現役時代は予定していた推薦枠がなくなり、一般受験に切り替えるも、模試はE判定の連続。
受験が上手くいかなかった浅場さんは、浪人が決定した3月に武田塾に入塾します。
基礎から徹底的に取り組んだ結果、苦手だった物理の偏差値を64まで伸ばし、見事に東京理科大学工学部建築学科に合格しました!
そんな浅場さんの合格までの軌跡をご紹介します。
合格した東京理科大学工学部建築学科とは
東京理科大学は明治14年に創立した東京物理学講習所を前身とする、理数系に特化した難関私立大学です。
近年は早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学とともに、「早慶上理」と並び称されるほどの人気と難易度を誇っています。
経験豊かな教員がそろう建築学科は、基礎から専門分野まできめ細やかな教育環境が整っており、建築を通じて社会に貢献できる人材を多数輩出しています。
現役で活躍する建築家を非常勤講師に迎えるなど、新しいテーマをフォローできる環境も用意されていることも大きな魅力です。
建築学科は偏差値が62.5と高く、東京理科大学の中でも特に難しい学科のひとつ。
ほかの学科よりも人気で倍率が高いことも、受験難易度が上がる要因となっています。
狙っていた推薦枠がなくなり厳しい受験になった現役時代
浅場さんが通っていた高校は進学校ではなく、偏差値も53。
早慶上理の合格実績は3年間で浅場さんのみで、MARCHの理系学部への合格実績もない高校でした。
高校は一般受験が少なく、指定校推薦が多かったため、浅場さんも指定校推薦を考えていましたが、推薦枠が無くなってしまったことで、仕方なく一般受験を受けることになります。
模試ではMARCHや日東駒専はE判定ばかり。
本番では日本大学の理系や明治大学などを受験するも不合格だったため、そのまま浪人せざるを得ませんでした。
浪人して入った武田塾の決め手は勉強を管理してくれるところ
一般受験に切り替えたころから武田塾のYoutubeチャンネルを少し観ていたという浅場さんは、浪人が決まった3月に武田塾に入塾します。
武田塾を選んだのは管理してくれる形式がよかったから。
武田塾では毎週実施される確認テストや宿題で、進捗や理解度を管理してくれるので、サボることなく着実に力をつけられます。
独学では全然成績が上がらず、現役時代の進研模試の結果はすべて偏差値40台。
しかし、武田塾による徹底した管理のもとで学習を継続した結果、最終的には全教科偏差値60以上となり、約20もアップしました。
物理が得意科目になり偏差値41から64にアップ!
現役時代の物理は偏差値41からのスタート、力学だけはなんとかついていけましたが、波動や電磁気は難しくてついていけない状態でした。
そんな浅場さんですが、武田塾に入り、先生のサポートを受けながら参考書ルートを進めた結果、物理の偏差値は64にまでアップします。
苦手だった物理が得意科目にまでなり、物理の参考書で一番難しかった『名問の森』や、難しい東京理科大学の建築学科の物理も解けるようになりました。
武田塾に入って解き直し重視の勉強方法に
武田塾での勉強方法は、現役時代とまるっきり変わったという浅場さん。
解き直しや復習をメインにしたことで、学習内容の定着度が明らかに向上したといいます。
浅場さんが独学で成績を伸ばせなかった原因の1つは、解き直しや復習を疎かにしていたから、基本的な勉強法ですが、現役時代の浅場さんは解き直しや復習を重視していなかったそうです。
問題を解く力を身につけるためには、間違えた問題をほったらかしにせず、しっかり理解し解けるようになるまで復習をすることが大事です。
解き直しは浅場さんにとって良い勉強法だったのですね。
物理の基礎から身につけて偏差値アップの土台作り
基礎を身につけるため、一番最初の参考書として選択したのが『物理のエッセンス』。
記載されている説明が非常に重要なので、一言一句暗記するような気持ちで、何度も復習して知識を定着させたそうです。
受験が終わったあとも参考書の内容を大体覚えているほど読み込んだという浅場さん。
ここまで基礎を仕上げたことが、現役時代には難しくて理解できなかった分野の克服につながったといえるでしょう。
内容を覚えるまでに参考書の情報を熟知した浅場さんは『物理のエッセンス』を使うコツは「問題集だと思ってはいけない」ことだと言います。
「波とは」「音とは」といった各テーマの概念を理解し、土台を完璧にするための参考書として活用するのが有効だと紹介してくれました。
参考書の仕上げと過去問の繰り返しで合格ラインまで到達
浅場さんの実践した参考書ルートは『物理のエッセンス』・『良問の風』・『名問の森』の3シリーズ。
最初に、理解度チェックなどのやり取りを先生としながら『物理のエッセンス』を5周も取り組んだそうです。
6月頃には『物理のエッセンス』を仕上げ、先生からも「早い」「理解度もいい感じ」と言われるほどの順調さ。
続く『良問の風』と『名問の森』を仕上げたあとは、過去問演習を繰り返し解き、東京理科大学に合格可能な水準まで実力を身につけました。
「解き方」を重視して伸び悩んだ現役時代
現役時代、一般受験することに焦った浅場さんは、偏差値41には難しすぎる『良問の風』から手をつけてしまいました。
思うように成績が伸びなかった原因は「演習で典型問題さえできれば受かるのでは?」というアプローチ方法にあったといいます。
現役時代は「解き方」を覚えることを重視したものの、成績アップにはつなげられませんでした。
しかし武田塾に入ってから、基礎となる「考え方」を身につける勉強法で土台づくりに励み、着実に力を伸ばすことに成功しました。
つまずきの原因は「考え方」を理解していなかったから
現役時代の浅場さんは、相対速度が「どこの視点から見ているのか」を理解できず、序盤から躓いていました。
しかし浪人時代に基礎から勉強し直すことで相対速度の考え方を理解できるようになり、いろいろな問題に応用できるようになったそうです。
柔軟に応用問題に対応するためにも、解き方を丸暗記するのではなく、「なぜこうなるのか」という考え方を身につけるようにしましょう。
物理を伸ばすには焦らず丁寧に理解することが大事
物理に悩んでいる受験生に対して、浅場さんは「焦らず丁寧にやることを意識するのが大事」とメッセージを残してくれました。
難しい問題や自分で理解できない問題が出てきたときには、すぐに先生に確認を行い、解説を読むときにも、自分がミスしていたポイントにマークをして、次に絶対間違えないように意識して問題に取り組んだといいます。
曖昧なままにせずに一問一問しっかり理解して、きちんと解けるように勉強することが実力アップへの近道だと考えられます。
武田塾の良さは一人ひとりにあった参考書ルートを作ってくれるところ
武田塾に通ってよかったことの1つは、「参考書ルートを作ってくれるところ」という浅場さん。
自分で参考書ルートを考えるのはとても大変なので、受験生としては負担が小さくなり勉強に集中できたそうです。
理解度や受験までの期間によって、選ぶべき参考書が変わるのは当たり前のこと。
それぞれ異なる状況からスタートした、たくさんの受験生の合格実績を持つ武田塾の先生が、一人ひとりの状況に応じた参考書ルートを考えてくれるので、安心して学習に取り組めます。
合格実績のある武田塾の先生なら理解度の見極めも安心
独学で難しいのは、参考書をどの程度までやればいいのか、自分で判断しなければいけないことですが、数多くの合格実績を持つ武田塾なら、確かな目を持つ先生が理解度を見極めてくれます。
実際に浅場さんは『良問の風』を進めている途中で、理解が浅かったために何度も『物理のエッセンス』に戻ることがありました。
理解度をきちんと見極め、必要に応じて1つ前の参考書に戻るという判断を先生がしてくれたことで、そのときに学習すべき参考書に集中して取り組むことができたといいます。
先生のやさしさが精神的な支えに
担当した先生は褒めて伸ばすタイプで、日ごろからよく褒めてくれたことが浅場さんのモチベーションの維持につながったそうです。
「武田塾にはやさしい先生が多い」という浅場さんは、特にストレスがかかる受験期には精神的に助けられたといいます。
合格に向けて厳しい現実を示しつつも、浅場さんの「東京理科大学に行きたい」という思いを汲んでくれた物理の先生は、やさしい言葉をかけてサポートしてくれたそうです。
苦手な物理を克服し東京理科大学工学部建築学科に合格|まとめ
浪人が決まった3月に武田塾に入塾し、偏差値40台からスタートして難関の東京理科大学工学部建築学科に見事合格します。
決して余裕だったわけではなく、過去問の正解率は受験が迫る時期でもギリギリだったという浅場さん。
最低点より少し上という程度で、時にはマイナスもあったため、合格したのが信じられないほどだったそうです。
浅場さんの合格実績は、理系教科が苦手な人でも1年間基礎からしっかり勉強すれば、力学以外さっぱりという状況からでも素晴らしい成果を出せることの証明になります。
武田塾で実力にあった参考書を使って学習し、先生に理解度を確認しながら徹底的に基礎知識を叩き込んだことが、偏差値の大幅アップにつながったといえるでしょう。