9月に入って、国公立志望の受験生がまず確かめたいのは、2次試験の対策に残された時間です。
11月からは共通テストの演習が始まるため、記述の勉強に集中できるのは9月と10月しかありません。やるべきことは多いものの、優先順位を間違えなければ、大学受験に間に合う進め方は必ず見つかります。
武田塾の動画をもとに、9月の勉強法を6つの角度から解説するので、これからの計画づくりに役立ててください。
国公立志望の受験生は9月の勉強法で合否が決まる
国公立志望の受験生にとって、9月から10月にかけての過ごし方は、大学受験の合否を大きく左右します。
国公立志望の場合、武田塾では11月から共通テスト対策に切り替えるので、2次試験の対策にあてられるのは、実質この2ヶ月だけです。
限られた時間の使い方で受験生に差がつくので、まずは本記事で、国公立志望の受験生に向けた9月の勉強法を6つ確認していきましょう。
9月の勉強法①:9月と10月の2ヶ月で2次対策を仕上げる

9月の勉強法の1つ目は、9月と10月の2ヶ月で2次試験の対策をある程度仕上げることです。
11月からは共通テストの演習に移る必要があるので、9月と10月の2ヶ月で2次対策をやり切れるかどうかが、国公立志望の受験生にとって勝負どころです。
2次試験の過去問を週1で解き始める
夏にどこまで2次対策を進められたかで、9月にやるべきことは変わってきます。
英作文や記述の対策がまだ足りていないなら、そこを急ぎつつ、2次試験の過去問も解き進めていきましょう。

また、過去問をまだ用意していない国公立志望の受験生は、志望校の過去問を手に入れて、週に1回のペースで解き始めてください。
早めに本番の問題に触れておけば、大学受験に間に合う実戦力が着実についていきます。
9月の勉強法②:英語・国語の記述対策に力を入れる

9月の勉強法の2つ目は、英語と国語の記述問題の対策に力を入れることです。
特に、文系の国公立志望の受験生は、英作文や英文解釈、国語の記述を9月からしっかり進めていきましょう。
記述で書けるようにするとマークも安定する
大学受験に向けた、記述の対策は本当は夏のうちに始めておきたい内容ですが、間に合わない人も少なくありません。
11月から共通テスト対策に取り組んでいくことを考えると、入試に間に合うようにするためには、英作文や国語の記述は、遅くとも9月と10月のうちに手をつけておきたいところです。

実は記述対策も共通テストの勉強につながっていて、記述で自分の答えを書けるようにしておくと、頭の中で答えを組み立ててから選択肢を選べるので、マーク式の問題も安定して解けるようになります。
英語や国語を2次試験に通用するレベルまで仕上げておけば、大学受験に間に合う形で共通テスト対策にもスムーズに移れます。
また、文系で数学を2次試験で使う人は、入試まで残り時間が限られているので、取り組む問題集に優先順位をつけて進めることが大切です。
9月の勉強法③:理系は数学Ⅲ・Cと理科の入試対策に力を入れる

9月の勉強法の3つ目は、理系の受験生は、数学Ⅲ・Cと理科の入試レベルの問題への対策に力を入れることです。
基礎はひと通り終わっている前提で、ここからは応用問題を解けるようにしていけば、大学受験に間に合う実力に着実に近づいていきます。
遅れている科目は時間配分と志望校を見直す
9月と10月は、理系にとって2次試験での実戦力、特に理科の力を大きく伸ばせる時期です。
物理や化学の応用問題は、解法のパターンをつかんで自分で解けるところまで仕上げていきましょう。
志望校より1つ下のレベルでもよいので、過去問の演習は、週に1回、正しくアウトプットする経験を積んでいくために必要です。
物理は進んでいるのに化学が遅れているなど、科目ごとの差が大きい場合は、遅れている科目に思い切って時間を回すか、理科1科目で受けられる大学へ志望を変えるかなど、早めに対策を考えておきましょう。

私立理系の大学なら、MARCHなどでも理科1科目で受験できるところはあるので、志望校の変更を視野に入れるのも選択肢の1つです。
国公立志望の受験生にとって、科目のバランスを見直して時間を配分することが、大学受験に間に合うためのカギになります。
9月の勉強法④:共通テスト科目のインプットを10月末までに終える

9月の勉強法の4つ目は、共通テスト科目のインプットを10月末までに終えることです。
11月から共通テストの演習に入るので、そこに間に合うように必要な知識を頭に入れておきましょう。
インプット完了の目安は予想問題で5〜6割
理科、社会は特にですが、覚えるべき知識が入っていないまま予想問題を解いても、点数にはつながらないのは当然です。
公民や地理、理科基礎など覚えるべき科目のインプットを、9月から10月にかけて完成させましょう。
繰り返しになりますが、インプットを完了させるための限界は10月末で、ここまでにインプットが終わっていないと、11月からの演習に入れなくなります。
インプットの完了目安としては、共通テスト用の基本的な参考書をひと通り終えていれば、予想問題で5〜6割は取れるようになっているはずです。

10月の模試で5〜6割取れていれば十分で、そこから7〜8割へ上げていくのが11月と12月の役割です。
理系で国公立志望の受験生は、古文単語や古典文法など国語の基礎も、土日を活かして短期集中で終わらせましょう。
夏に比べて勉強に使える時間も減るので、共通テスト科目をいつ終えるか自分で決めて動くことが9月のカギです。
9月の勉強法⑤:併願戦略を考える

9月の勉強法の5つ目は、併願する大学の戦略を考えることです。
国公立志望の受験生は私立大学の対策を後回しにしがちですが、9月から少しずつ準備しておくと、より良い併願校選びにつながります。
2次対策でカバーできる私大を見極める
私立大学を併願する場合、国公立大学とは入試科目の出題傾向や、対策にかかる負担が違う点に注意が必要です。

たとえば共通テストまでの社会の知識だけでは、MARCHや関関同立の入試問題での社会には対応しきれません。
自分の志望校に向けた2次対策と同じくらいの力でカバーできる私立大学はどこかを見極めるために、実際に併願校の過去問も9月から10月のうちに解いていくことが大切です。
公募推薦などは11月から12月の年内に入試が始まるので、余裕をもって出願の準備ができるように、出願するかどうかも含めて9月のうちに決めておきましょう。
英検などの検定を持っているなら、検定の結果を入試に使える大学を調べておくと、大学受験の受け方の幅が広がります。

目標に届きそうにないなら志望校を下げる判断も必要なので、11月のオープン模試を区切りに志望校を切り替え、大学受験本番に対策が間に合うように戦略を組み立ててください。
9月の勉強法⑥:忙しい中で勉強の質と量を高める工夫をする

9月の勉強法の6つ目は、忙しくなる毎日の中で、勉強の質と量を高める工夫をすることです。
2学期に入ると、それぞれ学校や予備校での授業も通常通り再開するため、夏のように長い自習時間は取りづらく、平日は8時間ほどが上限になります。
だからこそ国公立志望の受験生は、共通テスト、2次試験それぞれに間に合うように、時間の使い方を工夫することが大切です。
限られた時間で勉強量を確保するには、朝や移動時間、夜の時間の使い方を工夫するのが効果的です。
1週間ごとに、この科目はこの曜日、土日はこの勉強、と決めておくと、迷わず進められます。

その日にやることをその日決めていると、目の前の課題に追われるだけで9月が終わってしまうので、まずは9月のミッションを決め、それを週ごとに分けて見通しを立てていきましょう。
国公立志望の受験生に向けた9月の勉強法|まとめ
国公立志望の受験生にとって、9月と10月は2次対策にあてられる最後の2ヶ月です。
11月からは共通テストの演習が始まるので、そこから逆算して、今やるべき勉強を決めていきましょう。
- 9月と10月の2ヶ月で2次対策を仕上げる
- 英語と国語の記述問題の対策に力を入れる
- 理系は数学Ⅲ・Cと理科の入試対策に力を入れる
- 共通テスト科目のインプットを10月末までに終える
- 併願戦略を立てて、受ける大学を早めに考える
- 隙間の時間を活かして、勉強の質と量を高める
やることの多い時期ですが、何を先に進めるかを考えて動けば、大学受験には十分間に合います。
優先順位のつけ方に迷ったときは、武田塾の無料受験相談で確認することも可能なので、国公立志望の受験生として、9月のうちに見通しを立てて志望校合格へ進んでいきましょう!







