高校受験に比べて膨大な知識量を求められる大学受験。
大学受験に向けた勉強では、参考書を活用する人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は参考書を使う勉強に最適の「印をつける」勉強法をご紹介します。
問題集に印をつける勉強法を取り入れて、効率的に学習を進めていきましょう。
問題集に印をつけるって何?
大学受験に向けて勉強していると、時間がいくらあっても足りないことに気が付きますよね。
時間が限られている中で最大の力を発揮するためには、効率的に勉強していくことが求められます。
そこで、効率的に勉強することができる問題集に印をつける勉強法について解説します。
問題集に印をつけるとは
問題集に印をつける勉強法とは、印にルールを設けて、問題集に書き込んでいくというものです。
例えば、間違えた問題に×印をつけることなどが挙げられます。
このように、問題を解いたときに何かの印を付けておく勉強法のことを指します。
問題集に印をつける目的は?
問題集に印をつける目的はどのようなものなのでしょうか。
結論から言うと、復習を効率的に行うためです。
問題集に印をつけることで、それが自分にとってどんな問題なのか、どう対応すべきなのかが分かります。
そのため、復習するべき問題かどうかが即座に判断することができるようになります。
このように、問題集に印をつけるのは復習を効率的に行うという目的のためです。
問題集に印をつける効果は?
ここまで、問題集に印をつける勉強法とはどのようなものなのか解説していきました。
ここからは、問題集に印をつける勉強法の効果について解説していきます。
勉強の効率が悪いと感じている人はぜひ参考にしてみてください。
状況に応じた復習がしやすい
問題集に印をつける勉強法の効果1つ目は、状況に応じた復習がしやすいという点です。
例えば、○・×・△の3つの印をつけた場合、×の問題を解き直して△の問題は解説を読むだけで終わるといったように、問題によって復習の方法を使い分けることができます。
また、模試の前や時間がある時は△の問題も解き直すなど状況に応じた復習がしやすいでしょう。
このように、印をつけると状況に応じた復習をしやすくなるという効果があります。
勉強意欲が向上する
問題集に印をつける勉強法の効果の2つ目は、勉強意欲が向上するという点です。
問題に印をつけていくことで、自分が今どれぐらいできているのか・どれくらいの量をやってきたのかが分かるようになります。
進捗が可視化されるようになり、勉強意欲を上げることができるでしょう。
逆に、全然解けなかった場合は、解けていないという事実を可視化することで勉強意欲が上がっていきます。
弱点が分かりやすくなる
問題集に印をつける勉強法の効果3つ目は、弱点が分かりやすくなるという点です。
印をつけていくと、間違えた問題がどれなのかが分かりやすくなり、自分の弱点がどの部分なのかが分かります。
弱点となっている部分を重点的に勉強していくことで、効率的に勉強をしていくことができるでしょう。
問題集に印をつける方法
問題集に印をつけると、効率的に勉強を進めていくことができます。
ここからは、問題集に印をつける方法をご紹介します。
問題集に印をつける方法を身につけて、効率的に勉強していきましょう。
印にルールを設ける
まず、印にルールを設けましょう。
例えば、正解した問題に○・不正解の問題に×・惜しいミスをした問題に△をつけることなどが挙げられます。
ルールを考えるコツとしては、復習する時にどうすれば復習しやすいかを考えると良いでしょう。
自分の勉強スタイルと合わせて考えて、印のルールを考えていきましょう。
問題を解いてルールに沿って印をつける
次に、実際に問題を解いて、自分で考えたルールに沿って印をつけていきましょう。
問題番号の近くに記載すると、一目で確認できて見やすくなります。
印のルールは教科ごとに変えず、統一するのがおすすめです。
印を見ながら復習する問題を選ぶ
次に、印を見ながら復習する問題を選びましょう。
印をつけたので、どの問題が出来ていないのかが可視化されたでしょう。
できていない問題に絞って復習することで、効率的な学習が可能になります。
復習が必要な問題はテスト前にも確認!
最後に、印をつけた結果、復習が必要な問題はテスト前にも確認するようにするとよいでしょう。
印をつけることによって本当に復習するべき問題に絞って勉強することができます。
そのため、テストや大事な模試の前には復習するべき問題を重点的に確認しておきましょう。
印のルールの例3選
ここまで、問題集に印をつける勉強法の方法について解説していきました。
ここからは、印のルールの例を3つご紹介します。
自分の印を考える参考にしてみてくださいね。
できた問題のみに印をつける
印のルールの例1つ目は、できた問題のみに印をつけるといったものです。
できた問題のみに印をつけることによって、できない問題を目立たせることができます。
また、できた問題にどんどん印をつけていくことで達成感を得ることもできるでしょう。
付箋を貼る
印のルールの例2つ目は、付箋を貼っていく方法です。
できない問題に付箋を貼っていくことで、一目でどの問題ができないのかが分かります。
また、付箋を貼ることによって冊子を閉じた状態でもどこが分からない問題なのかを探すことができ、時間を短縮できます。
それに加えて、付箋がどこに集中しているかによって弱点を見つけやすいというメリットもあります。
できた問題を塗りつぶす
印のルールの例3つ目は、できた問題を塗りつぶしていく方法です。
できなかった問題に○印をつけておき、できるようになったら塗りつぶすと言った方法です。
塗りつぶすことができた時の達成感を味わうことができるでしょう。
印をつける勉強法の注意点
印をつける勉強法にも、いくつか注意点があります。
この注意点を意識しなければ意味のない行動となってしまう可能性があります。
そのため、以下の2点の注意点を意識して取り組みましょう。
正解した問題もスルーせず繰り返し解く
印をつける勉強法の注意点の1つ目は、正解した問題もスルーせず取り組むことです。
参考書や問題集は繰り返すことで真価を発揮します。
一度正解してもその後間違えてしまう可能性があるため、一度正解したからといって2周目・3周目などに飛ばさないようにしましょう。
何度も繰り返し取り組むと頭に定着していくので、何度も間違えた問題は解説を確認してしっかりと復習しましょう。
印をつけただけで満足しない
印をつける勉強法の注意点2つ目は、印をつけただけで満足しないという点です。
印をつけて満足してしまい復習しないとなると、印をつけた意味がありません。
印をつけた後は、できなかった問題をしっかり復習するよう心がけましょう。
印のルールを増やしすぎない
印をつける勉強法の注意点3つ目は、印のルールを増やしすぎないことです。
印のルールを増やしすぎると、どれがどれの印なのかがわからなくなってしまう可能性があります。
そのような状態になった場合、思い出している時間がもったいないです。
そのため、印のルールは3つ程度に収めることをおすすめします。
問題集に印をつける方法って?|まとめ
今回、問題集に印をつける方法や効果、目的などについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。
問題集に印をつけていくことで、効率的に復習をしていくことができます。
また、問題集に印をつけることで状況に応じた復習がしやすいこと、勉強意欲が向上すること、弱点が分かりやすくなること等の効果が挙げられます。
印のルールを考える時は復習しやすさに重点を置いて考えると良いでしょう。
自分の勉強の中に問題集に印をつける勉強法を取り入れて、効率的に勉強していきましょう。