現代社会の講義系参考書、どれがおすすめ?
今回紹介するのはおすすめの現代社会の講義系参考書4冊です。講義系参考書ということで、授業とは別の手段として読んで現代社会のテーマや内容について理解していく教材になっています。現代社会は独学で勉強する人も多いのではないでしょうか。ぜひ、本記事を参考に、自分にあった参考書を見つけてください。
わかりやすい説明なら、「蔭山のセンター現代社会」、「現代社会の点数が面白いほどとれる本」
現代社会初学者におすすめなのが「蔭山のセンター現代社会」と「現代社会の点数が面白いほどとれる本」の2冊です。どちらも数ある現代社会の参考書のなかでもトップクラスにわかりやすい教材になっています。解説がとても丁寧なので、どちらかを読めば現代社会のテーマについて理解できるでしょう。 この2冊の違いとしては、「蔭山のセンター現代社会」の方は、現代社会の一つ一つの出来事や法律について丁寧に事細かく書かれています。ストーリー形式で理解することを目的とした教材で、現代社会の中身や現象の部分をわかりやすく解説しています。また、すっきりとしたレイアウトで、表や絵を使ってまとめられてるので整理しながら勉強できるのがポイント。講義調ですらすらと読み進むことができ、独学しにくい時事問題も取り扱っています。時事問題は基本的には日頃からニュースを見るなどで対策しなければいけませんから、この参考書は効率良く注目すべき時事問題をチェックできる点も魅力です。 一方で、「現代社会の点数が面白いほどとれる本」はストーリーそのものよりも、入試に向けて理解しておかなければいけない部分が整理して書かれています。レイアウトはシンプルな構成です。 ストーリー形式のほうがわかりやすければ、「蔭山のセンター現代社会」、重要なポイントを押さえたいなら「現代社会の点数が面白いほどとれる本」というように認識しておいてください。どちらも、共通テストで求められる膨大な知識を、納得しながら本質を理解していくことができます。 一人一人、相性があると思いますので、実際に2冊を見比べて判断してみてください。 教科書のような説明の方が分かりやすいという方には、次におすすめする参考書がおすすめです。
教科書のようなスッキリとした説明なら「理解しやすい現代社会」
次に紹介するのは、教科書のような説明が合うという方におすすめの参考書になります。「理解しやすい現代社会」です。先ほど紹介した2冊に比べると、解説のわかりやすさは少し落ちてしまうのですが、教科書のようにまとまったレイアウトになっています。 日常学習に役立つ参考書で、つまずきやすいところには詳しい解説が入っています。また、小見出しを適宜つけ、要点は色文字や太文字にしているので、ポイントがわかりやすいです。その他、理解を深めるための工夫がたくさん施されています。 ただし、やや硬い解説になっているので、現代社会初学者の方にはとっつきにくいかもしれません。しかし、教科書形式の方が適している方もいると思います。そのような方は試しに使ってみてください。 次に紹介するのは、重要語句やキーワードについてまとめた参考書になります。ぜひ、確認してみてください。
内容を整理するなら「蔭山の現代社会ポイント&キーワード」
現代社会の要点を確認したい方には「蔭山のセンター現代社会ポイント&キーワード」がおすすめ。試験直前に要点を押さえるなど、総仕上げに良い教材になっています。 先ほど紹介した「蔭山のセンター現代社会」の姉妹参考書にあたるのですが、重要語句や重要キーワードについてまとめられています。「蔭山の現代社会ポイント&キーワード」は、この一冊で現代社会を理解するというよりは、キーワードを暗記したりチェックするための教材です。ポイント整理・一問一答・過去問演習を通して、必須知識をマスターできる一冊になっています。フルカラーで見やすく、ハンディサイズで持ち運びが楽なので、いつでも学習できるでしょう。 解説のわかりやすさはやや低めでシンプルなレイアウトになっていますが、要点を押さえるならおすすめの教材になります。
まとめ
今回ご紹介した4冊の参考書はどれも、現代社会を理解するのにとても役立つ教材です。現代社会が苦手な方でも、わかりやすい解説で勉強を進めていけるでしょう。4冊ともそれぞれ特徴が異なります。 丁寧な解説なら「蔭山のセンター現代社会」や「現代社会の点数が面白いほどとれる本」、教科書チックなら「理解しやすい現代社会」、要点を押さえたいなら「蔭山のセンター現代社会ポイント&キーワード」です。 共通テストの現代社会で求められるのは膨大な知識量です。勉強なしに点数を稼ぐのは難しいでしょう。日頃から自分に合った講義系参考書を活用して、現代社会についての理解を深めながら、共通テストの準備をしてください。