入試科目の中でも点数が上がりづらい現代文。
そんな現代文はどのように勉強すればいいのか困っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は現代文の勉強法やコツをご紹介します。
中々現代文の点数が上がらない人などは参考にしてみてください。
現代文の勉強法
現代文は点数が上がりづらく、どのように勉強していいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、まずは現代文の勉強法を4つご紹介します。
「現代文の点数が中々上がらない」という方は参考にしてみてください。
接続詞に印をつける
現代文の勉強法1つ目は接続詞に印をつけることです。
接続詞は文の始まりに位置し、そこから始まる文章の役割を端的に表現しているキーワードと言えます。
そんな接続詞に印をつけることにより、筆者の主張や文の構造を掴みやすくすることができます。
「つまり」や「しかし」、「それに対して」などの接続詞には印を付けておくことをおすすめします。
主語と述語を捉える
現代文の勉強法2つ目は主語と述語を捉えるという点です。
主語や述語を捉えることで文章の意味や文脈を正確に捉えることができます。
日本語は主語や述語が省略されやすいので、その主語を自分で補うことで文脈を正確に読み取ることができるでしょう。
漢字と語彙力を鍛える
現代文の勉強法3つ目は漢字と語彙力を鍛えることです。
漢字の意味や現代文単語を身につけることで、スムーズに読解できるようになります。
漢字や現代文単語の意味を身につけるには地道な積み重ねが必要なので、日々の中に暗記する時間を作って覚えていきましょう。
復習に力を入れる
現代文の勉強法4つ目は復習に力を入れるという点です。
現代文の問題を解いた後に丸付けして、解説を読むという過程の中でも解説を読むという部分に力を入れましょう。
どのようにすればその正解に辿り着けたのかという点に力を入れることで考える力が身につき、点数が上がります。
めんどくさいからと言って復習を疎かにせず、しっかりと取り組んでいきましょう。
現代文を解くときに心がけること
現代文を解くときに心がけることは3つあります。
現代文の点数を上げるためにもこの3点には気を付けて取り組むようにしましょう。
現代文に苦手意識がある人はぜひ参考にしてみてください。
現代文に毎日触れる
1つ目は、現代文に極力毎日触れることです。
1日に6題解くよりも、毎日1題ずつ解いた方が能力はあがります。
現代文の読み方はなまるのが早いです。
ある一定レベルまで達すれば下がらなくなりますが、あがりきるまでは絶対毎日触れた方がよいです。
正解を正解と認める
2つ目は、正解は正解だと認めることです。
基本的に本文を書いた人が設問を作っている訳ではありません。
そうすると、自分の読み方と作成者の読み方は違うかもしれないという前提に立たなければいけません。
問題作成者が何を聞きたくてこの問題を作ったのかを読まなければいけません。
最初は自分の読み方と一致せず納得できないことも多いと思いますが、答えは答えなので、どうやったらその答えにたどり着けるかを考えることから始めましょう。
初見で解いた点数を気にしない
3つ目は、現代文を解いた後答えを確認する際に、初見で解いた点数は気にしないでよいです。
解いた文章を全部解説できるのか、問題の根拠を一週間後に聞かれても説明できるかなど解説含めて完璧にすることを意識してください。
完璧の目安としては、自分よりも現代文ができない人に解説できるかどうかです。
解説を丸暗記してはいけません。
マークシート式の現代文の解くコツ
マークシート式の問題で中々正解できないこともありますよね。
そこで、ここからはマークシート式の現代文を解くコツを2つご紹介します。
マークシート式の現代文に苦戦している人はぜひ参考にしてみてください。
選択肢を分割し、問題文と合致しているか確認する
マークシート式の現代文を解くときは、選択肢を分割し、問題文と合致しているか確認することが重要です。
選択肢を分割するとは、読点などで選択肢の文章を区切ることを指します。
そして、分割した文章それぞれが問題文と合致しているかどうかを吟味しましょう。
一部分でも合致していないものがあったら、それは不正解の選択肢となります。
設問をしっかりと読む
マークシート式の現代文を解くコツの2つ目は設問をしっかりと読むということです。
設問を読むときは理由を聞いているのか、合致するものを聞いているのか、合致しないものを聞いているのかなどをしっかりと読み取る必要があります。
設問に答える時に何を聞かれているのかを正しく把握するためにも、設問をしっかりと読むことは重要です。
記述式の現代文の解くコツ
現代文の記述式の問題を解くとき、中々上手くいかない人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここからは記述式の現代文を解くコツを2つ紹介します。
記述式の問題が苦手という人は参考にしてみてください。
事前に解答の構成を考える
記述式の現代文の解くコツ1つ目は事前に解答の構成を考えることです。
何も考えずに思いついたことから書き始めると後から入れたい要素が出てきた時に書き直すことになり、時間がかかってしまいます。
そのような事にならないためにも、書きたい要素を箇条書きにしたものを文章に起こしていくという手順で書くと良いでしょう。
おさえるべき要素を削らない
記述式の現代文を解くコツ2つ目はおさえるべき要素を削らないという点です。
字数制限の中に入らないからと言って必要な部分を削ってしまうと減点要素になりかねません。
なるべく減点されないためにも、重要な部分はどこなのか事前に明確化させておきそこを残すことが重要です。
現代文のおすすめ参考書
現代文の勉強をしていくには参考書を用いた勉強が最適です。
そこで、ここからは現代文のおすすめ参考書を5つご紹介します。
「何から手をつければいいのかわからない」という方は参考にしてみてください。
田村の優しく語る現代文
【特徴】
「田村の優しく語る現代文」は現代文読解を身につけるための知識が載っている参考書です。
現代文が苦手な人でもスラスラ読める文章で記してあるので挫折しにくいです。
問題集でもあるのでこの1冊で現代文読解の力を身につけることができます。
【使い方】
まずは講義部分を読んで現代文読解の知識を身につけましょう。
問題を解くときは復習に力を入れ、解説をしっかりと読むと良いです。
その時、間違えた問題はどうすれば正解に辿り着けたのかを考えるようにすると良いでしょう。
現代文キーワード読解
【特徴】
「現代文キーワード読解」は、現代文の頻出キーワードを160語収録した単語帳です。
図解やイラストも豊富なので視覚的にも現代文単語を理解することができます。
また、入試頻出のテーマに関する解説もあるのでなぜ問われるのかまで理解することができます。
【使い方】
1日に覚える量を決めて、一つ一つの意味を覚えていきましょう。
一気に覚えようとするのではなく、何度も繰り返す中で覚えるという意識を持ちながらやると良いです。
一度覚えたら後日復習する日を作って繰り返し覚えていきましょう。
きめる！共通テスト 現代文
【特徴】
「きめる！共通テスト 現代文」は共通テストを攻略するための知識をまとめた参考書です。
講義部分では共通テストの特徴や対策方法が書いてあるので共通テストが苦手な人でも安心です。
過去問に取り組める部分もあるので実戦形式で知識を身につけることができます。
【使い方】
まずは講義部分を読んで共通テストの問題の傾向を掴みましょう。
問題が出てくるところでは本番を意識しながら解くと良いです。
別冊の完全対策BOOKを読むことも忘れないようにしましょう。
現代文読解力の開発講座
【特徴】
「現代文読解力の開発講座」は読解力を身につけることができるレベルの高い参考書です。
読解力を身につけることができますが、ハイレベルなので基礎的な力を身につけてから取り組むようにしましょう。
全部で10題収録されており、解説が豊富です。
【使い方】
まずは問題を解いてみましょう。
講義部分や解説を読むときはどうすれば正解できたのかを考えると良いです。
一度解いたきりで終わらせず、完璧になるまで繰り返しましょう。
船口の最強の現代文 記述トレーニング
【特徴】
「船口の最強の現代文 記述トレーニング」は現代文の記述問題の対策を代々木ゼミナールの船口先生が解説してくれる参考書です。
7日間だけで記述の基本レベルから入試レベルまで成長することができます。
すべての例題に採点基準や添削例、詳しい解説が載っているので、初心者でも安心して自己採点ができます。
【使い方】
まずは講義部分を読んで例題に取り組みましょう。
例題部分は難しくても自分なりの答えを書くことが重要です。
解説や添削例を見ながら自己採点をして、自分の解答になにが足りなかったかを探すようにすると良いです。
現代文の勉強法 “意識しておきたいコツ” ｜教科別勉強法｜まとめ
今回、現代文の勉強法やコツなどについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
現代文を解くときには現代文に毎日触れること、正解を正解と認めること、初見で解いた点数を気にしないことを心がけると良いでしょう。
また、接続詞に印をつけること、主語と述語を捉えること、漢字と語彙力を身につけること、復習に力を入れることなどが重要です。
今回紹介したことを参考に、現代文の点数を上げていきましょう。
