大学受験では、親の関わり方が子どものやる気を大きく左右するため、保護者の方は過干渉を避け、お互いを尊重しながら子どもを見守る方法を知ることが大切です。
受験を控える子どもたちはとても敏感で、よかれと思った口出しが過干渉になってしまったり、「しんどい」と言われてしまうこともあります。
本記事では、武田塾の動画をもとに、大学受験で親はどうすべきかを解説していくので、子どもとの関わり方に悩む親も、親との関わり方に悩む子どももぜひ参考にしてみてください。
大学受験で親の関わり方が合否を左右する|鍵は信頼関係

大学受験で合格しやすい家庭に共通するのは、学歴でも受験知識でもなく、子どもが親をどれだけ信頼しているかという点です。
武田塾では数千を超える家庭を見てきましたが、生徒が1000人いれば家庭のかたちも1000通りあり、合否を分けるのは親がどれだけ受験にくわしいかではありませんでした。
大学受験は、学力はもちろんなのですが、最終的に本人がどれだけ諦めずに受験に向かっていけるかで決まるため、親子の信頼関係こそが、すべての土台になることを忘れてはいけません。
過干渉で口出しばかりだと子どもは親を信頼できない
大学受験で親の関わりが裏目に出るのは、過干渉によって子どもの信頼を失うパターンです。過干渉な口出しが続くほど、子どもは親を信じられなくなっていきます。
「こうしなさい」「あれはやってはだめ」とつい言ってしまいがちですが、口出しを重ねる関わり方は、子どもをコントロールしようとする支配に近づきます。
その結果、親が何を言っても響かなくなり、本人の頑張りで決まるはずの大学受験そのものが、うまくいきにくくなるのです。
過干渉は親の不安や受験に対する無知から生まれることも多いのですが、子どもにとっては大きなストレスにしかならず、しんどい気持ちを募らせる原因になります。

口出ししたい気持ちをぐっとこらえ、過干渉にならないように注意しながら、子どもたちと適度な距離感を保つことが、信頼関係を守る第一歩になるでしょう。
受験情報にくわしくても無知でも合否を分けるのは信頼関係
受験情報に無知であることを不安に感じる保護者は多いですが、実は、親が受験情報にくわしいかどうかは大学受験の合否に直結しません。
情報化社会が進んだ近年は、武田塾などの動画を基に情報を細かく調べ尽くす保護者が増える一方で、最近の大学受験の仕組みに無知で、自分は何も知らないと不安を抱える親も多くいます。
しかし、受験にくわしい家庭が必ず受かるわけでも、無知な家庭が必ず落ちるわけでもなく、くわしい親も無知な親も、最後にものを言うのは子どもとの信頼関係です。
つまり、受験への無知を不安に感じるよりも、子どもが安心して大学受験を全力で頑張れるように、家庭での信頼関係づくりに目を向ける方が、ずっと意味があるといえるでしょう。
大学受験で親は「応援して見守る」が基本|過干渉はしんどいと言われる
大学受験で親に求められる関わり方は「ただ応援して見守る姿勢」なので、細かい指示や勉強の進め方については、予備校や学校の先生に任せるのが一番です。
昔の大学受験と今の大学受験は仕組みも対策も大きく変わったため、家で受験のやり方を細かく口出しされると、子どもはしんどいと感じやすくなります。
大学受験で親がアドバイス役を担いすぎると、過干渉によって「しんどい」と言われてしまうので、武田塾でも保護者の方にはただ応援する関わり方をおすすめしています。
家ではアドバイスより応援を|勉強は塾や学校に任せる
大学受験では、勉強の中身に関するアドバイスは、塾や学校に任せるのが効果的で、子どもたちはもちろん、保護者や講師の立場からしてもお互いにストレスのない関係を築けます。
親としては「動画などで仕入れた情報を伝えたい」「自分の受験時代の経験を伝えたい」という気持ちもよく分かります。
しかし、子どもは塾や予備校で学習方法を学び、受験情報も伝えてもらっているため、良かれと思った気遣いが子どもにとっては余計な「口出し」になってしまいかねません。
具体的なアドバイスは塾の面談や授業のなかで講師から子どもに伝えるため、家庭まで口出しの場になると、子どもは休める場所をなくし、しんどい気持ちをためこんでしまいます。

また、先生と親の言うことが違うという板挟みに悩む受験生も多いため、家ではただ応援する関わり方に徹することで、子どもは安心して迷わず受験に向き合えるようになるでしょう。
子どもをサポートしたいという気持ちもわかりますが、過干渉な口出しを減らすほど親子の関係はうまく回りはじめるので、勉強に関するアドバイスの役割は塾にゆだね、家庭を応援の場にすることが、過干渉を防ぐコツだと言えます。
干渉されたくない受験生の不安とストレスに配慮する
大学受験を控えた子どもの多くは、模試の結果や本番への不安を人一倍抱えており、親からあれこれ干渉されたくないと感じています。
そこへ親からの、過干渉な口出しが重なると、「そんなの自分が一番わかってるよ」としんどい気持ちにさせてしまいます。
さらに、その状態が続くと子どもの不安はさらにふくらみ、勉強へのストレスにつながってしまうことで、最も大切な勉強へのモチベーションが失われてしまうという最悪の事態になりかねません。
「ちゃんとやれているのか」と心配になる親の気持ちは理解できますが、その不安をそのまま伝えると、子どものストレスを増やすだけになってしまいます。
しんどい時期だからこそ、子どもの不安やストレスに配慮しつつ、どっしりと見守る姿勢を保つことが過干渉を避ける関わり方につながります。
大学受験では親は欠点より努力を認める|80点を0点のように言わない
大学受験までの長い期間中で、子どもの勉強へのやる気を維持するために必要なのは、足りない部分よりも頑張っている部分に目を向けてあげる関わり方です。
本人が80点ぶんの努力をしていても、朝起きるのが遅い、少しスマホを見てしまうといった足りない20点が目につくことがあります。
たった20点ぽっちの欠落をまるで0点のように責めてしまう親も少なくありませんが、親子共にピリピリしやすい受験の時期には、それが発端で親子関係が悪化することもあります。

半年前まで部活ばかりだった子どもが、毎日塾に通って夜まで頑張るようになった変化と努力は、塾講師の目にははっきり見えているので、まずは小言を言いたい気持ちをぐっとこらえましょう。
家は子どもにとって数少ない「しんどい」という気持ちを全面に出せる場所です。
朝起きるのが遅い・スマホを少し触っているという姿を見せたとしても、頑張っている部分は必ずあるので、子どもの頑張りをきちんと認めてあげることが大切です。
ピリピリした親のストレスが子どもにぶつかる
大学受験の時期は親自身も強いストレスを抱えやすいので、本当は言いたくないのに「そんなことで志望校に受かると思っているのか」と口に出してしまうのでしょう。
ですが、親自身のストレスを子どもにぶつけると頑張りを否定する形になってしまい、子どもたちの勉強へのやる気を奪ってしまう原因になりかねません。
家でサボっている姿しか見えないと厳しく言いたくなる親の不安も分かりますが、塾では努力している姿も見えており、家とのギャップがあるだけなのです。
親のストレスをそのまま口に出さず、親自身のしんどい気持ちを子どもに向けないことが、やる気を守ることにつながります。
親が味方か敵かを子どもは敏感に感じている
大学受験のさなか、模試の成績や志望校の判定など叩きつけられる現実と向き合いながら、子どもは親が自分の味方か敵かを、とても敏感に感じ取っています。
頑張りを認めてもらえないと子どもは親と敵対しているように感じてしまいますが、親にとっての敵は子どもではなく、ライバルの受験生や志望校という高い壁のはずです。
その壁を親子というチームで一緒に乗り越えていくと考えれば、過干渉な口出しではなく、応援という関わり方が自然と見えてきます。

子どもにとって親が一番の味方だと感じられることが、しんどい大学受験を最後まで走り抜く支えになります。
大学受験を乗り越える原動力は「周りへの感謝」
大学受験の最後のひと踏ん張りを生むのは、周りへの感謝の気持ちであり、子どもは自分のためだけでなく、応援してくれる周りのために頑張れるようになります。
塾も家庭も学校も友達も自分を支えてくれていると実感し、ここまで支えてくれた人たちのためにも受かりたい、結果を出さなければという強い気持ちが芽生えたら、大学受験は大きく前へ進みます。
応援されている実感が子どもを動かす
大学受験では、応援されているという実感が子どもの大きな原動力となるので、ポジティブな声かけがマイナスに働くことは、ほとんどありません。

成績が伸び悩んで落ちこみやすいタイプの子でも、「あなたならまだ大丈夫」と前向きな言葉をかけてもらえると、もう少し頑張ってみようと思えます。
期待されているという感覚は人を動かす大切な要素であり、今は80点ぶんの努力でも、期待を感じればもう一歩ふみ出せる子は多くいます。
しんどい時期でも、小言を言わず、親が見守りながら期待を伝える関わり方は、大学受験を戦い抜かなければいけない子どもにとって、何よりの頑張る力になるでしょう。
子どもは親が働く以上に勉強する意識を持つ
大学受験で子どもに持ってほしいのは「親が働く以上に勉強するという意識」です。子どもが働く大変さを想像するのは簡単ではないため、親子で少しずつ理解を重ねていく必要があります。

受験や進学にかかる費用は子ども自身が稼いだものではなく、受験料も入学金も、下宿の家賃や生活費も、親が一生懸命に働いて準備したお金です。
その事実に気づくと、子どもは親への感謝とともに勉強への責任を感じ、親が働く以上に勉強するという姿勢が、受験を自分ごととして捉える出発点になります。
大学受験で親子がお互いを尊重し信頼関係を築くには
大学受験を良いチームで乗り越えるには、親は子どものために働き、子どもは親のために頑張る、親子がお互いを尊重し合い信頼できる関係が欠かせません。
朝早く起きて弁当を作り、満員電車で通勤し、職場では理不尽なことにも耐える親は少なくありませんが、子どもはその苦労を実感としては分かりにくいのが現実です。

しかし、家庭で親の仕事について素直に話したりすることで、親の努力は当たり前ではないと気づくと、子どもは親をより尊重できるようになり、お互いを尊重する気持ちが育ち、感謝と信頼の出発点になるでしょう。
また、大学受験では、子どもを尊重するために親が完璧を期待しすぎないことも大切です。「こうあるべき」という理想の子ども像を押しつけると子どもには重い負担になり、しんどい思いをさせてしまいます。
親子がお互いに尊重し合う関係は一朝一夕には築けないため、子どもへの期待と尊重する気持ちのバランスを取りながら、少しずつ歩み寄ることで理想的な親子関係を育てていきましょう。
大学受験で親はどうすべき?|まとめ
本記事では、武田塾公式チャンネルの動画をもとに、大学受験で親はどう関わるべきかを紹介しました。合否を分けるのは受験知識ではなく、親子の信頼関係です。
「大学受験を控えた子どもとの関係が上手くいってない」と悩んでいるなら、以下の項目を参考に子どもとの関わり方を見直してみてください。
- 過干渉や口出しを控え、家庭は応援の場にする
- 足りない20点より、頑張っている80点を認める
- 親は子どもの一番の味方になる
- 子どもは親が働く以上に勉強する意識を持つ
- 親子がお互いを尊重し、信頼関係を築く
子どもの将来を考えて不安を感じている保護者の方も多いですが、大学受験を前にして一番ナーバスになっているのは子ども自身です。
大学受験に向けて厳しく指導したり、情報を伝えたりするのは塾や学校の役割と割り切って、家庭が子どもの一番安心できる場所になるように見守ってあげてください。
それでも「うちの子、全く勉強しなくて不安…」という方は、ぜひお子様と一緒に武田塾の無料受験相談へ訪れてみてください。
家庭でのサポート方法はもちろん、お子様の学習状況を基に勉強のアドバイスを行いますので、一丸となって第一志望合格を目指していきましょう!








