大学入試の現代社会問題集、どの参考書がおすすめ?
共通テストに向けて、現代社会をどのように勉強していくか、どの問題集を解くべきか悩む受験生は少なくありません。
そこで、本記事ではおすすめの現代社会の問題集4冊を紹介していきます。一人一人の状況によっておすすめする問題集は変わってくるので、ぜひ、自分に合った問題集を見つけてください。
暗記と演習を兼ね備えた「完全MASTER共通テスト現社問題集」
現代社会の対策で最初に何をするか悩んでいる方には『完全MASTER共通テスト現社問題集』がオススメです。現代社会の対策のやり方を知らない方は用語を丸暗記しがち。
しかし、それでは点数につながりません。『完全MASTER共通テスト現社問題集』は暗記のページと正誤問題のような問題演習ページの両方があるのが特徴です。共通テストに向けて、択一式問題を解くための学力を効率的に身につけるための教材となっています。
教科書の目次に合わせた構成で体系的に復習できる「基礎・正誤・実践問題演習編」。統計や資料を用いた問題や時事問題などセンター特有の分野をカバーできる「総合問題演習編」。この2編成で基礎を固めつつ、問題演習で総仕上げできます。
暗記で必須用語をインプットしつつ、演習でアウトプットする。この繰り返しで共通テストに対応できるだけの実力をつけることができるでしょう。次に紹介するのは暗記にやや重点をおいた参考書になります。重要語句を覚えたい方は参考にしてみてください。
重要語句を押さえるなら「共通テスト現代社会集中講義」
重要語句の暗記をしたい方には『共通テスト現代社会集中講義』がオススメです。 先ほど紹介した『完全MASTER共通テスト現社問題集』と同様に、暗記と演習を兼ね備えているのが特徴。
最初に暗記のページがあり、問題文に出てくる用語をインプットした状態で演習に挑戦するという構成です。過去15年分の共通テストの分析から、頻出問題の傾向や問題を解くのに必要な実力はどの程度かを示してくれます。
演習問題は50テーマごとに約3問ずつ掲載されており、1冊で約150問、つまり約4年分の共通テストを解くようなものです。 ただし、演習量は他の参考書に比べるとやや少ないので、『共通テスト現代社会集中講義』だけでは共通テストに対応するのは難しいでしょう。
この参考書で語句を確認した後に、別で問題演習をする必要があるので、そこは注意しましょう。ちなみに、次に紹介する参考書が演習に特化したものなので、ぜひ、参考にしてみてください。
演習を重ねたいなら「マーク式基礎問題集現代社会」、「共通テストへの道現代社会」
演習を重ねて実力を伸ばしたい方には『マーク式基礎問題集現代社会』と『共通テストへの道現代社会』の2冊がオススメです。
この2冊は暗記の要素がなく、完全に演習に特化した教材になります。2冊とも共通テストの問題に類似の問題を収録した演習用教材なので、ある程度現代社会の知識が身についてから活用しましょう。
インプットした知識で共通テストを突破できるように、演習の形で実力を高めていきます。 『マーク式基礎問題集現代社会』では、共通テストの過去問を「現代社会の課題と性質」、「日本国憲法と民主政治」、「現代経済と国民福祉」、「国際社会と人類の課題」の4つの分野に分け、さらにその中から良問を精選しています。
苦手分野を重点的に解くのも良いでしょう。また、問題は2ステップで構成されており、ステップ1で各分野の基礎基本を確認し、ステップ2で総合的な問題が用意されているので、効率良く理解を深めながら実力を高めていくことができるます。
『共通テストへの道現代社会』は共通テストやそれと同じ形式の入試問題に慣れ、解答に辿り着くための思考力を身につけられる教材。問題のリード文はカットして設問だけを抽出しているので、どんどん問題を解いていくことができます。
問題の配列は教科書の流れに合わせて構成されているので、体系的な学習が可能です。 先ほど紹介した『共通テスト現代社会集中講義』で知識をインプットし、『マーク式基礎問題集現代社会」や「共通テストへの道現代社会』の演習を通してアウトプットするのがおすすめです。演習で解けない問題があったら基礎のインプットの参考書で復習して、また演習に挑戦するという形が良いでしょう。
まとめ
今回ご紹介したはどれも、センター現代社会に向けての勉強にとても役立つ教材です。現代社会のような科目の勉強では知識のインプットとアウトプットがとても重要になります。 暗記中心のもの、演習に特化したもの、両方を兼ね備えたものなど、現代社会にはたくさんの参考書があります。自分の状況に合わせ一冊を見つけて、勉強に励んでください。