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大学受験までの勉強計画やスケジュールの立て方とポイント

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膨大な知識量を求められる大学受験。

大学受験に備えるためには勉強計画を立てることが不可欠です。

そこで、今回は年、月、週、1日ごとの勉強計画の立て方をご紹介します。

勉強の計画を立てる時はスケジュールを詰め込み過ぎない事や定期的に内容が身についているかチェックを行うことが重要です。

勉強計画の立て方を参考にして、志望校合格を目指していきましょう。

勉強計画を立てる前に考えること

いざ、勉強計画を立てようと思ってもまず何から始めたらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、まず計画を立てる前に考えるポイントを8つご紹介します。

効率的に計画を立てて志望校合格を目指しましょう。

①志望校

大学受験における志望校は言わば「ゴール地点」。

志望校を目標に大学受験の勉強計画は逆算して立てていきましょう。

志望校がどこなのかによって、東京大学なのか早稲田大学なのかによって対策(勉強の内容そのもの)が変わってくるので、大学受験に対する勉強計画も変わってきます。

勉強計画を立てる時はまず初めに志望校を定めるところから始めましょう。

②自分の実力

自分の実力はいわば「スタート地点」。

これも人によってさまざまで、中学時代に学習したことがおぼつかない人もいれば、すでに浪人生でMARCHに合格している人までがいます。

人によって勉強の実力が違うために、どうすれば、入試に間に合う大学受験に向けた勉強計画を作ることができるかを考えるようにしましょう。

③入試当日までの残り時間

自分の実力が分かったら、大学受験に向けたスケジュールを逆算してどのくらい時間があるのかを明らかにしましょう。

高校三年の春の人が立てる勉強計画と、秋の人が立てるものでは、同じ志望校でも全然違う内容になってきます。

例えば現時点が夏の場合、受験まであと4,5か月しかない訳ですから、4,5ヶ月で間に合うスケジュールを立てなければなりません。

あくまで現時点から大学受験当日までのスケジュールを立てるようにしましょう。

④入試までにこなさなければならない量

次に、入試までに残された時間によって、いったい何をどれだけ勉強しなければいけないのか、その量と質が現実的なものなのか、はたまた時間が余っているなら何をするべきなのかを考えます。

時間が余りない人は参考書を変えたり、内容を削ったりすることで調整しながら計画を立てていくと良いでしょう。

⑤1日の勉強時間

「一日どれだけ勉強できるのか?」「それは毎日継続できることなのか?」等の点も考えるようにしましょう。

しかし、現役生だと学校にも行かないといけないので、勉強できる時間は大きく限られています。

毎日どの時間に勉強できるのかを明確にしておきましょう。

⑥1週間の勉強時間

そして、一日何時間勉強できるのかを基準に、一週間でどれだけできるのかを考えましょう。

日によって用事などもあるので、毎日が全く同じ勉強時間という訳にはいかないケースが多いですよね。

また計画にはズレも出てくるので、一週間単位で大学受験の勉強計画を立てると良いでしょう。

⑦教科ごとのバランス

一週間、一日単位でどれだけ勉強するのかが決まったら、教科ごとにどれだけ勉強するのかを決めます。

英語は何時間、数学は何時間ということを割り当てていく必要があるためです。

教科に対するバランスを無視して全力で勉強したら、一科目だけ極めて後は中途半端に手をだすということになる可能性が高くなってしまいます。

それは避けないといけない最悪のケースであるため、計画の内から教科ごとのバランスも取れると良いです。

⑧使用する参考書のペース

教科ごとの勉強時間が決まったら、使用する参考書が一日でどれだけの量がこなせるのか細分化された要素が大切になってきます。

当然、一冊を完璧にすることができない計画を立ててもしょうがありません。

例えば、「英単語は一日100個やろうとか」「数学は一日10問解こう」など具体的な目的を決めていくことで何を進めていくかが明確になります。

勉強計画は期間ごとに立てよう

勉強計画を立てる時は、年間計画、月間計画、1週間の計画、1日の計画といったように期間ごとに設定すると良いです。

年間計画では志望校に合格するためにどこまで終わらせるのかを考えると良いでしょう。

次に、月間計画ではどの教科で何を覚えるのかを明確にし、週間計画では勉強目安時間までをスケジューリングできると良いです。

最後に、1日の計画の中では1週間の勉強計画を受けて自分が1日でどれくらいできるのか見極めながら計画を立てることが重要です。

このように、長い期間から短い期間に向かうように計画を立てると具体性のある計画を立てることができます。

年間勉強計画は入試日から逆算して立てる

勉強計画を立てる前に考えることと注意点についてご紹介してきました。

ここからは期間別の勉強計画の立て方をご紹介します。

まずは年間計画から立てて大きな流れを決めていきましょう。

一般入試・二次試験は12月末までに計画する場合の考え方

大学受験の普通入試は早いところで1月の終わり、遅いところだと2月後半になります。

例外として後期試験が3月にありますが、一般的に2月を想定して考えましょう。

私立の一般試験と国立の二次試験をゴールとした場合は、12月末までに志望校のレベル(後は過去問だけやっとけばいいというレベル)まで到達できるようにしましょう。

年内に試験範囲を網羅できていれば、その後は過去問などで調整を行い志望校合格を目指せるでしょう。

この時期、志望校対策ができる期間が長いほど、合格する可能性を上げることができますよ。

共通テストは10月末までに長期で計画する場合の考え方

共通テスト自体は1月の中旬にあるものですが、共通テストそのものは一発勝負ということもあって、結果を出すのは難易度が高いです。

そのため、共通テスト対策の終了の目安は10月末に設定し、共通テスト対策の過去問に取り組む手前までは終わらせておかないといけません。

なぜなら、共通テストプレテストが11月にはじまるからです。

それ以降は共通テストの過去問だけやっていればいいという状態にしておきましょう。

受験までの期間を逆算して勉強計画を立てる

高校一年生や高校二年生、はたまた社会人で二年計画を立てて勉強したいという場合、勉強計画を立てることは変わりませんが、勉強する教科の配分を決めた方が良いでしょう。

高校3年生から始めるよりも時間があるので、配点の高い科目や基礎が大事になる科目、伸びが期待できる科目の比重を多くするようにしましょう。

理想としては文系であれば英語、理系であれば数学に重点を置いて勉強しておくといいでしょう。

さらにそれ以外のこともできるなら、一般入試で使う、国語・理科・社会などを追加する程度を目安に勉強の計画を立てると良いです。

中期目標を設定し、スケジュールを立てていく

長期的な目標が決まったら、中期目標を設定して、スケジュールを立てていきましょう。

受験合格という最終目標に対して1ヶ月~3ヶ月の中期的な目標を立てると計画に具体性を持たせることができます。

志望校に合格するために必要な勉強量や優先順位を決めて、月単位、週単位、1日単位のタスクに落とし込んでいくようにしましょう。

1ヶ月の勉強計画の立て方

次に、年間計画を受けて1ヶ月の勉強計画の立て方をご紹介します。

1ヶ月は意外と短いのですが、大学受験に向けた勉強の計画を緻密に立てるには長すぎる単位であるために、一番ズレやすいです。

そのため、ある程度の修正の幅をもって計画を立てておくと良いでしょう。

そのような1ヶ月の勉強の立て方の特徴や注意点と共にご紹介します。

季節ごとの目標から逆算し、1週間ごとの目標との調整をはかろう

一週間の勉強計画を実行した時、想定より進む教科と、進みが悪い教科が出てきます。

そんな時は1ヶ月単位で目標が達成しているかを再検討し、軌道修正していきましょう。

季節ごとの勉強計画と、一週間ごととのすり合わせを行っていくと軌道修正しやすいです。

教科別の開始日や終了日は月ごとに

教科ごとの勉強の開始日と終了日は、月ごとに設定することで勉強計画を分かりやすくすることができます。

何月何日スタート、終了と決めてもそれは結局ズレることになる可能性が高いためです。

計画よりも進捗が遅くなっている場合には、若干の軌道修正を加えて、続きを月の最初の週からスタートさせると分かりやすいです。

1週間の勉強計画の立て方

1ヶ月の勉強計画の立て方が分かったところで、それを受けて1週間の勉強計画の立て方を見ていきましょう。

1ヶ月よりも短い期間であるために修正がしやすいのが特徴です。

1週間の勉強計画の立て方を見て勉強計画を固めていきましょう。

基本的な学習スケジュールは1週間を基準にしよう

なぜ一週間でスケジュールを組むのかと言うと、曜日で役割が違うからです。

一日の勉強計画も重要ですが、7日間毎日同じことを繰り返す訳ではないですよね。

曜日によって割り振りがあるものです。

1週間の内訳を決める

最初の4日間かけて、4分割して新しいことを学習していきましょう。

次の2日間かけて4日間かけて学習したことを復習すると勉強した内容が記憶に定着しやすいです。

最後の7日目が調整日、どれだけ勉強が身に付いたかの確認日にすると良いでしょう。

7日目の出来栄えによって、翌週の学習計画を立てていくと効率が良いです。

復習を前提に計画を立てよう

大学受験への勉強計画が計画倒れになる最大の原因は、復習日を設けていないことです。

2日間かけて、5日目に全範囲復習し、翌日の6日目も全範囲復習し直すことで、最初の4日間かけて学習したことを本当の意味で身に着けることができます。

人間は忘れるので5日目と6日目に全範囲を2周復習することでさらなる定着を目指すことができます。

大学受験における勉強計画で、最も重要なのは復習日を設けることです。

計画を立てることにかける時間

スケジュールを立てること自体に費やす時間も重要なポイントとなります。

大学受験の勉強計画を立てる際には、30分以上時間をかけてはいけません。

慣れてきたら5分で十分です。

実行してこそ価値があるので、最初に計画を立てる時には時間をかけずに、実行した時に出てきた誤差を毎週修正していきましょう。

1日の勉強計画の立て方

1週間の勉強計画を立てたら、最後に1日の勉強計画を立てていきましょう。

1日の勉強計画は量が多すぎても少なすぎてもいけません。

自分のキャパシティを見極めながら勉強計画を立てていきましょう。

達成基準をしっかり持とう

一週間の勉強計画との違いは、やることが日によって違うから、目標の達成基準は変わってくるという点です。

日によって範囲は違うので、1日にこなすべき学習量に応じた達成基準を設ける必要があります。

机に向かっただけ、参考書を眺めただけ、問題集を解いただけで終わりにしないように気をつけましょう。

自分のペースを把握しよう

すぐに挫折してしまう計画を立てないためにも、自分のペースを把握することが重要です。

しかし、それはあくまでも勉強してみないと分かりません。

よく大学受験の勉強計画を立てる時に「1日12時間勉強する」といった目標を掲げる人がいますが、勉強し始めは実際にはそんなに勉強できるものではないですよね。

やったとしても講義用の参考書を眺めているだけで、集中力が伴わないような状態は勉強とは言いません。

自分がどの程度のことをできるのかということも大学受験に向けて明確にする必要があります。

1日ごとに達成の割合と改善点と、改善方法を考えよう

毎日の勉強が予定通り終わった時に、まず確認するべきとなるのが、どれだけ出来るようになったのかです。

その上で「上手くいかなかったことは何なのか?」に対してどういう改善点があるのかを考えましょう。

例えば今日英単語が終わらなかったなら、覚え方やペースに問題がなかったかを考え、「では明日は効率よくできるようにこうしよう」といった具合に毎日の勉強も調整を入れていくと良いでしょう。

作業にならないように目的意識を持って勉強の計画を立てていくことが大切です。

計画を立てる際の注意点

勉強計画を立てる時はただ立てればいいものでもありません。

ここからは勉強計画を立てる時の注意点を3つご紹介します。

注意点を押さえて計画を立てていきましょう。

計画の修正期間を守る

一日単位の修正はちょこちょこ入るものですが、勉強の計画を決め直すのは一週間の中で課題が終わったかどうかを見て立てるものです。

あくまで前に進むのは最初の4日間で、復習日2日間と7日目のテストの日は絶対にずらしてはいけません。

一週間のスパンは必ず守ることが大切です。

修正を入れる時は一週間に1回、週の単位の勉強計画を見直すためのものです。

学習の開始自体が遅れている場合には早急に対処する

まずは無茶な勉強計画を立てないということが非常に重要です。

学習が遅れていれば間に合いません。

開始自体が遅れている場合には、いち早くペースを取り戻すことが重要です。

くれぐれも遅れたまま勉強を進めていくことはしないように注意しましょう。

模試や定期試験時の計画の調整

模試があると一日潰れてしまいますが、その場合は初めの4日間の学習を進める日を減らして調整しましょう。

言い換えたら復習日とテスト日は削ってはいけません。

多少進むペースが落ちるのは仕方ありませんが、確実に全範囲身に着けることの方が大切です。

試験も優先して構いません。

勉強計画の立て方|まとめ

今回、勉強計画の立て方について年間計画、月間計画、週間計画などと分けて紹介しましたがいかがだったでしょうか。

勉強計画を立てる時は、自分の実力と志望校の難易度を把握して、スタート地点とゴール地点を決めることが重要です。

また、計画を立てることに必死になって時間をかけすぎないようにしましょう。

計画から遅れても次の週や月で取り戻せば問題ありません。

自分に合った勉強計画を立てて志望校合格を目指していきましょう。

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