古文単語を覚えながら並行して取り組む古文文法。
そんな古文文法に取り組む時は、覚えることや勉強法を抑える必要があります。
そこで、今回は古文文法の覚えることや勉強法、おすすめ参考書についてご紹介します。
古文文法の何から手を付けていいか分からない人は参考にしてみてください。
古文文法で覚えなければいけないこと
「古文文法を勉強したいけど、何を覚えればいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
まずは、古文文法を勉強する上で覚えなければいけないことをご紹介します。
覚えなければいけいない事を確認して、古文文法の勉強をスタートさせましょう。
活用の仕方
古文文法で覚えなければいけいないこと1つ目は活用の仕方です。
活用とは、動詞の言葉の後ろにくる言葉によって語尾の形が変わることです。
この語尾の変わり方を知らなければ、書かれている意味が分からなかったり、文法の問題に答えられなかったりします。
そのため、活用の仕方は覚えておくようにしましょう。
単語や文法の意味
古文文法で覚えなければならないことの2つ目は、単語や文法の意味です。
古文単語を覚えることで古文の意味が一気に分かるようになります。
そのため、古文単語を覚えることは重要です。
それに加えて、古文文法の中には助詞や助動詞などがあり、それらの文法の意味を覚えることは古文の意味を理解する上で重要な鍵を握ります。
読解を解いていくにあたって、助詞や助動詞の意味を覚えておくことは非常に重要なので覚えておきましょう。
識別
古文文法で覚えなければならないこと3つ目は、古文文法や単語の意味の識別です。
識別とは、文章中に書かれている単語の品詞や意味を識別することです。
助動詞や助詞、古文単語はそれぞれ意味が複数あるものが多いです。
そのため、それらが文章中でどの用法、意味で使われているのかを識別しなければなりません。
問題演習を繰り返すことで身につくので、何度も挑戦してみいましょう。
古文文法の勉強法
ここからは古文文法の勉強法について紹介します。
効果的に参考書を利用するためにも紹介する勉強法を活用していきましょう。
古文文法の勉強する手順を3つ紹介します。
講義系参考書を読み、重要事項を覚える
まずは、講義系参考書を読み重要事項を覚えましょう。
古文文法に関するインプットの参考書は1冊で良くまとまっているので、いくつも手を出さず、1冊に絞って取り組みましょう。
重要なのは1度で全て覚えようとするのではなく、何度も繰り返す中で覚えるイメージを掴むことです。
問題集に取り組み、アウトプットする
次に、問題集に取り組み、アウトプットしていきましょう。
問題集を解くときは、解説を読む時間に一番力を入れましょう。
どうすれば正解できたのか考えながら勉強すると、力が身についていきます。
講義系参考書の中で、問題集でできなかった部分をもう一度読む
最後に、講義系参考書をもう一度読んで復習していきましょう。
問題集を解いてみて、できなかったところを重点的に読むようにすると効率的です。
また、復習した事項をノートに書き留めておくと、定着率を上げることができます。
古文文法のおすすめ参考書
古文文法を勉強していくには参考書を使うことがおすすめです。
ここからは古文文法を勉強するのにオススメな参考書を紹介します。
使い方や特徴と共にご紹介するので是非参考にしてみてください。
富井の古典文法をはじめからていねいに

【特徴】
この参考書はすごく初学者向けで、古文嫌い御用達シリーズです。
この参考書のいいところは詳しすぎない点で、「はじめからていねいに」ははじめの部分、基礎の部分しか説明していませんが、逆にそれがいいです。
古文が嫌いな人の場合あまり詳しく説明されすぎると、古文嫌いが再発してしまうことになります。
富井先生の参考書は最低限ここだけを覚えておこうということが書かれており、分かりやすいです。
【使い方】
通読して古文を読むテクニックを身につけましょう。
別冊には識別の例文が掲載されているので、自分の力が識別できるかどうかチェックしてみましょう。
もしわからない部分があったら参考書を使って復習すると良いです。
望月光る古典文法講義の実況中継上・下

【特徴】
入試を考えた時本格的に文法を学びたい場合は、「実況中継」にとても詳しく書いてあります。
日東駒専やMARCHの難しくないところであれば富井先生で十分でしょうが、早稲田や記述論述までいくのであれば望月先生まで読んでおいたほうがいいでしょう。
どうしてその文法が必要なのかまで分かりやすくまとめた1冊です。
【使い方】
1度通読し、知識を身につけていきましょう。
重要事項が赤字で書かれているので、それを覚えることを意識して読むと良いです。
文法事項のまとめを総チェックできるまとめが巻末についているのでそちらも活用しながら取り組みましょう。
やさしくわかりやすい古典文法

【特徴】
「やさしくわかりやすい古典文法」は完全に古文嫌いの初心者向けです。
基礎の基礎から解説しているので、まったく古文に触れてこなかった人でも安心して取り組むことができます。
また、説明だけでなく、問題もついているので、知識のインプットとアウトプットを同時に行うことができます。
【使い方】
まずは解説部分をしっかりと読みましょう。
解説部分を読んで重要事項を把握したら、問題演習に取り組んで、知識が身につているか確認しましょう。
その後、解答・解説を読み、間違えた問題を確認します。
ステップアップノート30

【特徴】
「ステップアップノート」は結構がっつりやったほうがよく、将来早稲田や阪大を志望している人向けの参考書です。
書き込み式の問題集になっているので、知識のアウトプットするのにピッタリです。
どうしても知っておくべき基本事項を網羅できる1冊です。
【使い方】
書き込み式ドリルですが、繰り返し使えるように別のノートを用意してそちらに解くようにしましょう。
間違えた問題の解説をよく読み、どうすれば正解できたか思考プロセスを考えましょう。
最後に、間違えた問題をもう一度解き、分からない問題を潰していくと良いです。
岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本

【特徴】
スタディサプリの岡本梨奈先生が古典文法を分かりやすくまとめた講義系参考書です。
古文文法を基礎から解説しており、古文を全く勉強したことが無い人でも安心して取り組めます。
この1冊を完璧にすると入試標準レベルまで網羅することができます。
【使い方】
まずは解説部分を読みましょう。
重要事項を押さえて覚えたら、問題演習部分に取り組みます。
間違えた問題はもう一度解説部分を読んで確認しましょう。
古文上達基礎編

【特徴】
これは「やさしくわかりやすい古典文法」と比べると、すごく問題数が多く難易度も高めです。
集中講義と題した部分では文法事項を分かりやすく学べます。
問題部分が多いので実践的な力を身につけたい人のおすすめな1冊です。
【使い方】
問題は段々とレベルが上がっていく方式となっているので、前から順番に解いていくようにしましょう。
解説では「読解へのアプロ―チ」という読解に必要な古文常識や文章を読むときの着眼点を解説されている部分があるので、しっかりと読みましょう。
間違えた問題はしっかりと復習しましょう。
古文文法勉強法・参考書|まとめ
今回、古文文法の覚えなければいけないことや勉強法、参考書について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
古文文法は活用の仕方、単語や文法の意味等を覚える必要があります。
また、勉強法としては講義系参考書をやってから問題集に取り組み、分からなかった部分をもう一度講義系参考書で確認するという手順でやることをおすすめします。
今回紹介した参考書を使って、古文文法を完璧にしていきましょう。