大学入試の現代文、どの参考書がおすすめ?
問題形式が特殊な共通テストの現代文。いざ、共通テスト対策をしようとしても、どの参考書を使えば良いのかわからなくなる受験生は多いかと思います。自分の実力に適した参考書を解かないと、時間をかけた割に点数が伸びないということもあります。 そこで、本記事では共通テストに向けた現代文の勉強に役立つ5冊の参考書をレベル別に紹介していきます。ぜひ、自分にあった参考書を探すヒントにしてください。
現代文の読み方、解き方を学ぶなら「きめる!センター現代文」、「共通テスト国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本」
まずは、共通テスト現代文の読み方や解き方がまだ確立していない方におすすめ「きめる!センター現代文」、「共通テスト国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本」の2冊です。現代文の勉強をしている方の中には、いくら過去問を解いても点数が伸びず、どうしたら良いかわからない。そのように悩んでいる受験生の方も多いのではないでしょうか。 この2冊は数ある共通テスト対策の現代文の参考書の中でも、現代文の解き方や読み方がわかりやすく書かれた説明がメインの教材となっています。予備校講師がノウハウを凝縮させた本なので両方とも分厚い教材ですが、取り扱っている問題数自体はそれほど多くはありません。この2冊は過去の共通テストの問題を題材として、現代文はどのように読んでいくのか、何に注意して解けば良いのかの解説が充実しています。 そのため、この2冊は、まだ共通テスト現代文の解き方がよく分からないという方が、解き方を習得するための参考書といえます。 ある程度、解き方を身につけた方には次に紹介する参考書がおすすめです。
細部の解説まで詳しい問題演習なら「解決!センター国語現代文」
実際の問題で練習したいというときにおすすめなのが、「解決!センター国語現代文」です。この参考書は詳しい解説と問題演習を兼ね備えたとても優秀な教材となっています。 「解決!センター国語現代文」は先ほど紹介した「きめる!センター現代文」や「共通テスト国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本」を読んだうえで、身につけた解き方を実際の問題で練習するための教材です。センター現代文の問題はパターン化されています。その各パターンに応じた攻略法が示されているので、センター現代文の難しさともいえる「制限時間以内に解くこと」、「予想外の失点を減らすこと」を解決できるでしょう。評論と小説がそれぞれ3題ずつ収録されており、効率的な対策を目指せる教材です。 また、選択肢の細かい切り方や、不正解の選択肢がなぜ間違っているのかを細部に至るまで解説しているので、自分の考え方のどこが間違っているのかを確認できるのがポイント。そのため、問題演習にはもってこいの教材といえるでしょう。 もし、「解決!センター国語現代文」では物足りないと感じた方は、演習を重ねていくにはもってこいの参考書を、次で紹介します。
演習を重ねて力をつけるなら「短期攻略センター現代文」、「マーク式基礎問題集現代文」
最後に紹介するのは、問題演習を重ねて実力を伸ばしたいという方におすすめ「短期攻略センター現代文」、「マーク式基礎問題集現代文」の2冊は問題演習オンリーで完全に問題演習に特化した参考書になっています。先ほど紹介したような「きめる!センター現代文」や「共通テスト国語[現代文]の点数が面白いほどとれる本シリーズ」が説明中心の教材なのに対して、この2冊は問題をひたすら解いて演習を重ねるための教材です。 演習目的の教材なので、最初に使う参考書としては適していません。解き方が身についていない状態で挑戦しても、答えの根拠を上手く見つけられないまま終わってしまうでしょう。これまで紹介してきたような参考書で、解き方を定着させてから利用してください。 「短期攻略センター現代文」は効率的な学習を目標に作られた問題集で、オリジナルの問題16題が難易度別に収録されています。 一方で「マーク式基礎問題集現代文」は評論文と小説がそれぞれ10題ずつ収録されています。少しずつ難易度が上がるように構成されてるので、自分の実力も少しずつステップアップしていけるでしょう。 このように、どちらの参考書も共通テストの形式を真似て作られたオリジナルの問題が多数収録されています。共通テスト頻出のテーマや主題に沿って勉強できるので、短期間で効率良く実力を伸ばすことができます。
まとめ
今回ご紹介した5冊は、どれも大学入試の現代文を攻略するために役立つ優れた教材です。現代文の読み方や解き方をどれほど身につけているかによって、おすすめの教材は変わってきます。自分の実力によって参考書を使い分け、ステップアップしていってほしいと思います。 本記事を参考に、今の自分に合っている参考書はどれなのかを考えて、ぜひ、1冊試してみてください。