共通テストと一般入試の違い(現代文編)
まず現代文についてですが、共通テストの現代文では文章の種類が固定されています。
評論文と小説が1題ずつです。
一般入試の場合、評論だけを出すところや随筆など他のジャンルを出すところもあります。
また、漢字の記述や四字熟語、文学史などを出す大学もあります。
基本的に文章自体の難易度、長さは共通テストが最高レベルです。
難関国立の中にはセンターを超えるレベルもありますが、共通テストの読解ができればほとんどの大学で読解に困ることはなくなります。
知識分野はセンターの扱いは小さいので一般で使うのであれば別途対策をしておきましょう。
使用する現代文の参考書と大まかな勉強法
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① 田村のやさしく語る現代文
第一部は2日で読み、第二部は1日1題のペースで解いてください。
現代文の読み方の基本的な部分を学習するための参考書です。
まずは第一部の講義部分をしっかり読み、その後で第二部の問題を解いてください。 -
② 入試現代文へのアクセス 基本編
基礎的な読解問題の練習用の参考書です。
語句のことばはちからダと内容が対応しているので、わからないことがあれば読みながらやっていきましょう。
解答の根拠をしっかり説明できるようにし、正解がなぜ正解で、間違いがなぜ間違いで、それが本文のどこに書いてあったかを答えられるようにしてください。 -
③ 解決!センター国語現代文 (9割をねらえ!)
共通テストの対策に特化している参考書です。
この参考書が使いこなせるようになれば大抵の設問は解けるので、この本の学習が終わったら「マーク式問題集 現代文」に進み、その後共通テストの過去問に挑戦し、安定して高得点を撮れ羽陽に仕上げていきましょう。 -
④ マーク式 基礎問題集(18) 現代文
毎日、評論と詳説を各1題ずつ解いてください。
共通テストの本番と同じ形式の問題集。自分なりの解答の根拠を説明できるようにしましょう。
現代文の問題を解く際は「次に解いたときに満点を取れるようにする」ことを目標にします。
まず、絶対に違うという選択肢を切ります。切れなくなったらその時点で解くのをやめて、解答を見ます。そのうえでなぜ正解になるのか、他の選択肢がなぜ不正解なのかを説明できるようにしてください。
勘で答えを選ぶことは絶対にしないようにしましょう。評論25分、小説20分以内で解いてください。 -
⑤ 入試漢字マスター1800+
入試に出てくる漢字の問題はこの参考書で出題されるようなものと、文脈から意味を推測して漢字を当てはめるものがあります。
難関校の場合、後者の出題率が高いので、漢字が必要かどうかは過去問を調べてから決めましょう。
共通テストを受ける予定の人はセンターの部分を解いてください。 -
⑥ 共通テスト過去問 本試 現代文
毎日、評論と詳説を各1題ずつ解いてください。
自分なりの解答の根拠を説明できるようにしましょう。現代文の問題を解く際は「次に解いたときに満点を取れるようにする」ことを目標にします。
まず、絶対に違うという選択肢を切ります。切れなくなったらその時点で解くのをやめて、解答を見ます。
そのうえでなぜ正解になるのか、他の選択肢がなぜ不正解なのかを説明できるようにしましょう。
勘で答えを選ぶことは絶対にしないようにしましょう。評論25分、小説20分以内で解いてください。 -
⑦ 2015マーク式総合問題集
河合の模試の過去問をまとめた問題集。
難易度は共通テストの標準的な難易度に近いため、過去問が一通り終わったらまず最初に解いておきましょう。
使い方は共通テストの過去問と同じで構いませんが、過去問よりも実践的な演習を意識し、時間内に終わらせられるか、解けそうにない問題を切って他に時間をつかえているかなど実戦を意識した練習を心がけてください。 -
⑧ 26年用センター実践模試
Z会の模試に加え、予想問題が1回分入っている問題集。センター向けの中でも難易度は高めで仕上げに使いましょう。
解説もかなり詳しいですが、ある程度点数が取れる状態まで仕上げておかないと使いこなせない可能性が高いです。
漢字や単語、文法など知識は最低限覚えたうえで、仕上げとして使用しておきましょう。