地方国公立から東大京大レベルまで!記述対策ができる現代文のおすすめ参考書4冊
今回ご紹介する教材は、現代文の記述問題の対策ができる問題集4冊です。
教材によって、地方国公立レベルの問題に対応できるものから、東大・京大などの難関大学を目指す人向けのものまで分かれています。
記述対策は独学だと何を勉強すればよいかわからないという人も多いですが、今回ご紹介する4冊の中から自分のレベルに合ったものを見つけて取り組めばしっかりと対策可能です。
それぞれの問題集で特徴が異なっていますので、志望大学の問題の難易度や出題傾向に合ったものを選んでください。
なお、記述対策は自分のレベルや目指すゴールとあっていない教材を使ってしまうと逆効果になってしまいますので、まずはそれぞれの教材の特長をきちんと確認しましょう。
地方国公立の記述問題対策にはこの1冊『国公立標準問題集 CanPass 現代文』
最初にご紹介する『国公立標準問題集CanPass現代文』は、地方国公立を目指す人におすすめの問題集です。関東であれば、千葉大学や横浜国立大学、関西であれば大阪市立大学などの記述対策に使える教材となっています。
『国公立標準問題集CanPass現代文』に掲載されている問題は基本的に、地方国公立の入試で過去に出題された問題が中心です。
そのため、この1冊を使って対策をしておくことで、地方国公立大学の出題傾向が全体的に把握できるようになっています。
現代文の記述対策の問題集として販売されているものの中には、問題の難易度や本文の内容が難しすぎるものもありますが、『国公立標準問題集CanPass現代文』であれば実際の過去問を使って演習できるので、ちょうど良いレベルでの演習が可能です。
解説も分かりやすいので、記述問題の対策をしたい地方国公立大学志望の人は『国公立標準問題集CanPass現代文』に取り組むことをおすすめします。
東大・京大をはじめとする難関国公立の記述対策には『上級現代文Ⅰ』か『得点奪取 現代文』がおすすめ
次にご紹介する2冊、『上級現代文1』と『特点奪取現代文』は、どちらもハイレベルな国公立大学の現代文記述対策におすすめの問題集です。
東大、京大を始め、旧帝大などの有名国公立大学の現代文記述問題対策には、これら2冊のうちどちらかを演習しましょう。
どちらの問題集にも共通する特徴として、解説が詳しくて分かりやすいことが挙げられます。
現代文の記述問題を解く際、自分が書いた答案にどの程度の点数がつくのかが分かりづらいというのはよくある悩みです。
一問一答形式の問題や記号問題と違って、記述問題は自分の答案と模範解答が完全に一致することはまずありません。
しかし、『上級現代文1』と『特点奪取現代文』の2冊であれば、解答解説の中に記述問題の採点基準が書かれているため、自分の答案をしっかり評価することができるのです。
なお、掲載されている問題の難易度としては『特点奪取現代文』の方が若干難しいです。難易度の高い国公立大学を志望する人は、これらの2冊の教材をつかった記述問題対策をおすすめします。
難易度が高い問題をさらに解きたい人におすすめ『現代文のトレーニング 記述編』
最後にご紹介する『現代文トレーニング記述編』は、今回ご紹介する4冊の教材の中で一番難しい内容となっています。
東大を受験する人で、『得点奪取現代文』を解き終えたあとにさらに問題集に取り組みたい場合には、『現代文トレーニング記述編』がおすすめです。
『現代文トレーニング記述編』では、タイトルの通り記述問題を中心に演習ができます。採点基準や解説もきちんと載っていますが、『得点奪取現代文』や『上級現代文1』と比べると解説は簡潔でコンパクトにまとまっているので注意してください。
勉強方法としては、『得点奪取現代文』で記述問題の傾向や答案の作成方法、点数を取るためのポイントがつかめた上で、『現代文トレーニング記述編』に載っている問題を解くのがおすすめです。
反対に、いきなり『現代文トレーニング記述編』に載っている問題からチャレンジしようとしても、時間がかかるだけで実力が身に付かない危険性があるので注意しましょう。非常に難しい問題集ではありますが、東大や京大などの難関大学を受ける人で、現代文の記述問題を得点源にしておきたい人にはおすすめの教材です。
まとめ
今回は、大学入試現代文の記述問題を練習できる4冊の問題集をご紹介しました。
地方国公立大学を志望する方は、過去問を中心にちょうどよいレベルの演習ができる『国公立標準問題集CanPass現代文』がおすすめです。
さらに難易度の高い国公立大学を志望する人は、『上級現代文1』や『得点奪取現代文』を使って記述問題の練習をしましょう。
これらの教材の解答解説には採点基準も明確に書かれているため、独学でも現代文の記述の得点をアップすることが可能です。
そして、『得点奪取現代文』を解き終わってさらに難しい記述問題をトレーニングしておきたい人には『現代文トレーニング記述編』をおすすめします。
ただし、最後の1冊に関しては時間に余力がある人のみ取り組んでください。
東大を受験する場合でも、入試本番まであまり時間が残されていない場合には『得点奪取現代文』の後に実際の過去問を解き始める方が効果的です。
今回ご紹介した4冊の問題集から自分のレベルに合ったものを選んで、現代文の記述対策を万全にしていってください。