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理系数学の力を鍛えるアウトプット法!おすすめ問題集5選も紹介

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「数学の勉強を頑張っているのに、なかなか点数が伸びない」

「アウトプットがうまくできない」

大学受験に向けて数学の勉強に取り組んでいる理系の人の中には、こうした悩みを抱えているケースも少なくありません。

大学入試では記述式回答の問題も多く、インプット中心の勉強では答案作成の対策が不十分になり、入試本番で問題が解けないという壁にぶつかります。

この記事では、数学のアウトプットができない原因を整理し、実践的な解く力を鍛える方法を解説するとともに、実力アップに役立つおすすめ問題集も紹介します。

正しい方法で力を伸ばして、合格への一歩を踏み出しましょう!

数学のアウトプットがうまくできないのはなぜ?

数学の点数が伸び悩む原因のほとんどが、アウトプットのやり方に問題があるケースです。

ただ問題を解くだけでは大学受験本番での得点力はなかなか伸ばせません。

ここでは、アウトプットがうまくできない代表的な原因を3つ紹介します。

インプットとアウトプットのバランスが悪い

数学の学習では、公式や解法を覚えるインプットに重点を置きがちです。

しかし、それだけではわかったつもりで終わってしまい、入試本番で問題に対応できなくなるリスクがあります。

問題演習を通して頭の中の知識を自分の手で形にする、アウトプットの練習が必要です。

国公立大や難関私大の入試では記述式解答の問題も多く出題されるので、本番を意識した答案作成の練習量を増やすことが大切です。

演習の質が低い

ただ問題を解いて量をこなすだけではアウトプット力はなかなか伸びません。

解いた後に答え合わせをすることはもちろん、どう考えて解いたか、どこで間違えたかも見直し確認することが大切です。

間違えた原因を分析しないままだと、また同じミスを繰り返してしまいます。

さらに、正解した問題でも手順を説明できないなら理解は不十分であり、少しひねった聞かれ方をされると対応できなくなります。

演習の質を高めるために、自分の弱点や間違いの傾向を把握して対策を立て、一つひとつの問題から学びを得る姿勢を持ちましょう。

アウトプットに必要な土台が抜けている

大学受験で求められる高いレベルのアウトプットは、基本的な計算力や公式などの基礎知識といった土台の上に成り立っているため、ここを疎かにすると効果的な演習も行えません。

まずは、教科書レベルや基本問題を確実に解ける基礎力を固め、どの分野でも最低限これだけはできるという自信をつけることが大切です。

基礎力の土台が整って自信がつけば、より難しい問題にも積極的に取り組めるようになり、演習量と記述力の向上が一層期待できますよ。

数学のアウトプットを効果的に行う4つの方法とコツを紹介

大学受験での数学の得点力を伸ばすには、正しいやり方で練習を重ね、アウトプット力を鍛える必要があります。

ここでは、今日から実践できる4つのアウトプット方法を紹介するので、入試本番で確実に点が取れる力を育てられるように、ぜひ参考にしてください。

最初に具体例を考える習慣をつける

問題を読んだら場当たり的に解き始めるのではなく、分かりやすい具体的な数値で計算するなど、実際に手を動かして問題の意味をつかむ習慣をつけることが大切です。

例えば、数列の問題なら最初の何項かを実際に計算したり、文字定数を含む関数の問題なら具体的な数を代入して変化を予想してみたりすると、解答の方針が立てやすくなります。

最初に具体例を考える習慣を持つことで、初見の問題にも柔軟に対応できるようになります。

結果として入試本番でも動揺することなく問題に向き合えるので、点数アップが期待できますよ。

自力で考え抜く時間を作る

わからない問題ではすぐに答えを見たくなりますが、最低でも10分は自力で考えるなど、自身の数学的思考力を伸ばすためのルールを作りましょう。

入試本番では当然答えを見ることはできないので、日頃から問題に粘り強く取り組み、自分で考え抜いて方針を立てる経験を積み重ねることが大切です。

一方で、わからないのに考え続けるだけでも実力は伸びません。

自分で決めた時間が経ったら解答を確認して、解くための考え方や使われている知識、発想をしっかり吸収しましょう。

間違えた問題こそ徹底的にやり直す

間違えた問題は今の自分がわかっていない点や不足している知識が詰まっているため、成長する最大のチャンスと捉えて積極的に見直しましょう。

まずは答えを読んで解き方の流れを確認してください。

そして、間違えた原因とずれていた考え方を徹底的に分析することで、同じような問題で似た間違いを繰り返さない対策になります。

間違えた問題を通して、ミスの原因や自分の考え方の傾向の理解を深めることが大切です。

知識の再構築と視野を広げるための成長の材料として活用すれば、アウトプット力も向上します。

自分に合った問題集を選ぶ

今の自分のレベルに合った問題集を選ぶことも、数学のアウトプット力の向上と大学受験突破の大切な要素です。

学校でも問題集は配られますが、内容が難しすぎたり簡単すぎたりと自分に合わない場合も多く、効率的な勉強ができないまま悩むことになります。

また、同じ1冊だけを繰り返しても実力アップにはつながらないので、自分の学力や理解度の変化に応じて問題集を変えることも大切です。

掲載されている問題の難易度や問題数、解説の丁寧さなどは問題集によって様々です。

たくさんの問題集の中から今の自分のレベルに合わせて、よいものを選びましょう。

数学のアウトプットにおすすめの問題集5選と使い方

数学のアウトプット力を鍛えるために、自分のレベルや実力の伸びに合わせて問題集を選ぶことが大切です。

つい難しい問題集ばかりに手を出したくなりますが、まずは自分に合ったレベルのものから取り組んで、最終的に志望校レベルの問題集に進むことが合格への一番の近道です。

ここでは、アウトプット力を段階的に育てられるおすすめ問題集を5つ厳選したので、手に取って効率よく力を伸ばしていきましょう。

『やさしい高校数学』:基礎のアウトプット練習に最適

授業内容についていけない人、基礎の基礎から見直したい人、大学受験を前にやるべきこと集がわからない人に特におすすめの問題集です。

対象レベル 教科書レベルの基礎固め向け
問題の特徴 超基礎問題が厳選され、例題→類題の流れで取り組める
解説の特徴 丁寧でわかりやすく、つまずきやすいポイントも細かくフォロー
使い方 解説と例題で基礎固めを進める。苦手な単元に集中して使ってもよい

先生と生徒の会話形式で進む問題とその解説を読むことで、単元ごとの自分の理解度を確かめて弱点を見つけることができます。

つまずきやすいポイントや考え方も丁寧に説明されているため、基礎固めに使うとたいへん効果的です。

教科書の補助や問題集の入門編にあたる立ち位置のため、大学受験レベルの高い学力をつけるには、また別の問題集に取り組む必要があります。

『重要事項完全習得編』:基本を押さえつつ思考力も鍛える

問題数が必要最小限に絞られており、教科書レベルの知識を実戦形式で効率よく定着させつつ無理なく学習を進められます。

対象レベル 基礎〜標準レベルの受験対策を始めたい人向け
問題の特徴 教科書の基礎をアウトプットしつつ、思考力も鍛えられる問題構成
解説の特徴 単なる解法暗記ではなく、考え方の流れを意識させる丁寧な解説
使い方 例題→解説→演習問題のサイクルで取り組み、解法パターンを習得する

限られた問題数のため何周も解くことが想定されており、入試における標準的な典型パターンの問題を解く力が身に付きます。

方針が浮かばず答案作りに取り掛かることができない、という悩みを抱える人にうってつけの問題集で、アウトプットを重視して何度も問題に取り組みましょう。

『基礎問題精講』:典型問題で標準レベルまで到達

大学受験で頻出する標準問題をアウトプットできる実践的な問題集で、短時間で効率的に基礎を身につけることができます。

対象レベル 基礎〜標準レベル
問題の特徴 入試で頻出の基礎問題が中心で、必要最低限の問題数
解説の特徴 簡潔で要点を押さえており、自力で考えさせる構成
使い方 取り組んだ問題は『精講』を読み、解法の流れやポイントを確認する

教科書レベルの問題と入試基礎問題の間を埋める難易度の問題集なので、短期間で基礎固めをしたい人に特におすすめできます。

一方で応用・発展レベルの問題は少なめに設計されているため、難関大学を志望している人は別の問題集が必要になります。

『合格る計算』:計算力を短期間で鍛えるアウトプット特化本

シンプルな内容で、スピードと正確さを高める訓練に特化している問題集で、各テーマごとに計算方法を学び直せるのが特徴です。

対象レベル 計算ミスが多い人、計算力に不安がある人向け
問題の特徴 スピードと正確さを高めるために特化したシンプルな問題構成
解説の特徴 必要最低限に絞られ、演習重視。解き方の確認もスムーズ
使い方 必ず時間を計って取り組む。途中式を必ず書き、解説と比較する

記述答案を書き進める中で計算を早く正確に処理する力を高める問題集なので、多くの問題である程度解く方針が立てられる人に向いています。

暗算でミスが目立つ人は、この問題集で途中式を素早く丁寧に書く習慣を身につけましょう。

大学受験の数学では、計算力も重要な役割を果たします。早く計算が処理できるようになると、その分答案の組み立てに思考力を回せるため、国公立大、難関私立大を狙う人にも十分おすすめできる問題集です。

『重要問題集』:大学受験本番を意識した実戦演習

実際の大学入試で出題された問題を厳選し、各単元ごとに高い実力を身につけることができる問題集です。

対象レベル 中堅上位〜最難関大志望者向け
問題の特徴 標準〜やや難レベルの良問を厳選。実戦的なアウトプット力を鍛えられる
解説の特徴 要点を押さえた解説で、方針立てや時間配分の意識を促す
使い方 正解・不正解・曖昧など問題ごとに印をつけ、何周も解いて復習する

A問題とB問題に分かれた構成になっており、MARCH以上の大学や難関国公立大学を目指す人におすすめできる良書になっています。

高いアウトプット力を磨くことが可能ですが、ある程度単元ごとの基礎が固まっていることが前提の問題集なので、できない問題が多いなら別の参考書での補強を行いましょう。

数学アウトプット力を高めて合格をつかもう|まとめ

数学の点数が伸びない、アウトプットがうまくできないと悩む人でも、正しい勉強方法とその時の自分にあった問題集選びで力は伸ばせます。

日々の授業や定期テストを参考に今の自分の実力を見直すことで、対策すべきポイントを明確にしましょう。

常に自分と問題一つひとつに向き合い、知識を固めつつアウトプットを繰り返すことで、大学受験本番で使える実力を高められます。

また、今回紹介した問題集を使って地道に努力を続け、自分なりの成功体験を積み重ねることが合格への最短経路です。

今日から正しいアウトプット練習を積み重ね、自分の中のできないを、たくさんのできるに変えて、志望校合格をつかみ取りましょう!

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