早慶レベル入門
解説が素晴らしく親切な頻出レベル文系理系数学1A,2B
問題数が70題程でMARCHレベルよりも少し捻られた問題を解くための問題集です。過去問でも良いですが、過去問は解説があまり詳しくないので、過去問をやる前にこちらの問題集で取れる問題だけでも確保すると言う意味で使うと良いでしょう。目安は1ヵ月半です。
早慶レベル標準
「文系数学の良問プラチカ」
早慶レベル標準
「文系数学の良問プラチカ」
良い問題集ですが、問題が難しいです。早慶のレベルでさえこのレベルの問題が必要なのかと言われることもあります。しかし、早慶の場合は学部によって数学の難易度が異なります。東大などを目指すのであれば全部行いたいですが、早慶くらいのレベルならば自分が解けない範囲の部分で点数を取りたい分野のみ絞って使うのが良いでしょう。全分野行うとすれば2、3ヶ月は必要です。しかし、1、2分野であれば1、2週間で解くことも可能です。過去問をやりつつ解けない分野をプラチカで固めていきましょう。
プラチカまで終わったら
ここから後は参考書よりも過去問をやり込みましょう。過去問をやりこみ部分点を取りに行き、さらにミスをしないための練習が中心になります。どうしても参考書を追加したい場合は、上級問題精講、新数学スタンダード演習、解法の探求、ハッとめざめる、などです。ただし、これらはあくまでも必須ではなく選択肢として挙げているだけです。あとは他の科目との兼ね合いと時間との相談です。
理系早慶レベル入門
解説がスバラシク親切な頻出レベル理系数学1A,2B,3 問題数は文系と同じですが、1A,2Bの問題が減り数3の問題が増えています。これも文系と同じく目安は1ヵ月半です。
早慶レベル標準
やさしい理系数学の演習問題
150題あり1日に2,3題ペースで解きましょう。答えを暗記するのでは意味がないので、ここからは思いつく練習がとても重要です。別解や解き方を複数考えることが大切です。1問1問をじっくりと考えて解いていきどうしたら自分で思いつけるのかを意識していきましょう。目安は3ヶ月ほどです。
早慶レベル発展
1対1対応の演習数学3
難易度を考慮すると、他の参考書をカットして数3以外も行いたい教材です。しかし、受験学年でこの問題集を全範囲行う時間は通常はないと思われます。そのため数3を優先的に行っていきましょう。例題と類題両方行うと4,5ヶ月かかります。
時間がない人向け
時間がないのであれば理系入試の核心で1A,2B、そして1対1対応の演習数学3で数学3のみを行うのもいいかもしれません。
追加する問題集
国公立等で文理共通問題が出る場合は、「文系数学の良問プラチカ」を追加しておくと良いでしょう。
早慶レベルのまとめ
国公立の難関大や早慶の”発展”レベルの勉強の目的は確実に取れる問題を固めることです。そのためこれらを全部行おうとするとかなり時間がかかります。全部行う必要はありません。過去問を解いた上でやらなければいけないところだけをピックアップして勉強していきましょう。
東大レベル
理系数学入試の核心難関大編 1日1問のみすごくじっくり考えて、解き方までを含めた理解のために時間をかけましょう。それは難関大で合否が分かれる問題を解くために必要になります。1日1問で60日、確認を含めて10週間が目安です。
東大レベル発展
数学3スタンダード演習は、難易度は分かれています。全範囲やるというよりは必要なところだけ行う問題集です。一通りやるのであれば3、4ヶ月が目安です。
結局どこまでやればいいのか
基礎までを完璧にするのが最も重要です。まずは基礎問題精講を終わらせ、次にMARCHレベルがいつ終わるかをよく考えて計画を立てましょう。 数学はまずできる人のやり方を身につけ、解ける問題を確実に取り切ることが大切です。絶対に落とさない問題を最初から最後まで自分の力で解けるようにすることが重要です。 すべての参考書は終わらないので、他の科目も含めて優先順をつけ検討していきましょう。
センター、日大レベルを目指す人
センター、日大、またはMARCHレベルの大学でも数学で点数を稼がなくて良い場合は、日大レベルの問題集で対応可能です。 しかし少しでも数学で点数を稼ぎたいのであればMARCH入門またはMARCH標準の参考書の特定の範囲だけを行いましょう。 具体的には文系であれば「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」に「数学IA・IIB・III 標準問題精講 改訂版」の微積のみ、理系であれば1A,2Bは基礎問題精講、数3は「スバラシクよくわかると評判の合格!数3」を行いましょう。これだけでも地方国公立であれば対応できます。その代わり共通テストでは確実に点数を取りましょう。
MARCHで確実に合格点をとりたい人
MARCHの標準レベル、発展レベルをきちんとやるべきです。ただしMARCHや地方国公立で止まるならMARCH入門と発展を行うといいでしょう。
難関だが問題がそこまで難しくない国立を目指す人向け
MARCHレベルで止めるのもありです。下手に早慶レベルに手を出すよりもMARCHレベルの完成度を重視しましょう。
難関大志望向け
時間がないならMARCHレベルでやめ、残った時間で出やすい範囲だけ上のレベルをやる方針がいいでしょう。あくまでも基礎を固めていきましょう。
早慶レベルが必要になる人
文系であれば早稲田大学の商学部、理系であれば早慶の理工学部や早稲田教育の理系そして旧帝大以降には必要です。
東大レベルが必要になる人
文系であれば東大、京大、一橋、理系であれば追加で医科歯科、東工大、慶応医学部には必要です。