新高2生にとって、春休みは大学受験に向けた勉強を始めるかどうかの分かれ道です。
「まだ高2になったばかりだし、大学受験の勉強は早いのでは」と感じる新高2生も多いかもしれませんが、実際にはこの春休みの過ごし方次第で1年後の結果が大きく変わります。
この記事では、武田塾の高田先生が動画で解説している内容をもとに、新高2生が春休みに取り組むべき勉強について、以下のポイントを詳しく紹介していきます。
- 大学受験を今スタートすべき理由
- 英語の基礎固めの具体的な進め方
- 自分に必要な勉強の見極め方
- 勉強習慣の作り方
- 部活との両立方法
新高2生の春休みの勉強が大学受験の分かれ道になる
高2としてのすごし方をこの3月から始めていくことは、受験勉強のスタートとしてとても重要です。
その理由として、国公立理系の2ヵ年計画と、進学校との環境の差という2つのポイントが挙げられます。
国公立理系志望の新高2生は今スタートして当然
国公立理系志望は2ヵ年計画、今スタートして当然だと考えましょう。
国公立の理系は科目数が非常に多いため、高2の1年間で英語や数学などの主要教科の基礎を固め、高3の1年間で共通テスト対策や過去問演習に取り組むという流れが前提になります。
新高2生がこの春休みに勉強を始めなければ、大学受験に必要な基礎固めの時間が足りなくなります。そのため、国公立理系だけでなく旧帝大の文系や早慶を志望する新高2生も、この春休みから勉強を始めた方がよいです。
一方で、私大の文系や教育学部などは今すぐ始めなくてもゆとりがあるといえます。
ただし、トップクラスの難関大学を目指す新高2生であれば、春休みの時点で大学受験の勉強をスタートしている状態が普通だという意識を持つことが大切です。
進学校との差を春休みのうちに知っておく
大学受験に向けた勉強を始めるうえで、新高2生が意識すべきもう一つのポイントが進学校の生徒たちとの差です。
特に非進学校に通っている人は注意してください。
進学校の生徒たちは大学受験を意識した勉強という自覚がなくても、高1・高2の春の段階からハードな勉強を当たり前のように積み上げているのが現実です。

非進学校に通う新高2生がこの差を認識しないまま春休みを過ごすと、「今から勉強しないと置いていかれる」という危機感がないまま、だらだらと過ごしてしまいがちです。
そのため、非進学校に通う人ほど「周りの常識を疑う」ことが重要です。
塾や予備校に通って周囲のレベルを知ることが、大学受験に向けた勉強の第一歩を踏み出すことだと言えます。
新高2生が春休みにやるべき勉強|英語の基礎固めには半年かかる
2つ目のアドバイスとして挙げられるのが、英語の基礎固めに半年かかるという事実です。
新高2生がこの春休みから大学受験に向けた勉強を始めるべき最大の理由の一つであり、スタートが遅れるほど後から取り返すのが難しくなります。
英語が苦手な人には武田塾のスモールステップルートがおすすめ
武田塾には通常ルートとスモールステップルートの2種類があります。
スモールステップルートは「階段を1段ずつ上がるように進められるルート設計」であり、中学英語が苦手な新高2生でも取り組める、英語が苦手な人向けのルートです。
1冊あたり2週間を目安に進めていくと、英語の基礎固めが完了するまでにおよそ半年が必要になります。
スモールステップルートが必要な層は大学受験を目指す受験生全体の3割から4割程度であり、新高2生ではさらに割合が増えます。
「自分には必要ない」と思う新高2生も多いようですが、実際に面談をしてみるとこのルートで勉強した方がよい生徒は多く、自己判断で省略してしまうのはおすすめできません。
英語の参考書ルートは志望大学別に異なるので、ぜひ以下のページからチェックしてみてください。
▶【最新版】英語 参考書ルート
春休みに仕上げたい参考書と勉強の取り組み方
スモールステップルートで使用する参考書は以下の通りです。
新高2生がこの春休みから大学受験に向けた勉強を始める際の道しるべとして確認してください。

- 『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』
- 『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』
- 『高校英文法基礎パターンドリル』
- 『高校英文法をひとつひとつわかりやすく』
- 『関正生の英文法ポラリス1』
- 『関正生の英文法ポラリス1 ファイナル演習』
- 『大学入試Basic Lecture 動画でわかる英文法 読解入門編』
- 『大学入試 はじめの英文読解ドリル』
- 『英語長文ハイパートレーニング レベル1』
- 『英語長文 レベル別問題集 3 標準編』
- 『関正生のThe Rules 英語長文問題集1』
中学英語から苦手な新高2生は、春休みにまず『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』からスタートしましょう。
中学英語の復習が不要な新高2生であっても、『大岩のいちばんはじめの英文法』と『高校英文法基礎パターンドリル』の2冊は3月中に終わらせるのがおすすめです。
1冊2週間を目安に、春休みの勉強時間を使って計画的に進めていくことが大学受験の基礎固めには欠かせません。
参考書の勉強に強弱をつけるのがポイント
参考書の中には、ちゃんとやってほしい参考書と流していい参考書があります。
すべてを同じ力加減で勉強するのではなく、強弱をつけることが春休みの勉強を効率よく進めるポイントです。

以下はドリル系の参考書で、さっと流す程度で構いません。
- 『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』
- 『高校英文法基礎パターンドリル』
- 『高校英文法をひとつひとつわかりやすく』
- 『英文法ポラリス1 ファイナル演習』
一方で、こちらの2冊は理解が求められるものであり、しっかり時間をかけて勉強する必要があります。
- 『大岩のいちばんはじめの英文法』
- 『英文法ポラリス1』
新高2生がこの強弱を意識してこれらの参考書に春休みに取り組めば、大学受験に向けた英語力を着実に積み上げることができます。
春休みは普段できない勉強を|新高2生が自分に必要な勉強を見極める
高田先生の3つ目のアドバイスは「春休みは普段できない勉強をしよう」です。
学校の勉強がとまり、自分に必要な勉強は何かをじっくり考える時間が3月です。つまり新高2生にとって春休みは自分の課題と向き合う大切な期間です。
普段は学校の宿題やテスト対策に追われて、大学受験に向けた本当に必要な勉強に手が回らない新高2生も、春休みであれば学校の勉強から解放されて自分のための勉強に集中できます。
英語は単語帳の選び方から見直す
それぞれのレベルや自分に何が必要かによって、もちろん教材の内容やレベルは異なりますが、その中でも特に見直してほしい教材の一つが単語帳です。
『システム英単語』でしっかり語彙を固める必要がある新高2生もいれば、もっと基礎に戻って『英単語ターゲット1200』のような中学単語から載っている教材をやるべき新高2生もいます。
さらに、先ほどの英語の基礎固めで紹介した『大岩のいちばんはじめの英文法』で文法を体系的に学び直す必要がある新高2生も少なくありません。
春休みに自分の英語力を正直に見つめ直し、大学受験に向けて本当に必要な勉強が何かを考えることが重要です。
数学は高1範囲の基礎を春休みに固め直す
数学についても春休みにしっかり復習しておくことが重要です。
学校の授業は数学IIBに入っていても、大学受験のためには数学IAの基礎が固まっていなければ先に進めません。
基礎から取り組む場合は『入門問題精講 数学I・A』、ある程度できる新高2生には『基礎問題精講 数学I・A』、場合によっては『チャート式 数学I・A』も挙げられています。
「300人いれば300通りの勉強パターンが必要」と言われるように、学校全体で同じ勉強をしていても、新高2生一人ひとりにとって最適な勉強は異なります。
春休みは夏休みほど宿題も出ないため、学校の勉強から離れて自分に本当に必要な勉強に集中できる貴重な時期です。
もし何から手をつければよいかわからない場合は、武田塾の無料受験相談を活用して、大学受験に向けた勉強の方針をプロの講師に相談してみてください。
新高2生は春休みに勉強の習慣を作ろう
4つ目のアドバイスは「3月で勉強を習慣化する」です。
新高2生がどれだけよい参考書を使っていても、勉強を毎日継続できなければ大学受験で結果を出すことはできません。
この春休みに勉強の習慣を作ってしまうことが、大学受験に向けた最大の武器になります。
毎日の勉強を当たり前にする
「毎日勉強することが当たり前の状態へ」と高田先生も繰り返し強調しているように、新高2生に最も必要なのは、毎日勉強するのが当たり前だと感じられる状態を春休みのうちに作ることです。

勉強を開始している新高2生の中でも、ギアの入り方には大きな差があります。
たとえば、自習室に週3回通っていた生徒が週6回に増やしたところ、勉強の質も量も大きく変わったという例もあります。
新高2生にとって2〜3時間の勉強がまだしんどいと感じるなら、それは勉強への拒否反応がある状態です。
勉強することが当たり前のようになってきたら勉強は辛くなくなります。春休みの間に毎日続けることで、その「しんどさ」は徐々に消えていきます。
テレビみたいな、漫画読みたいな、友達とカラオケ行きたいな、など他の楽しみを我慢する辛さもあるかもしれません。
しかし、これに関しても勉強する毎日に慣れてしまうと、不思議とそれほど辛さを感じなくなるものです。
大学受験の勉強は長期戦であるため、この春休みに習慣の土台を作っておくことが何より大切です。
自習室をルーティン化すれば最強
春休みに勉強の習慣を作るための具体的な方法として、高田先生は自習室の活用を強く勧めています。
「お風呂に入る、歯磨きをすると同じように、自習室は絶対に行かないといけない場所」「ルーティン化すると最強」という発言からもわかるように、勉強を日常の一部に組み込むことが重要なのです。
武田塾に通っている新高2生は毎日自習室に来ること、別の塾や予備校に通っている新高2生も自習室を毎日活用することが大切です。
独学で大学受験の勉強を進めている新高2生も、塾の自習室を利用する選択肢を検討してみてください。春休みに「毎日自習室に行く」という習慣さえ作ってしまえば、新学期以降の勉強もスムーズに続けられます。
春休みの勉強と部活の両立|新高2生のメリハリの作り方
春休みは部活動の大会が重なる時期でもあり、新高2生の中には大学受験に向けた勉強との両立に悩む人も少なくありません。
そういう人ほど、部活とのメリハリを作る練習を春休みのうちにしておくことが重要です。
部活がある新高2生も春休みの勉強をあきらめない
高3になっても部活の引退までは、部活と勉強を両立していかなければならない人が多いです。

つまり部活があるにしても、春休みにしっかりと勉強時間を確保することはできます。むしろ、新高2生のうちから部活と勉強のメリハリをつける練習をしておかなければなりません。
部活がある日でも帰宅後に勉強する時間を確保し、部活が休みの日にはしっかり勉強に集中するという切り替えを、春休みの間に身につけておきましょう。
先ほどの勉強習慣化やルーティン化と合わせて、春休みに「部活がある日でも勉強するのが当たり前」という状態を新高2生のうちに作っておけば、大学受験に向けた勉強のペースを崩さずに済みます。
3月の勉強法 新高2生編|まとめ
この記事では、新高2生が新年度にスタートダッシュを切るために必要な、以下5つのポイントを紹介しました。
- 春休みの勉強が大学受験の分かれ道になる理由
- 英語の基礎固めには半年かかるという現実
- 自分に必要な科目を見極める大切さ
- 勉強を毎日の習慣にすることの重要性
- 部活との両立のためのメリハリの作り方
新高2生にとって、春休みは大学受験に向けた勉強の開始に最適な時期です。高田先生が動画で繰り返し伝えているのは、新高2生がこの春休みに勉強を始めることは早すぎるどころか「当たり前」だということです。
春休みのうちに勉強の習慣を作って自分に合った受験勉強をスタートさせ、志望校合格をつかみ取りましょう。






