ケアレスミスは最も許されないミス
受験生はケアレスミスという言葉に騙されがちで軽く考えています。しかし本来はケアレスミスは最も許されない間違いです。一度ケアレスミスしたところは二度と間違えてはなりません。ケアレスミスをすると本当は点が取れるはずだった問題が取れなくなってしまいます。ケアレスミスが多ければ多いほど数学の実力が高くないと合格できなくなってしまいます。そのためケアレスミスはゼロであることが前提です。
しかしミスは絶対になくならない
人間なのでミスをなくす事は困難です。しかし減らす事はできます。大事なことは2つ。1つ目は同じミスを減らしていく工夫をすること、2つ目はミスをしたときに気づくことができることです。
ケアレスミスはなぜ繰り返すのか
その時にどうやってミスをしたかを覚えていないので問題を間違えた時にしかミスをしたことを思い出せなくなっています。ミスをした認識をしておき、解くときに意識できるようにすればミスしそうなところを察知したり見直す癖がついていきます。ミスしにくい状況を作っていきましょう。
具体的には
ミスしたところに付箋を貼ってどう間違えたかを記録します。そして記録した間違い集を定期的に見直しましょう。間違いを後で思い出すのでは遅く、常に記憶に留めておくことが大切です。ミスを頻繁に見直せる環境を作ることが重要です。実際にケアレスミスを放置する受験生は多いですが、意識的に気にし出すと治るものなので頑張りましょう。
大東亜レベルの数学範囲について
文系理系共通で、数2Bまでで数3は含めない。日大レベルから文系理系が分かれる。これは実際の学部の分類ではなく理系の中でも数3がない学部に関しては文系数学のルートと武田塾ではしています。
大東亜レベルの参考書
まず必要なのは薄さ
2段階の勉強法を行うために、まずは理屈よりも解き方を覚えて解ける問題を増やしていくのが重要です。九九を覚える感覚でとりあえずは典型問題を見た瞬間、解き方が分かるような問題集を使っていきましょう。
「直接書き込む やさしい数学Ⅰノート」、「直接書き込む やさしい数学Aノート」、「直接書き込む やさしい数学Ⅱノート」、「直接書き込む やさしい数学Bノート」の4冊
左のページが例題、右のページが類題となっています。同じような問題が解答付きの例題と一緒に載っているので、学んだ解き方をすぐに実践できるというのが良いです。これがわかるようになったら説明が詳しい問題集に入ると良いでしょう。 4冊復習を含めて一日3時間ペースで大体3ヶ月が目安です。受験の学年でなければ半年近くかけても良いでしょう。難易度的には、やさしめで基礎を掴むための教材です。高校入学直後に先取りで勉強したい方にもお勧めです。
大学入試センター突破計算力トレーニング上下
計算練習用として同時並行するのがお勧めです。四則計算から始まる難易度なので基礎から練習することができます。まずこの問題集でできる範囲を行い、その次に直接書き込むシリーズを行って確認し、また計算に戻るという交互に使用すると効果的です。目安としては3、4ヶ月、ゆっくり行うなら半年位です。