世界史の各国史を強化するためにおすすめの参考書4冊をご紹介

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世界史の各国史を強化するための参考書をご紹介

世界史のなかでも各国の歴史に絞った問題演習を行いたい人向けの教材をご紹介します。世界史の知識には、1つの国についての歴史を見ていく「縦の流れ」と、同時代の複数の国の歴史を見ていく「横の流れ」がありますが、今回ご紹介するのは縦の流れが学習できる参考書です。通常の世界史の教科書では、ページを順番に進めていくと最初に中国の話、少し後にヨーロッパの歴史やインドの歴史、また中国史…というように、歴史上の出来事をバラバラに学ぶようになってしまいます。そのため、たとえば「中国の歴史についてまとめて学びたい」と思っても、なかなか勉強しづらいというデメリットがあります。縦の歴史と横の歴史はどちらも重要ですが、まずは縦の歴史をしっかり覚えていくことで、あとから同時代の横の歴史を学ぶときの理解が深まります。そのため、まずは今回ご紹介する参考書を使って国ごとの歴史の理解を深め、各国史の知識を強化していくのがおすすめです。

国ごとの歴史整理に『元祖世界史年代暗記法』がおすすめ

最初にご紹介する参考書は、『元祖世界史年代暗記法』です。この教材は、世界史で重要な出来事について、何年に何が起きたかを覚えていくことに特化した参考書になっています。国ごとの歴史を整理するためには、それぞれの歴史的な事件が起きた年を暗記していくことが有効ですので、この『元祖世界史年代暗記法』を使って年号を覚えていくのがおすすめです。年号を軸にして世界史の出来事を頭に入れておけば、何がどの順番で起きたのかで迷わなくてすむようになります。年号の量は多いのですべて覚えるのは大変ですが、この教材を使って効率よく世界史の年号を覚えていくようにしてください。いったん年号を覚えてしまえば、出来事や人物名を見た瞬間にどの時期の話なのかわかるようになるので、国ごとの歴史を整理するために役立つ知識になります。

解説つきで各国の歴史が学べる『タテから見る世界史』

次に紹介する参考書『タテから見る世界史』は、国ごとの歴史を把握する上でおすすめの教材です。ただ単純に国ごとの知識が並んでいるインプット形式の参考書とは違い、各国の歴史についてのわかりやすくて詳しい解説が載っているのが特長になります。インプット形式のなかでも、いわゆる「講義系」の参考書にあたるのがこの教材です。暗記ページのような感じで情報がまとまっているところがないので、この1冊だけを使って知識を整理する場合には不便ではありますが、国ごとの歴史を分かりやすく説明している参考書は他にないので、暗記については別の参考書を併用しながら活用していきましょう。年号や世界史の基礎知識を一通り覚えた後にこの教材を使って各国のタテの歴史の解説を読めば、世界史の全体像が把握できるようになるので、世界史を入試の得点源にすることも可能です。

シンプルな構成で縦横の歴史が見やすい『流れが分かる各国別・地域別世界史総整理』と『時代と流れで覚える!世界史B用語』

最後に紹介する2冊の教材は、『流れが分かる各国別・地域別世界史総整理』と『時代と流れで覚える!世界史B用語』です。この2冊はいずれもシンプルな構成が特長となっていて、暗記事項がよくまとまっています。世界史に登場する国ごとの歴史の流れを表でまとめたレイアウトになっているので、講義形式の参考書などとくらべると世界史のタテヨコの流れが一目でわかるのがメリットです。各時代ごとに起こった出来事が国ごとに記載されているので、一通り基礎知識が身について、講義形式の教材や教科書で流れも把握できた段階で使うと、知識の整理にちょうどよいでしょう。また、アウトプット系の問題集や過去問を解いていく中で、国ごとの歴史を再確認したい場合にも、『流れが分かる各国別・地域別世界史総整理』および『時代と流れで覚える!世界史B用語』の2冊がおすすめです。

まとめ

今回は、各国の歴史をそれぞれ学んでいくために活用できる4冊の教材についてご紹介しました。解説のウェイトが大きいものと、暗記のために情報整理されているものの両方があるので、自分の目的に応じて適切な参考書を選ぶようにしてください。各国の歴史について、詳しい解説つきで学んでいきたい人には『タテから見る世界史』がおすすめです。解説と情報整理がバランスよくまとまっている各国史対策向けの教材は『元祖世界史年代暗記法』になります。この教材は、世界史の出来事の順番を整理するために大切な年代の暗記について解説されていますので、これから世界史の年代を覚えて整理していきたい人には特におすすめできる参考書です。「流れは一通り理解できているので、あとは世界史の全体像や各国ごとの歴史の流れをシンプルに確認できればいい」という人には、『各国別・地域別世界史総整理』と『時代と流れで覚える!世界史B用語』の2冊の内、自分が勉強しやすいものを選ぶのが良いでしょう。世界史の知識は覚えるべき情報量が多いですが、一度覚えてしまえば安定して高得点を取れる科目です。今回ご紹介した情報を参考にして、ぜひ各国別の歴史理解を深めていってください。基礎知識を整理し、縦と横の流れを把握した後に過去問演習を行えば、入試の世界史対策は万全になるので頑張りましょう!

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