物理は大学受験科目に中でもかなり平均点が低く、多くの受験生が挫折してしまう科目の1つです。
しかし、物理は一度基礎を抑えてしまえば徐々に解けるようになり、確実な得点源として利用することができます。
本記事では物理の勉強方法や問題集を利用した学習方法について詳しく紹介していきます。
物理の勉強を模索している方は、ぜひ最後までご覧ください。
物理ってどんな教科?
計算問題が多く、数学と似て理系的な教科であるのが物理という教科です。
基礎の難易度が非常に高いため、テキストの解説を読んでも内容がうまく理解できず、基礎段階で挫折してしまう受験生は少なくありません。
最初の段階では物理は理解できない教科であることを諦観して、物理が解らないことを割り切ったうえで問題を解けるようにしましょう。
また、聞かれたこと全部に答えられるように典型パターンを叩き込んで、問題文に与えられた条件の中から必要な知識を組み合わせて使うことも重要です。
物理の問題を解くにあたり、なぜ結果がそうなるか理解できずに不安を感じたら、問題集の数をこなしてパターンで解答していく訓練をすることが必要となります。
物理の理解が進んではじめて、なぜそうなるのかが後々解るようになってくるでしょう。
物理の問題を適切に読むためには
物理は適切に問題文を読むことが必要です。
問題文にあるたくさんのヒントの中から、問題ごとに使うヒントを選び抜く能力をつけなければなりません。
その能力をつけるためには、この式が何を表しているか、日本語で説明できることが重要になります。
その理屈を理解し、適切に重要な情報を問題文から拾うことが物理攻略において大事なことです。
解ける問題を増やした後は、その問題の解き方の理屈を理解して、この式がどういう式なのかわかっている状態にもっていきましょう。
ここができていないと、基礎の時点で詰まります。
そして、問題文を読む力をつけ、「この情報を使える!!」「組み合わせたらこういう式ができる!!」というのを考えながら、情報整理して解いていくことが重要です。
物理の勉強方法
物理は挫折してしまう受験生が多い科目ですが、勉強方法のコツを掴めば挫折せずに学習を続けることができます。
そこでまずは、大学受験の物理科目のおすすめの対策方法について詳しく解説していきます。
物理の勉強方法①:理解するための講義用の参考書と問題集はセットで使おう
問題を解くために、途中の式が解らない時などは、講義用の参考書で調べながら勉強するようにしましょう。
まず問題集の内容を頭に叩き込むことができれば、徐々に物理とはどういうものか理解していくことができます。
講義用の参考書は理解のおまけ程度にしかならないケースもあるため、講義用の参考書と問題集はセットで使うことをおすすめします。
物理の勉強方法②:読まなくてもダメ、読みすぎてもダメ
講義用の参考書は解説が詳しいために、解説を読んで理解した気になって、自分で問題を解く訓練を疎かにする人が少なくありません。
あくまでも問題を解くことの補助としてテキストを使うようにしましょう。
しかし、問題集だけを使用しただの暗記にならないように、一通り講義用の参考書は目を通し、理解をできる部分は読み進めていくことが重要です。
物理の勉強方法③:物理は理解が難しい!
物理が解らないことを割り切ってそれでも問題を解けるようにすることが最重要です。
物理の問題を解くにあたり、なぜそうなるかが理解できなかったとしても、多くの問題集をこなしていきましょう。
パターンで覚えて回答していく訓練をし続けることが物理対策には必要となります。
物理の問題集の勉強方法
物理は参考書と問題集の2つを活かしながら取り組んでいくことが重要となります。
続いては、物理の問題集の使い方について詳しく解説していきます。
問題集の勉強方法①:まずは解けるようにしよう
問題集はまず解けるようにすることが大前提となります。
数式などパターンが決まっていることの暗記もかねて「習うより慣れろ」の精神で挑み続けることが大切です。
問題集の勉強方法②:数学は事前学習が望ましい
物理はベクトルや微積など、数学知識の下地を使って解いていくために、物理の基礎として数学ができることが望ましいです。
数学の知識がなくてもできないことはありませんが、ある程度はできた方が、数学の力に比例して理解が早くなります。
かかる時間としては数学のほうが圧倒的なので、先に数学の基礎を固めてから物理の学習を開始することをおすすめします。
問題集の勉強方法③:問題文の読み方を鍛えよう
物理の難しい問題は基礎の組み合わせで出来ている場合がほとんどです。
そのため問題文を読み解く力、ヒントを見つける力が必要になってきます。
解法だけ覚えても解き方が思いつかないのであれば不十分です。どうしてその解法になるのか、それを導き出すための問題文を整理する力が求められます。
問題集の勉強方法④:最初はつらい!折れずにやりきろう!
物理の挫折率は基礎の段階がほとんどで、基礎を乗り越えることができれば物理の問題が徐々に解けるようになってきます。
自分には理解できないと思って諦めてしまう人が多いですが、諦めずまずは基礎を徹底することを心がけて学習を行いましょう。
問題集の勉強方法⑤:計算スピードと正確さを鍛えよう
物理は計算して解く問題なので、極めると高得点が期待できる科目となっています。
一通りの問題をこなした後は、確実に点数を取るために時間内に解き終わること、そして計算ミスや見落としなどのケアレスミスをしないことを意識して学習しましょう。
大学受験の物理の勉強方法や問題集の使い方|まとめ
本記事では物理の勉強方法や物理の問題集の使い方について詳しく解説してきました。
物理を問いていく上でまず重要なことは、公式などの基礎を徹底することです、そうすることで、徐々に問題が解けるようになってきます。
物理は問題が難しくすぐに参考書や問題集の解答を見てしまうかもしれませんが、見ただけで復習した気にならないように、何がダメだったのかしっかりと確認するようにしましょう。
当サイトでは物理対策におすすめの参考書についても詳しく解説しているので、興味のある方や参考書を探している方はぜひ参考にしてみてください。