これから勉強を始める方は何から始めたらいいのかわからなかったり、既に勉強している方は単語や文法が分からないまま問題を解き、古文の勉強につまずきを感じていませんか?
同じ日本語でも時代背景が変われば解釈や単語の意味も異なるため、単語帳や参考書を使って古文独自の要点を暗記する必要があります。
とはいえ、「古文の参考書は種類が多すぎて選べない!」
「単語や文法はどうやって勉強すればいいの?」?
など古文の参考書選びに悩む受験生も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、これまで参考書だけで多くの受験生を志望校合格へと導いてきた武田塾が「古文初心者におすすめな参考書」をご紹介します。
基礎から大学受験まで役立つ良書を厳選しましたので、ぜひご一読ください。
参考書を使った自学学習は古文初心者にこそおすすめ!
武田塾では全ての科目において「参考書を使った自学学習」を推奨しています。
「初心者なのに授業を受けなくて大丈夫?」
と不安に思う方も多いかもしれませんが、塾や学校は1人ひとりのペースに合わせて授業を行うわけではありません。
わからない問題をそのままにしてしまったり、授業のレベルについていけないことも多いと思います。
その点参考書を使った自学学習なら自分のペースで効率的に学習できます。
「本当に理解できているのか」をその都度確認しながら進められるため、参考書学習こそ初心者の方におすすめの学習方法です。
古文初心者は「単語」「文法」「古文常識」の参考書からスタート
「周りの受験生が使っているから」「書店でよく売れているから」などの理由ではじめから難しい問題集に取り組む必要はありません。
「古文は感覚で解くもの」と勘違いをしている方も少なくありませんが、古文は国語の中でも特に暗記が大切な科目です。
まずは基礎レベルの「単語」「文法」「古文常識」の参考書を用意し、古文特有の言い回しやルールに慣れていきましょう。
古文初心者の方はイラストや図解が多くわかりやすい参考書を選ぶことでより理解しやすく、より身に付きやすいと言えるので参考書の形式にも気を配って最初の1冊を選びましょう!
【分野別】初心者におすすめな古文の参考書5選!
古文の参考書は単語や文法など分野ごとに沢山の種類があるため、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
ここからは、古文初心者におすすめな参考書を分野別に5冊ご紹介します。
初学者はもちろんのこと、既に勉強をしている方が基礎を復習する際にもおすすめの参考書になっているので全受験生必見の内容です!
今回も武田塾の参考書ルートでも活用されている良書のみを厳選しましたので、ぜひ古文の参考書選びにお役立てください。
①古文単語の暗記に『マドンナ古文単語 230 パワーアップ版』
古文初心者の方は、まずは基本的な単語を覚えていきましょう。
学研マーケティング出版の『マドンナ古文単語 230 パワーアップ版』には、大学受験で出題されやすい230個の厳選された古語が掲載されています。
1単語1ページの見やすいレイアウトや、持ち運びに便利な『イラストつき単語カード』も人気の秘密。
掲載されている単語数は少なめですが、思わずくすっと笑ってしまうユーモア溢れる解説を通して古文の時代背景や単語の成り立ちを楽しく学ぶことができます。
『マドンナ古文単語 230 パワーアップ版』はこんな方におすすめの参考書
・古文初心者や古文が苦手な方・古文単語の意味をじっくり理解したい方・読解に必要な基礎知識を身につけたい方
解説が非常に丁寧な『マドンナ古文単語 230 パワーアップ版』は、初心者の方でも取り組みやすい参考書です。
「丸暗記ではなく単語の意味を理解したい」「実践の場で使える力を身につけたい」という方は、ぜひ1度手にとってみてはいかがでしょうか。
②古文初心者に最適な『[改訂版]富井の古典文法をはじめからていねいに』
単語を学び古文の意味が何となく理解できるようになったら、講義形式の参考書で「文法」の知識を身につけていきましょう。
『[改訂版]富井の古典文法をはじめからていねいに』は、古文文法を基礎の基礎から丁寧に解説した参考書です。
著者である藤井先生の語り口調で展開される本書は「授業のようにわかりやすい」「古文の苦手が克服できた!」と受験生に評判の1冊で初心者でもつまずくことなく学習できるよう工夫されています。
『[改訂版]富井の古典文法をはじめからていねいに』はこんな方におすすめ
・古文文法を学ぶ最初の1冊に・解説が詳しい講義形式の参考書をお探しの方・助動詞の活用や識別を丁寧に学びたい方
古文文法を学習する上で、助動詞の活用や識別の攻略は欠かせません。
『[改訂版]富井の古典文法をはじめからていねいに』には、受験生がつまずきやすい識別のポイントをコンパクトにまとめた「古文文法の識別マニュアル」が別冊付録として付いているので日々の復習はもちろん、入試や定期テスト前に確認し助動詞の攻略に役立てましょう。
③古文文法のアウトプットに『基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル』
講義形式の参考書と合わせて活用したいのが、旺文社出版の『基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル』です。
大学入試で狙われやすい助動詞・助詞・敬語など古文文法の要点が全30項目にまとまっており、書き込みながら知識を整理できます。
解答が別冊になっているため、答え合わせや復習のしやすさも魅力の1つ。
古文文法の実践演習・アウトプットにおすすめの参考書です。
『基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル』はこんな方におすすめ
・古文文法の知識を整理したい方・基礎から標準レベルの古文文法の演習に・講義形式の参考書との併用に
取り組みの目安は高校3年生の夏休みごろまで。
問題の難易度は、初心者でも取り組みやすい基礎から標準レベルとなっています。
全てが基礎レベルで構成されている参考書ではないため、中には分からない項目もあると思います。
わからなかった項目は『[改訂版]富井の古典文法をはじめからていねいに』や『望月光 古典文法講義の実況中継』などの参考書を使って復習しましょう。
④古文常識を楽しく学ぶ『マドンナ古文常識217 パワーアップ版』
古文が難しいと感じる理由に「現代との常識の違い」があります。
例えば病気になったとき。
現代であれば「病院に行こう」と考えますが、古文の世界では「もののけが取り憑いている」と捉えお坊さんを呼んで加持祈祷(儀式)を行います。
『マドンナ古文常識217 パワーアップ版』は、そんな複雑でつまずきやすい「古文の常識」をイラストや図解を通して楽しく学べる参考書です。
難しいキーワードもわかりやすく解説されているため、難関大学を目指す方はもちろん古文初心者の方にもおすすめの1冊となっています。
『マドンナ古文常識217 パワーアップ版』はこんな方におすすめ
・古文の常識や風習を楽しく学びたい方・古文を受験で使う全ての人に・古文常識に特化した参考書をお探しの方
その時代の風習や文化を理解できるようになると、古文の勉強が楽しくなってきます。
参考書の後半には「索引」がついており、問題演習でわからなかったキーワードを調べることも可能なので辞書のように手元において積極的に活用しましょう。
⑤マンガでやさしく学ぶ古文読解『こわくない国語古文・漢文』
『こわくない国語古文・漢文』は、武田塾のルートでも頻繁に登場する初心者向けの参考書です。
高校受験用として出版されていますが、大学受験準備や定期テスト対策にも役立つ1冊。
入門編と実践編(問題)の2部構成になっており、入門編では問題文がマンガでわかりやすく解説されています。
実践編で問題を解いた後「どのような話だったのか」をマンガで確認することで、効率的に読解のコツを掴むことができます。
『こわくない国語古文・漢文』はこんな方におすすめの参考書
・古文の成績が伸び悩んでいる受験生に・古文読解や常識をマンガで楽しく学びたい方・古文を基礎の基礎から学びたい方
『こわくない国語古文・漢文』はあくまで初心者に向けた入門書となっているため、この1冊で大学受験を乗り切ることはできません。
本書で基礎を抑えた後は、標準・発展と徐々に参考書のレベルを上げていき大学入試向けの参考書に挑戦しましょう。
【初心者必見】古文のおすすめ参考書|まとめ
今回は参考書学習に特化した武田塾厳選の「初心者におすすめな古文の参考書」を5冊ご紹介しました。
古文の勉強に躓いている方や基礎が正確に身に付いていないと感じる方もぜひ活用してほしい参考書です。
古文の参考書選びに迷ったら、まずは単語帳と文法書を手に入れて暗記を強化しましょう。
どの科目にしても基礎からしっかり固めていくことが受験で結果を左右する鍵です。
単語や文法・古文常識を理解した上で読解に進むことで、より効率的な学習が叶います。
基礎的な参考書から古文の理解度をアップさせ、志望校合格に大きな1歩を踏み出しましょう!