<目次>
これから始める人向け!現代文の基礎が学べるおすすめ教材4冊をご紹介
標準レベル以上の解き方を理解したい人におすすめの2冊『船口のゼロから読み解く最強の現代文』と『出口のシステム現代文 バイブル編』
基礎から丁寧に現代文を学んでいきたい人には『田村のやさしく語る現代文』がおすすめ
読み解き方がある程度わかったら『入試現代文へのアクセス 基本編』で問題演習しよう
まとめ
これから始める人向け!現代文の基礎が学べるおすすめ教材4冊をご紹介
現代文の基礎が学べる4冊の参考書です。現代文の勉強をこれから始める場合、何から手を付けたらよいかわからない人が少なくありません。
また、現代文を独学で学ぶのは難しいというイメージを持つ人も多いです。しかし、今回ご紹介する現代文の基礎の参考書を学べば、現代文の解き方がしっかり理解できます。
我流で問題を解くのは難しいですが、解き方をきちんと理解すれば機械的に点数が取れるのが入試の現代文の特長です。本文をどのように読めばいいかであったり、問題の解き方のコツを学んだりしてから、問題数を多く解いていくことが大切になります。
今回ご紹介する4冊の教材は、それぞれ特徴があるため、今の自分のレベルに合わせて最適なものを選んでください。それでは、各教材について詳しく見ていきましょう。
標準レベル以上の解き方を理解したい人におすすめの2冊『船口のゼロから読み解く最強の現代文』と『出口のシステム現代文 バイブル編』
まずご紹介する2冊の教材は、どちらも現代文の標準レベル以上の問題に対応した参考書です。MARCHなどの私大の入試問題や地方国公立の問題など、オーソドックスな現代文の解き方が学べます。
2冊で扱われている問題の難易度は同じくらいですが、解説のしかたに違いがあるので注意してください。『船口のゼロから読み解く最強の現代』は、文章の内容を理解しやすくするために図を多用した解説が特長です。
現代文の文章は段落や文章ごとに論理的に組み立てられていますが、文字を読むだけだとイメージがわかない人も多いです。そこで、文章構造や注目すべきポイントを図解して解説してくれているのが『船口のゼロから読み解く最強の現代』になります。
一方、『出口のシステム現代文 バイブル編』では、論理を用いて解いていくスタイルの解説が特長です。現代文の問題で問われている内容から、解答の根拠となる本文の箇所に着目して答えを出すまでのプロセスが論理的に解説されています。
センスや読解力に頼らなくても正解を導き出せるのが特長です。このように、2冊は解説の切り口が微妙に異なっていますので、どちらを使おうか迷う人は一度書店などで両方の解説に目を通すのがおすすめです。自分が理解しやすい方の問題集を進めていきましょう。
基礎から丁寧に現代文を学んでいきたい人には『田村のやさしく語る現代文』がおすすめ
次にご紹介する『田村のやさしく語る現代文』は、現代文の勉強に苦手意識がある人や、基本的な国語力に自信がない人におすすめの教材です。
『田村のやさしく語る現代文』では、最も基礎的な内容である助詞の使い方などから解説されています。たとえば、「私もハンバーグを食べたい」と「私はハンバーグを食べたい」など、「は」や「も」といった助詞の使い方で意味がどのように変化するかといったポイントから学べるのが特長です。
基本的な助詞の説明などは、分からなくてもなんとなく文章が読めてしまいますが、入試の現代文では解答の根拠を探すために助詞への着目が欠かせません。
しかし、基礎的な助詞の知識は「今更人に聞くのが恥ずかしい」という思いでなかなか理解が進まない分野でもあります。そこで、『田村のやさしく語る現代文』を使えば、初歩の初歩から現代文の読み解き方を学ぶことができるのでおすすめです。
国語の点数がアップせずに悩んでいる人は、『田村のやさしく語る現代文』に載っている内容が理解できているかどうかからチェックして、徐々にステップアップしていってください。
読み解き方がある程度わかったら『入試現代文へのアクセス 基本編』で問題演習しよう
最後にご紹介する1冊『入試現代文へのアクセス基本編』は、これまでご紹介してきた3冊とはことなり、問題からスタートしている教材です。
そのため、本文の読み解き方がある程度理解できた段階で取り組むようにしてください。現代文の読み方がある程度わかってから取り組まないと、我流で解くだけになってしまい、効率的に得点を取る力が身に付きません。
現代文の問題は日本語で書かれているので、時間をかけてじっくり解けばとりあえず答えが出せてしまうのですが、実際の入試では時間も限られているためスピーディかつ正確に解答の根拠にたどり着く必要があります。
我流の解き方で練習するよりも、どこに着目すれば答えにたどり着けるかをまず学んだあと、その解き方の練習として『入試現代文へのアクセス基本編』の問題を解いてみるようにしましょう。
まとめ
今回ご紹介した4冊の教材は、現代文の解き方が基礎的なところから理解できる参考書です。現代文はどのように勉強すればいいか分かりにくい科目ではありますが、今回ご紹介した教材で基礎的な解き方を身につけ、問題を数多く解いていくことでパターンがつかめてきます。
ある程度高いレベルから始めても大丈夫な人には『船口のゼロから読み解く最強の現代』または『出口のシステム現代文 バイブル編』がおすすめです。
そして、全くの基礎からスタートしたいという人は、助詞の使い方などの基本から学べる『田村のやさしく語る現代文』から始めましょう。
現代文の解き方がある程度身に付いた段階で、『入試現代文へのアクセス基本編』を使って問題演習をすると、基礎力の定着が可能です。自分のレベルに合わせて最適な教材を選んで、現代文の得点をアップしていってください。