週6回部活に取り組んでいた中、模試で化学と物理の素点は8/100ずつ。このままでは厳しいと判断して武田塾へ。
夏まで部活に取り組み、引退後は化学の勉強に全力投球。毎週先生と学習計画を立てながら勉強し続けた結果、東京工業大学に現役合格を果たす!
東京工業大学に現役合格!
東京工業大学は理系大学のトップに位置し、浪人してでも入る価値のある大学の1つで、理学院や工学院、物質理工学院などはいずれも偏差値65.0と高いのが特徴です。
東京工業大学の入試は数学の配点が高く、重要視されています。
数学の試験時間は180分と長く、大問が5問のため、1つの大問にかけられる時間がたっぷりとあるのも特徴です。
英語はもちろん、物理や化学の学力も欠かせませんが、これらの学科以上に数学の学力が問われています。
週6回部活に全力投球しながら武田塾へ
飯島さんが武田塾に入塾したのは高2の3月ごろです。当時はテニス部に所属し、週6回暗くなるまで部活に打ち込む日々を過ごしていました。
もともと数学が得意だった一方、英語や化学を苦手にしていた飯島さんは模試の結果を見た際、「授業をする塾」だと東京工業大学の合格には間に合わないと感じます。
「これなら参考書で勉強した方が早い」と感じ、参考書をメインに自学自習を行う武田塾への入塾を決断しました。
入塾時点では参考書のどこから手をつけていいかわからなかった飯島さんに対し、武田塾の先生は具体的に勉強法を教えていきました。
週6回部活に全力投球をしながら、終われば武田塾に行って自学自習を行う日々が始まったのです。
数学を優先して夏まで部活に専念
飯島さんの入塾時点での実力は、駿台ハイレベル模試で数学が50.1と高い一方、英語・物理・化学が低く、特に物理・化学は素点で8/100しかとれない状態だったのです。
数学に関しては入塾時点で基礎的な内容を網羅しており、英語も単語や文法はある程度入っていました。ただ物理や化学は基礎程度のみという状況だったのです。
週6回の部活をこなし続ける中、まずは数学の強化に着手し、『数学Ⅲ・C入門問題精講』を始めつつ、改めて基礎から数学に取り組みました。
東京工業大学を受験する学生の中では、数学の基礎固めに着手するのは遅い方でしたが、持ち前の集中力で取り組み、5月には『数学Ⅲ基礎問題精講』に取り掛かります。
数学は「暗記」することから始める
飯島さんの数学に対する考えは「センスではなく暗記」で、理解より先に解き方を覚えていました。
解き方を覚えていく中で勝手に理解できるようになると考えた飯島さんですが、解き方を覚える際には「大きく体系化して覚えること」を心がけています。
大きく体系化して覚えることによりグラフで書けるようにしていきました。
部活引退の時期には『数学Ⅲ基礎問題精講』を終え、『1対1対応の演習』に取り掛かります。
ここでも飯島さんはまず解き方を覚え、解き方を自分の言葉で説明できるようにしていったのです。
こうして部活を引退する夏までに得意な数学に対する勉強法を確立しました。
夏まで部活をしてから化学で猛スパート
飯島さんは夏まで部活に全力投球し、引退して時間ができた夏場から化学に取り組み始めています。
その時点での化学の状況は高1で理論化学をやり、その基礎だけ覚えている状況で、無機化学や有機化学には手をつけていない段階でした。
そもそも高校の授業で無機化学がなく、有機化学が始まったのも高3に入ってからと遅かったことが要因です。
飯島さんの高校はバリバリの進学校ではなく、東京工業大学の合格者が数年ぶりに出るような高校だったため、理系大学を受験するには若干不利な環境だったと言えます。
だからこそ、飯島さんは参考書で勉強する方法に照準を定めました。
有機化学と無機化学の勉強では『大学受験Doシリーズ』の『鎌田の有機化学の講義』と『福間の無機化学の講義』を用いています。
武田塾講師から勉強法を教わる
この時、武田塾の先生から、短期間で1周することを伝えられ、まずは1周することを心がけました。
最初の1周でおおよそを理解してやるべきことをつかんでいき、簡単な問題から取り組んでいったのです。
そして、武田塾の先生は東京工業大学の試験で出そうな単元をピックアップし、その単元に関する質問を飯島さんに行いました。
飯島さんは質問に対して自分で説明していき、単元に関する知識が身についているか穴になっているかの確認ができました。
この作業は確実に身につくまで行われ、その結果、最初は素点8点だった飯島さんが、東京工業大学の試験で150点中120点、8割の得点率をマークするようになったのです。
わずか数か月で劇的な進化を遂げたことがわかります。
先生の助言で最短ルートをひた走り合格をつかむ!
最初に全体像を把握した上で問題を解いていき、先生との質問の中で穴を見つけて埋めていく作業を繰り返すというシンプルな勉強法は、化学で劇的な進化を遂げる大きな要因となりました。
ライバルから遅れていた飯島さんが部活引退後の夏休みから1日12時間以上、必死に勉強に取り組み、最終的に東京工業大学現役合格につながった理由として、「細かい知識を捨てたこと」を挙げています。
過去問を見た上で出なさそうな問題は捨てて、優先順位をつけて取り組むようにしたのです。
先生からも「これは覚えなくていい」などの助言をもらい、最短ルートでひたすら取り組めました。
飯島さんは理系大学合格を目指す受験生に対して、目的意識が大事であることを挙げ、「この知識が欲しいからやる」という主体的に取り組む姿勢の大切さを語っています。
その結果、夏まで部活を全力で行い続けた上で東京工業大学に現役合格を果たしたのです。
化学は素点8点からスタートし本番で8割獲得、そして合格|まとめ
武田塾への入塾の時点で化学や物理は素点8点しか獲得できず、特に化学は基礎を若干知っている程度だった飯島さんは、結果として東京工業大学の入試において化学で8割を獲得して合格に至りました。
飯島さんは武田塾に通ってよかった点として、先生と毎週話し合って計画を決めるため、勉強でやることが明確だったことから12時間以上の勉強も苦ではなかった点を挙げています。
夏まで部活に取り組みながらも、引退するまでは得意の数学、引退後は化学という形で工夫を重ねて勉強を行ったことで東京工業大学合格につながったのです。
飯島さんが持つ集中力の高さとやり抜く根気強さ、そして武田塾講師のサポートが発揮された結果が東京工業大学現役合格という最高の結果だったと言えるでしょう。