大学受験に向けた日々の勉強で、「参考書の解説が難しくて理解できない」「英作文の添削をすぐにしてほしい」と悩んでいる高校生は多いです。
AIが普及するまでは、勉強でわからないことがあった場合は、参考書やネットで調べたり、学校や塾の先生に質問して解決するのが一般的でした。
しかし最近では、人工知能であるAIを勉強に活用することで、自分専用の家庭教師がいるかのように効率よく学習を進められます。
今回は、そんな便利なAIの大学受験勉強への活用実例を、初心者でも今すぐ実践できるように詳しくご紹介していきます。
最新技術を味方につけて効率よく成績を上げ、志望校合格を掴むためのAI活用実例を取り入れてみてください。
疑問点を解消するための、AI活用実例
参考書の解説を読んでも理解できない箇所があるとき、わからない問題の写真を撮って指示を出すだけで誰でも理解できるように解説してくれるAIは勉強の頼もしい味方です。
ここでは、各教科の疑問を解消するためのおすすめのAI活用の実例を、初心者でも実現できるように詳しくご紹介します。
数学や英語の学習をAIで詳しく解析する実例
数学の問題を解いている際、「なぜこの式から次の式へ変化するのかわからない」という場面は多いはずです。
途中計算のやり方がわからないときには、スマートフォンのカメラで該当箇所を撮影し、AIに「この式変形の過程を細かく教えて」と入力をしてみてください。
AIは細かい計算過程を一つひとつ丁寧に書き出してくれるため、数学が苦手な高校生でも納得しながら進めることができます。
また、大学受験の複雑な英文の勉強についても、AIを活用することはおすすめです。
「この英文の文法構造を詳しく解析して」とAIに指示を出せば、主語や述語の関係を詳しく示してくれるため、英文解釈の練習ができます。

AIを活用して「わからない」をその場で解決する習慣をつけることが、これからの大学受験の学習には欠かせません。
理解度や偏差値に合わせて解説を調整する
AIは、使用者の学力レベルに合わせて、説明の仕方を自由に変えることができます。
ただ質問をするだけでなく、「偏差値30台の自分でもわかるように教えて」や「中学生でも理解できる言葉で説明して」といった具体的な指示(プロンプト)を付け加えてみてください。
AIに具体的な指示を出すことで、難しい言葉や専門用語を使わず、身近な例え話や簡単な日本語で解説を生成してくれます。
日本史であれば「歴史的事件をストーリー仕立てで教えて」、理科であれば「高校の教科書レベルの知識だけで、この現象の仕組みを説明して」といった指示出しがおすすめです。
難しい大学レベルの知識を使わずに、今の自分に最適なレベルで説明してくれるため、AI初心者の受験生でも無理なく勉強を続けることが可能です。

指示の出し方を工夫し、AIを世界一わかりやすい家庭教師として活用する実例を試してみてください。
AI添削を活用した記述式問題の勉強法
自分で大学受験の勉強をする中で、記述式の問題の採点は大変難しいです。
自分では、記述式の問題で書いた答えが合っているか判断できないため、今までは学校や予備校の先生を頼るしかありませんでした。
しかし、今ではAIが高い精度で添削を行ってくれるため、初心者の方でも記述式の問題の対策が行えます。
ここでは、自分に最適なレベルでAIが改善案を出す指示と、9割以上の合格点を確実に取るための復習の実例を解説します。
「最適なレベル」の改善案を出すための実例
とても便利なAIですが、英語の自由英作文をAIに添削してもらう際は、プロンプトの出し方に工夫が必要です。

何も指定せずに添削を頼むと、AIはプロの翻訳家が書くような、「おしゃれすぎる英文」に書き換えてしまうことがあります。
AIが出力した解答をそのまま使っても自分の実力はつかないため、「英検2級レベルの単語と文法を使って、解答を修正して」といった具体的な条件を指定するようにしてください。
今の自分の学力から遠すぎず、自然な表現をAIが出力するようになり、大学受験に必要な学力を身につけることができます。
プロンプトの出し方についても、予備校の先生が英検や国公立2次試験向けの添削の内容・基準を公表しているサイトやnoteがあるので、活用してみてください。
まずは自分の解答をベースにAIに修正してもらい、少しずつレベルを上げていくようにプロンプトを出すことが、おすすめです。
大学受験でも通用する英作文のスキルを着実に身につけるために、AIと対話しながら、学習を進めましょう。
9割以上の得点を目指すための解き直しの手順
AIから記述式問題の添削結果をもらうだけでは、成績は上がりません。
AIから添削で指摘された改善点や新しい表現を確認した後は、必ず「何も見ずに自力でもう一度書く」という作業を行ってください。
そして、書き直した英文を再びAIに読み込ませ、「改善されたか確認して」と指示を出します。

自分の中で9割以上の合格点が取れるようになるまで添削を繰り返すことが、成績を上げるためには必要です。
ただ答えを眺めるのではなく、AIからのフィードバックを即座に自分のアウトプットに反映させることが重要です。
自力で正解を再現できる状態を作ることで、大学受験の記述問題に対応できる本物の実力が身につきます。
苦手を克服する「類題作成マシン」として活用する
大学受験の勉強においては、学んだ知識を定着させるためにアウトプットの量を確保することが大切です。
AIは、自分が苦手な問題の類題を無限に作り出してくれる、「類題作成マシン」として活用できます。
ここでは、初心者の方でも簡単にできる問題作成法や、おすすめの学習法の実例を紹介します。
最新の傾向に合わせたオリジナル問題の作成法
最新のトレンドを反映した本番で出題されそうなトピックもAIを活用することで、初心者の方でも簡単に対策問題の作成ができます。
英検の英作文で「環境問題」というテーマが苦手な場合は、AIに「英検準1級の傾向に合わせた、環境問題に関する新しいお題を作成して」と入力することで、題材に即した対策用の類題を作成してくれます。
AIが作成した問題を解き、添削してもらうことで、無限に演習することが可能です。
また、英語の文法問題においても、苦手な単元を指定して「4択形式の問題を10問作成して」とAIに指示すれば、自分専用の問題集が完成します。
数学であれば「この問題の数値を変更して、少しだけ難易度を上げた類題を作って」と指示を出すことで、計算力の向上にも役立ちます。
参考書の問題をすべて解き切ってしまい、さらに演習を積みたいと考えている受験生にとっても、AIを「類題作成マシン」として活用する実例はおすすめです。
インプットとアウトプットの学習サイクルを作る
「参考書を読んで理解する」というインプットの勉強だけでは、実際の試験で点数を取ることはできません。
理解した内容についての確認テストを実際に解いてみることで、学習効率は飛躍的に高まります。
AIに「今からこの単元の内容を説明するから、正しく理解できているかチェックして」と指示を出し、自分の言葉で説明してみるのもおすすめの活用実例です。
説明が不十分な箇所をAIに指摘してもらえば、自分の弱点が明確になり、何を重点的に復習すべきかが一目でわかります。
AIを「壁打ち」の相手として活用することで、受け身の勉強から、能動的に知識を定着させるサイクルが完成します。
大学受験に役立つAIツールの選び方とバランス
世の中には多くのAIツールがありますが、大学受験の勉強で活用するならどれを選べばよいか迷っている初心者の方も多いです。
高田先生は、代表的なツールである「ChatGPT」と「Gemini」のそれぞれの強みとおすすめの使い分けの実例について解説しています。
また、AIは便利なツールですが、使用するバランスには注意が必要です。
ここでは、各AIの特徴の比較と、学力を伸ばすために不可欠な「自ら調べる姿勢」とのバランスについてお伝えします。
ChatGPTとGeminiの特徴と使い分け
大学受験の勉強をサポートするという目的なら、基本的にはChatGPTとGeminiのどちらを使っても十分に対応できます。

文章の表現力や書き方の分かりやすさでは、GeminiよりもChatGPTの方が自然な表現で出力されるため、ChatGPTを活用するのがおすすめです。
一方で、最新の情報を検索したり、Googleの各種サービスと連携したりする場合は、ChatGPTよりもGeminiの方が使いやすいでしょう。
AI初心者の方であれば、まずは利用者の多いChatGPTから始めて、写真から文字を認識させて解説を作らせる機能などを試してみることがおすすめです。
大切なのは「どのAIツールを使うか」よりも、「いかに具体的な指示を出して使いこなすか」という点にあります。
自分に合ったAIツールを見つけるためにも、初心者の方はまずは実例のように無料版から実際に使用してみて、日々の学習に取り入れてみてください。
AIに頼りすぎない「自分で調べる姿勢」とのバランス
AIは便利な道具なので、勉強の効率を上げることができますが、何でもすぐにAIに聞いて思考を停止させてしまうことは危険です。
高田先生は、武田塾の生徒たちにも「何でもかんでも先生に聞くのではなく、一旦自分で調べる癖をつけよう」と指導しています。

まずは自分で考えたり参考書で調べた上で、どうしても解決できない部分をAIで対応するという姿勢が大切です。
また、出てきた答えをそのまま写すのではなく、「なぜAIはこの答えを出したのか」という過程まで理解するようにしてみてください。
AIを「答えを教えてくれる道具」ではなく、「自分の考えを深めるためのパートナー」として活用することが、大学受験で成功するための真の活用法です。
自立した学習を行うためにAIを使いこなすことができれば、志望校合格はぐっと近づきます。
まとめ
本記事で紹介した実例のように、数学や英作文の添削、解き直し、そして無限に作成できる類題作成など、AIはあらゆる場面で受験生の力になってくれます。
大学受験の勉強におけるAIの活用は、もはや特別なことではなく、賢く成績を伸ばすための必須戦略になりつつあります。
初心者の方は、まずは実例のようにわからない問題を撮影して「偏差値30台の自分にもわかるように解説して」と入力することから始めてみてください。
AIを賢く使いこなして「自分で調べる力」を鍛えることが、志望校合格への一番の近道となります。
AIという強力なパートナーと共に、最後まで諦めずに大学受験の勉強を駆け抜けていきましょう。






