強法を解説!
武田塾では英語と科学を受講した中井さん。
偏差値20アップの参考書や勉強法について詳しく解説していきます。
英作文で読解力も身につける!英語勉強法
現役時の神戸大学の得点開示から、単語力と熟語力が足りていないと考えた中井さんは、まずは単語と熟語を鍛えるために『システム英単語』『速読英熟語』を使って基礎力の増強を図ります。
その後は解釈をやりながら長文読解に取り組み、最終的に『大学入試 最難関大学への英文解釈』『大学入試 最難関大学への英作文ハイパートレーニング』を併用してすすめました。
英作文をやっていると、自然と「こういう英作文をするときはこういう文章を作れば良い」という構文把握能力が身に着くので、それを意識して英語長文を読むようにしたそうです。
単語や語彙力を固めた上で長文をやり、並行して精読力と英作力を上げていったということですね。
阪大二次の大問には二つの英作文がありますが、その対策が読解力アップにも繋がったということでしょう。
直前期に阪大二次の英作文のレベルの高さを知り焦るのは、阪大受験生あるあるですので要注意ですよ!
英作文が苦手な方への中井さんおすすめ参考書は『最難関大学への英作文 ハイパートレーニング』。
初歩で躓いている方は『大学入試 英作文 ハイパートレーニング和文英訳編』から始め、2月の本番前までに『最難関大学への英作文 ハイパートレーニング』を一周やりきれると、かなり力がつくのでは、ということでした。
中井さんが英作文・精読を始めたのは12月。浪人時は共通テストの見通しが12月頃につき、現役の時より余裕を持てたそうですよ。
『重問』はポケモンリーグ!化学勉強法
もう一つの苦手科目である化学はどのように成績を伸ばしたのでしょうか。
中井さんは竹田塾に入るまで、化学にはあまり手をつけなかったそうです。
入塾してからは『化学重要問題集』を繰り返しやって、分からなかった部分は『化学の新研究』を使って詳しくサーチすることで、基礎力をつけたそうですよ。
「『化学重要問題集』はポケモンリーグと同じ!」と豪語する中井さん。
『化学重要問題集』は、難関大受験生のほとんどが手を出す参考書ですが、ポケモンリーグはポケモンのレベルを上げるために周回することが必須な場所。
同じように『化学重要問題集』もどれだけ周回しても絶対に旨味がある、という意味だそうです。
レベル(偏差値)56になっても、演習を繰り返すことで、次はレベル(偏差値)70台を目指せるということでしょうか。
ポケモンをやっていない人には分かりにくい例えかもしれませんが、『化学重要問題集』は1度取り組んだだけでは意味がなく、何度もやるからこそ力がつくということです。
実際に中井さんは『化学重要問題集』を4周し、苦手な問題はほとんど無いそうですよ。
また、中井さんは、武田塾で英単語を覚えるために使われる『暗記法を身につけるシート』を活用して、化学の問題内容を一言で説明できるように繰り返し勉強しました。
英単語を繰り返し勉強するプロセスを『化学重要問題集』に持ち込んだということですね。
これは先生に言われたのではなく、自分で考え出した勉強法。
どんなに良い参考書も単語帳も、繰り返しやらなければ意味はないのです。
中井さんは『化学重要問題集』は「何を聞かれても大丈夫!」と自負できるほど、完璧にやりこんだそうです。
その結果、試験本番は化学で7割ぐらい取れているという実感があったそうです。
これこそが合格者の『化学重要問題集』の使い方!ぜひ参考にしてくださいね。
参考書1冊で完璧な仕上がりを目指せ!
英語や化学は、実際に阪大に合格した講師に担当してもらい、「化学は『重要問題集』だけやれば良い!」と言われ、疑心暗鬼だった中井さん。
言われた通りに『重要問題集』だけをやっていたものの、他の参考書『化学の新演習』や『化学 標準問題精講』にも手を出した方が良いかと相談をしても、「絶対に『重要問題集』だけ!」とストップがかかったそうです。
武田塾には「参考書1冊を完璧に!」という指標があり、中井さんの担当講師もそれを意識しての発言だったのでしょう。
一番重要なのは基礎であるA問題で、A問題が出来ていないとB問題に進んでも、結局点数には繋がりません。
参考書1冊が完璧に仕上がっていれば本番で戦えますが、仕上がりが「見えてきた」程度で他の参考書に手を出したくなるのが受験生の性。
武田塾の担当講師には中途半端にならないよう、『化学重要問題集』1冊を完璧にという意図があったのですね。
自分で問題の説明ができるまで・・・徹底的に基礎を叩きこむ
英語は『英文法・語法 Vintage』を活用し、英作文や英語長文の問題をやる中で、分からなかったことを調べるのに使いました。
これは中井さんが最後まで一貫してやり続けたことだそうです。
武田塾では『英文法・語法 Vintage』に書かれている文法事項の説明を、自分でできるレベルを目指すようアドバイスを受けました。
特に比較級のクジラ構文の説明を求められた際はあまりの難しさに参ってしまいました。
クジラ構文は文法単元の中でも、一番複雑で難しい問題。中井さんが徹底的に基礎を叩きこまれている様子が目に浮かびますね。
これは「最上級に難しい問題が説明できるまでに生徒を仕上げよう」という武田塾の熱意のあっての指導。結果は必ずついてきますよ!
受講科目以外も助けられた…武田塾に通ってみて
実際に中井さんが武田塾に半年間通ってみて良かった点は、受講している科目以外も助けられたことだそう。
数学は受講していなかったものの、担当の先生にお勧めされた数学の『ハイレベル数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・C[ベクトル]の完全攻略』はメイン問題とサブ問題の組み合わせが良く、出会えて良かった参考書のひとつだそうです。
受講してない科目も、講師からのアドバイスを実践に繋げることができたのですね。
共テ国語は30点アップ!ついに阪大合格へ
11月、12月は共通テスト対策で国語と倫政も受講していた中井さん。
その結果、国語は現代文・古文・漢文を合わせて200点中166点で、現役時から30点の大幅アップ。理系にしてはかなりの高得点!現役時から大きく共テの点数が伸びたのは、国語の得点アップが効いていますね。
特に二次試験で国語がない学部学科は、共通テストの国語の比重が重くなります。
国語は中井さんのようにしっかり準備することで、理系でも8割とれる可能性がありますよ。
共通テスト本番では自身のベストスコアを出せたという中井さん。「できた!」という実感は無かったものの、緊張せずに受けられたことが良かったのでしょうか。
ちなみに二次試験は「しっかり解けた!」という手応えがあったそうですよ!
こうして中井さんは念願の大阪大学基礎工学部に合格!ご両親や武田塾の先生・講師陣もとても喜んでくれました。
基礎の完成度で勝負をつけろ!受験生へのメッセージ
苦手な科目は武田塾のサポートを受けつつ、大阪大学に合格した中井さん。
国公立や神戸大・阪大・京大の理系を目指す受験生に向け「特に現役生は物理・化学の基礎が固まっていない状態から二次試験がスタートします。
応用問題ばかりではなく、基礎が一番重要ということを意識して取り組んで欲しい!」というメッセージをいただきました。
阪大レベルでも、基礎とは言わずとも、応用の手前くらいまでの完成度で勝負をつけることが大事ということです。
偏差値20アップして大阪大学基礎工学部に合格!|まとめ
一年間浪人して、大阪大学基礎工学部に合格した武田塾塚口校の中井さんは、現役時は神戸大学を受験し不合格。半年間の宅浪を経て武田塾に入塾します。
基礎を重視した繰り返しの勉強を極め、1年で総合偏差値20アップ、共通テストは656点から733点に!
志望校もランクアップして阪大合格を掴み取った中井さんの、合格までの軌跡をご紹介しました。