日大レベルの進め方
日大レベルにお勧めの参考書
基本は「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」を解いて、分からないところに関しては「スバラシク面白いと評判の初めから始める数学」シリーズを読みましょう。「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」は簡単な参考書ではありません。難易度は日大・センターからMARCHにかかるレベルです。
数学1A、2Bの勉強の仕方
数学1A、2Bは直接書き込むシリーズを終わらせ、大東亜レベルをこなした後に基礎問題集の順で行います。
数学3の勉強の仕方
数学3だけはいきなり「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」から入るのは難しいかもしれません。初めから始める数学3から始めると良いです。数3は直接書き込むシリーズの問題集がないので「初めから始める数学III」だけをまずは1冊仕上げ、その後「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」に入ると良いでしょう。
それぞれの問題集の目安
「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」が1冊につき1ヶ月程度、そして「初めから始める数学III」が2冊で1ヶ月〜1ヵ月半が目安です。そのため、結果的に「初めから始める数学III」までこなすなら4ヶ月から5ヶ月程度、1A2Bまでなら3ヶ月程度で仕上げることができるでしょう。しかしこれはあくまでも第一段階のレベルの話です。第二段階の自分で考えて式を作れるレベルまで仕上げるためにはもう1、2ヶ月はかかるとみたほうがいいでしょう。必ず使いこなすまでやる、という基準で問題集を使っていきましょう。
日大レベルの参考書
「文系・センター対策 入試必携 168」、「理系対策数学12AB/3入試必携168」
日大レベル、MARCHレベルで特に勉強をする時間がない場合に使用するのがお勧めです。特徴はピンポイントで試験に出る場所だけを絞っているので必要な問題だけを抑えることができます。「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」よりも実践的にしたような問題集といえます。週に20題ずつ解いていけば2ヶ月ほどで終わらせられます。
「合格る計算 数学I・A・II・B」、「合格る計算 数学Ⅲ・C」
同時並行すると良いでしょう。毎日1、2題ずつ1日20〜30分ほどで行い、ミスをしなくなるまで行うと良いです。解説も詳しく、解き方の工夫も書いてあるので、ただ解くだけではない問題集として使えます。計算ミスが多い人はぜひ行うようにしましょう。
数学ができない人とは
数学ができていない人は「数学IA・IIB・IIIC基礎問題精講四訂版」の完成度が低く、答えを覚えているだけのケースが多いです。つまり第1段階の勉強までしかできていません。まずは自分で式を見て解答を思いつく状況まで持っていく。そして答えを最後まで記述できるようにしましょう。見ているだけで自分で解答を記述できなければ数学はできるようになりません。問題文だけで式を思いつけるようにすることが重要です。 問題をその時だけ解ければ良いのではなく、その問題をもとにこれからの入試問題を解く、と言う発想は絶対に無くしてはいけません。