武田塾 田無校に通う大里さんはなんと合格までに時間がかなりかかります。
志望校には二浪の末合格を果たしましたが、早稲田大学商学科・教育学部・人間科学部の3学部に合格を果たしました。
早稲田大学
早稲田大学は東京都に位置する私立大学で、慶應義塾大学とひとくくりで「早慶」と言われ、最難関私大として名をはせています。そんな早稲田大学の偏差値は67~76、今回合格を果たした商学科・教育学部・人間科学部はそれぞれ商学部:75、教育学部:67~75、人間科学部:67~74と高い偏差値を誇ります。
早稲田大学と言えばイッテQの出川ガールとして人気な谷まりあさんやお笑い芸人の小島よしおさんやしゃべくり7でMCを務める上田晋也さん、俳優の藤木直人さんなど、多くの有名人が卒業している大学としても有名です。
教育内容だけでなく留学制度が充実している点など、学生に高い人気を誇っています。
二浪覚醒⁉
大里さんはなんと二浪目に武田塾に入塾を決めます。現役時代は毎回補習にいる補習常連組で学年最下位一覧を見るとスクロールせずに載っているほどお勉強があまり得意ではありませんでした。現役では埼玉大学・明治大学・東洋大学を受験するも不合格。
一浪の時は塾に行くのが嫌で宅浪にするも全く勉強しない日も多かったそうです。
模試の偏差値は英語45・日本史55・国語50ないくらいという数字でした。
一浪目も大学受験を失敗し、二浪目でようやく基礎をしっかりと固めたかったのと自分の甘さを克服したいという思いで自己管理の方法を相談しやすいという場所だった武田塾に入塾を決めます。最初の受験相談で武田塾の参考書の使い方を真似しつつ講師たちに勉強法を教わって自分だけの勉強法を作り上げれば大学受験に成功するはず!と言われたことを覚えているそうです。
1日の勉強時間が10時間に一気に増加
武田塾に入塾し、生活が一変します。
武田塾の特訓では課される宿題の量が多いのと確認テストをクリアしないと次の宿題に進めなかったため、どうしても勉強をやらないといけない状況になり、1日の勉強時間は10時間以上に増え、毎日勉強するようになると最初から成績が伸び始めます。
入塾3か月後に実施した模試の結果 | |||
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科目名 | 点数 | 偏差値 | 全国順位 |
英語リーディング | 87/100点 | 64.8 | 1377/20926名 |
英語リスニング | 54/100点 | 53.2 | 6519/19574名 |
数学Ⅰ・A | 60/100点 | 58.2 | 2230/11508名 |
国語 | 160/200点 | 71.6 | 116/17383名 |
日本史B(第1) | 96/100点 | 80.4 | 2/6298名 |
入塾3か月後に受けた模試ではなんと偏差値45だった英語が3か月で64にまで伸びました。
入塾後、英語は英単語と文法を対策しました。「システム英単語」「速読英熟語」「Vintage」「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」を完璧にし、「基礎 英文解釈の技術100」をやってる途中で模試を受けたという基礎を徹底しただけなのですが、一気に偏差値が伸びました。
8月に日大レベル突破
3~8月は基礎固めを徹底し、8月に日大レベルの段階テストを突破します。
日大レベルの過去問は解けていたので、MARCHには10月中旬に取り組みますがMARCHレベルもすんなり解けました。10月には現役・一浪の時にだめだったMARCHの過去問で合格点を取れていたため、早稲田大学の対策に移るものの、やはり早稲田大学の過去問はスムーズにはいきません。最初に過去問を解いたときは正答率50%程度という結果で対策を練ります。
早稲田大学の英語は解釈が難しかったので新しく解釈の参考書を増やし、過去問を解いた後も英文の全文解釈をして解釈力を高める対策をこなしました。その時は「ポレポレ 英文読解プロセス50」で読解力を身に付けていき、読解力を身に付けたら早稲田大学の過去問も解けるようになったそうです。
国語の勉強で印象に残っていることは「現代文読解力の開発講座」ですごく伸びたことだそうです。
文章読解で注目すべき点を教えてくれている参考書は多いけれど、「現代文読解力の開発講座」では回答の道筋まで教えてくれるので、これ1冊を身に付けるだけでどんな文章でも読めるようになると大絶賛。
日本史でおすすめなのは「実況中継シリーズ」で全体的な流れを整理しやすいといいます。講義ノートもついていて自由に書き込むこともできるので、この参考書をひたすら繰り返したら結構伸びた様子。
二浪目の受験日。落ちてもいいやという気持ち。
現役・一浪目と2回受験に失敗したため、3回目こそは絶対に受からなきゃ…という緊張は特になかった大里さん。早稲田大学入試の本番はあまり緊張せず、落ちてもいいなという気持ちで挑んだそうです。
実際に解いてみた結果や解いた感覚に一喜一憂しないで、受験期間中もその日の試験問題の復習や詰められる所を詰めるようにしたのですが、本番の手ごたえとしては自信はなかった様子でした。英語の点が取れなかったので得点調整でどうなるか…と不安はあったそうです。
合格発表は自宅で、布団にこもりながらスマホで合格発表を見たそうなのですが、合格がわかったときは被っている布団を全部吹っ飛ばして喜んだとのこと。家族も武田塾の先生にもお祝いしてもらえて、褒めてもらえてうれしかったとのことでした。
3度目の正直。二浪目で早稲田大学合格|まとめ
今、受験生活を振り返ってみて「武田塾は最高だった!勉強法をたくさん知ってる先生が多くて、そういう先生から勉強法を吸収してそれを1つ1つ自分で試みて、自分に合う勉強法を作り上げる感じ」と話してくれました。
また、今までの勉強方法を振り返り、問題集などで間違えた問題を1つ1つノートに書いておいて、常に手元に置いて見直しをするという自分の弱点が詰まった「苦手ノート」を作って勉強したのは特に良かった。それを復習することで弱点克服ができた。また、夜は記憶に残りやすいという研究結果があると聞いたため、暗記ものを夜にやって朝に復習することを意識していたとのことです。
今回の受験を振り返り、明確な目標に向かってそのために自分が何をするべきかを自分の頭で考えることが1番大事だというメッセージを受験生に送ってくれました。