本記事では、2027年度・2028年度から入試制度に大きな変更がある大学のうち、難関大学・人気大学を中心に紹介しています。
大学の入試制度の変更によって受験対策の方法も変わってくるので、受験生や高校1・2年生もぜひ参考にしてみてください。
本記事で紹介していない多くの大学でも、2027年度・2028年度の入試制度に変更があるので、各自で志望する大学のHPを確認してみましょう。
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【2027年度】慶應義塾大学・青山学院大学:入試制度の変更点
まず、2027年度から入試制度に大きな変更がある、慶應義塾大学と青山学院大学を紹介していきます。
慶應義塾大学や青山学院大学を志望している受験生はチェックしてみてください。
【慶應義塾大学】経済学部
慶應義塾大学の経済学部では、2027年2月に実施される一般選抜から小論文が休止され、数学と地理・歴史の試験時間や配点が変更されます。
これまで慶應義塾大学の入試形式にはA方式とB方式の2種類があり、2026年度入試までは、小論文が70点の配点で入試内容に含まれていました。
2027年度からは、慶應義塾大学の入試形式に含まれていた小論文が休止されることによって、選択科目である数学と地理歴史の配点と試験時間が拡大されます。
変更後の入試形式を以下にまとめたので、参考にしてみてください。
| A方式 | B方式 | |
|---|---|---|
| 変更前 | 外国語:200点/100分 数学:150点/80分 小論文:70点/60分 |
外国語:200点/100分 地歴:150点/80分 小論文:70点/60分 |
| 変更後 | 外国語:200点/100分 数学:200点/100分 |
外国語:200点/100分 地歴:200点/100分 |
今回の小論文休止という変更は、東京大学・京都大学・一橋大学志望の受験生や、小論文が苦手だけど英語に自信があるという理系の受験生が、慶應義塾大学の経済学部を併願するチャンスになります。

そのため、併願を狙って慶應義塾大学の経済学部を志望する受験生が爆発的に増える予想です。
【青山学院大学】経済学部
青山学院大学の経済学部では個別学部日程に変更があり、今まで2種類あった入試形式が、3種類に増えました。
| A方式 | B方式 | C方式 |
|---|---|---|
| 外国語 150点/90分 |
外国語 150点/90分 |
外国語 150点/90分 |
| 地歴or公民 100点/60分 |
数学 150点/90分 |
地歴or公民 100点/60分 |
| 数学 100点/60分 |
B方式とC方式の2つの入試形式が今までの形式で、「A方式:外国語・地理歴史または公民・数学」が新しく追加された入試形式です。

B方式の数学は難易度が高めですが、A方式の数学は、B方式の数学とは異なりややハードルが下がります。
そのため、2次試験は社会選択で共通テストは数学選択の受験生や数学の力が最低限あり、英語・社会がMARCHレベルの力があるという受験生は、青山学院大学の受験の機会が広がるでしょう。
C方式はこれまで私立文系型の受験生が狙っていた入試形式ですが、定員が180名から120名に減ったことから、倍率がさらに上がるので争いが激しくなると考えられます。

なお、青山学院大学の個別学部日程は、共通テスト・総合問題・小論文を利用する特殊な受験方法の方が合格の可能性が高まると予想されるので、あえて穴場の入試方法を狙うのも戦略として良いかもしれません。
【青山学院大学】経営学部
青山学院大学経営学部のこれまでの入試形式は「共通テスト+独自の英語」でしたが、2027年度の入試から英語が総合問題に変更されることになりました。

総合問題では、「英語の長文読解を中心として基礎力・総合力を問う問題」に加えて、「企業・社会に関して思考力や表現力を日本語で問う問題」が出題されます。
青山学院大学は、普段からニュースを見たり、社会問題に関心を持っている生徒を求めていると考えられます。
入試問題がビジネスや社会の教養知識を問われる形式になったため、対策しずらいと感じるかもしれませんが、日ごろから教養や背景知識に関心を持って養うことが大切です。
『小論文の完全ネタ本社会科学系編』『リンガメタリカ』などの参考書で自然科学系や社会科学系などのテーマに触れておくと、小論文や英語長文以外に、現代文の読解対策にもなるので実践してみてください。

総合問題の半分以上は英語の問題と予想されるので、日ごろから総合問題で必要になる英語力や背景知識を鍛えていきましょう。
【2027年度】南山大学・中央大学・法政大学:入試制度の変更点
南山大学・中央大学・法政大学でも2027年度から入試制度に変更があるので紹介していきます。
本記事で紹介している他の大学の変更点と比べると、そこまで大きな変更ではないかもしれませんが、南山大学・中央大学・法政大学を志望している受験生はぜひ参考にしてみてください。
【南山大学】経済学部・経営学部

南山大学の経済学部・経営学部では、2027年度から英語と数学の2教科型で入試を受けることができます。
試験日が異なれば、同一学科でも3教科型との併願が可能なので、受験機会を増やすことが可能です。
【中央大学】総合政策学部
中央大学総合政策学部では、2026年度の入試まで「英語と国語の2つの個別試験+英検」という形で入試を行っていました。

2027年度からは個別試験の英語が廃止され、国語+英検の入試形式になるので、当日の受験は国語1教科のみになります。
英検のスコアに自信があり、国語が得意だという受験生は中央大学を受験することを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
【法政大学】

法政大学では、一般入試のA方式において、これまで入試の出題範囲であった「歴史総合」が、2027年度の入試から含まれなくなります。
そのため、歴史総合が含まれなくなる分、受験生の負担が減るので、法政大学を志望する人は、他教科の対策により多くの時間を割いていきましょう。
上智大学:入試制度の変更点(2028年度)
上智大学では、2028年度から英検を使った新しい入試制度が導入されることになったので、紹介していきたいと思います。

2027年度入試まではTEAPスコア利用方式が上智大学のメインでしたが、2028年度からはTEAPに限らず、英検準1級・1級を受験して得られるCSEスコアを利用できるようになります。
これまで上智大学の入試形式ではTEAPスコアのみ利用が可能でしたが、英検利用が可能になることによってTEAPを受けない受験生が増え、英検のスコアを利用して上智大学を受けようとする受験生が殺到する予想です。
英検のスコアは2026年の高校2年生の代から利用できるので、該当する生徒は2028年度の受験に向けて早々に英語の勉強に取り掛かって他の受験生と差をつけましょう。
英検の重要性

上智大学の2028年度からの入試制度が変更されたことを踏まえると、今後は英検の重要性がさらに高まると考えられます。
受検会場が限られていたTEAPに比べ、英検は全国各地で受検することが可能なため、地方の受験生にとっても上智大学への挑戦が容易になります。
そのため、幅広い層への受験機会が広がり、2028年度以降は上智大学を志望する受験生が爆発的に多くなることは否定できません。
ただし、利用できるのは英検の準1級・1級のスコアに限られているため、英検にどれだけ力を入れることができるかで合否が分かれるでしょう。
2028年度以降の入試までにまだ期間がある人は、今のうちから英語の学習を始めて、英検のスコアを取得しておくのがおすすめです。
まとめ
大学の入試制度に大きく変更のあった慶應義塾大学・青山学院大学・上智大学を中心に紹介してきました。
各大学の変更点を見ると、以前よりも幅広い生徒が受験しやすい形式になってきたのではないかと思います。
特に上智大学では、2028年度から英検のCSEスコアを利用することが可能になり、これまで以上に英検取得しておくことが大切です。
大学の入試形式の変更によって、重要になる教科や優先して勉強するべき科目が変わってきます。
効率よく勉強するために志望校の入試形式をしっかりと確認し、合格に向けて受験勉強に励んでいきましょう。






