私立志望の人は、いつから共通テスト対策を始めたら良いかを迷っている場合が多いのではないでしょうか。
共通テスト対策はいつから始めても良いですが、私立志望であれば自分の志望校別の入試対策がメインとなるため、ポイントを抑えれば直前の1月から始めても間に合います。
1月から共通テスト対策を始める際の勉強のポイントを、英語、国語、歴史の科目別に分けて紹介していますので、志望校の対策と併用しながら活用してください。
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①英語の共通テスト対策
私立志望の英語の共通テスト対策は、時間と問題の量がポイントです。
共通テストの英語は以下のような難点があるので、過去問などを使い、必ず対策しておきましょう。
- 私立大学の入試問題とは読み方が変わる点
- 問題数が多く、80分で大問8個全て解答しなければならない点
私立大学入試問題との違い
MARCHなど、私立大学の入試では英語長文を前から順に読んでいきますが、共通テストの問題は先に設問をチェックして答えを探すように読む必要があります。

共通テストの問題は、場合によっては序盤の説明は読まないこともあるため、答えを探しながら読むという方法が私立大学の問題と大きく異なります。
例えば、共通テストの問題に出題されているチラシやブログなどの問題や、資料つきの英文などは私立大学には出題されません。
同じ英語という科目とはいえ、戦い方が大きく異なるため半分違う科目ぐらいに考えておかなければ、同じ戦い方をすると思ったより点数が取れないので注意が必要です。
時間配分を考えた対策
80分という限られた時間の中で、大問8個をスピーディーに解くためには、大問ごとに解く方法を学ぶ必要があります。
まずは共通テストの過去問を解き終わったら、各予備校から出ている共通テストの予想問題を解いてみて、どの大問が苦手で時間がかかっているのかを分析することから始めましょう。

- 予備校から出版されている予想問題例
- 河合塾『大学入試共通テスト過去問レビュー』
- 駿台『大学入試共通テスト実践問題集』
- Z会『共通テスト実践模試』
共通テストの英語は私立大学入試と比べると、1問1問を処理するスピードが求められるので、大問ごとに分析して時間配分を考えるなど、独自の対策を練っていくことをおすすめします。
おすすめの参考書
英語の共通テスト対策でおすすめの参考書は、『1カ月で攻略!共通テスト英語リーディング』です。
どういう順で読んで解いていけばスムーズに問題を処理できるのか、答えが見つけやすくなる方法を「視線の型」を使って説明してくれているので、大問ごとの考え方を学んでください。
その上で、苦手な大問に関しては『共通テスト英語リーディング レベル別問題集 0・1・2・3』を使いましょう。
レベルごとに「0:超基礎編」「1:初級編」「2:中級編」「3:上級編」となっており、0と1は前半の大問、2は中盤の大問、3は後半の大問を扱っているので、苦手な大問を集中的に強化できます。
なお、武田塾では共通テスト対策に特化したルートも公開しているので、英語の共通テスト対策を行う際の参考にしてみてください。
英語の勉強法
特に私立志望の人に意識してほしい英語の共通テスト対策は、前半の大問1〜3をスピーディーに解けるよう、訓練することです。

MARCHや関関同立の長文を過去問で解いている私大志望の人は、共通テストの後半に出題される長文は普段勉強していることと大きくは変わりません。
一方、例えば、Aさん・Bさんのそれぞれの視点で語られる物語文のようなケースや、2つの資料を読み比べないといけないようなケースでは、慣れない出題形式に混乱する可能性があります。
共通テストの特色が強く出ている設問に関しては、いつから対策を始めるかを考えてしっかり準備しておくことも大事です。
リスニングの勉強法
共通テスト利用の場合、英語の点数にはリスニングが含まれることが多いため、共通テスト対策としてリスニングの攻略もポイントとなります。
リスニングに関しても、『1カ月で攻略!共通テスト英語リスニング』『共通テスト英語リスニング レベル別問題集』を使った、共通テスト用のリスニング対策がおすすめです。

特に、リスニングはいつから勉強するかを悩む暇なく、共通テストが近づいている場合、残りの期間は毎日ある程度の時間を取って対策をする必要があります。
音声を聞いて真似して音読した後、スクリプトを見ながら音読したら、スクリプトを見ずに音読するというトレーニングをしてリスニングの強化を図ってください。
②国語の共通テスト対策
私立志望の国語の共通テスト対策では、出願する大学の国語の範囲を知っておく必要があります。

志望大学の出題範囲によって、現代文のみ採用なら大問1〜3、現代文・古文採用は大問1〜4、現代文・古文・漢文採用は大問1~5といった形で、解答する問題の量が異なります。
範囲を統一しておかないと対策方針がブレるため、現代文のみ採用なのか、現・古採用なのか、現・古・漢採用なのかをきちんと確認しておいてください。
時間配分
国語のどの型を採用するかによって、90分の時間の使い方や、いつから対策をするべきかも変わるため、志望大学に必要な選択範囲を知って時間配分を考えましょう。
例えば、現代文のみの場合は、大問1は40分、大問2は30分、大問3(実用的な文章)は20分などと時間に余裕をもって解くことができるため、一気に点数が取りやすくなります。
国公立大志望の人は大問5個を必ず解かなければならないため、私立大学志望なら国公立大志望の人と比較しても、共通テスト利用や共通テスト併用は有利に戦えます。
あえて関係ないところは解かないという戦略を取ることができるので、いつからでも対策は間に合いますが、時間配分の訓練は3回分くらいセット演習をしておきましょう。
現代文の勉強法
国語の中でも小説問題を苦手とする私立志望の人も多いですが、現代文の共通テスト対策では『きめる!共通テスト現代文改訂版』『きめる!共通テスト現代文問題集』がおすすめです。
問題集まで解く余裕はなかなかないかもしれませんが、大問ごとに対策したい場合は問題集まで取り組んでください。

また、大問3をスムーズに効率よく満点取れるようになるというのも共通テスト対策のポイントなので、河合塾から出版されている『まずはここから!共通テスト 完全攻略 現代文② 第3問型』もおすすめです。
大問3に絞った問題集となっているので、資料やグラフなど読み取り系の出題形式に慣れることができ、偽の選択肢がどう作られているのかなどが研究できます。
大問3は特に新しい形式だからこそ、パターンをある程度知っておけば、本番も柔軟に対応できるようになってくるはずです。
古文の勉強法
共通テストの古文対策は、センター試験までさかのぼって過去問演習をすることをおすすめします。

私立大学入試に比べると、共通テストの古文は文章量が多いため、私立志望の人は文章量の多さに慣れていない傾向があります。
しかし、共通テストの方が前書きや注釈などが多いので場面理解はしやすく、選択肢も日本語で説明してくれているため、偽の選択肢も含めて選択肢の日本語から状況をきちんと拾っていくことができます。
『最短10時間で9割とれる共通テスト古文のスゴ技』には、共通テストの古文の攻め方が載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
漢文の勉強法
少ないケースではありますが、漢文まで必要となる私立大学を志望する場合は、『岡本のたった3時間漢文』『漢文早覚え速答法』『ステップアップノート』などを活用してください。
いつから共通テスト対策を始めるにしても、私立志望の人が共通テストのために漢文を勉強するのはコストパフォーマンスが悪くなります。

漢文の勉強を効率よく進めるために、句法や漢字などももちろん大事ですが、特に中国語の語順を意識して白文を書き下し文に変える練習もしておきましょう。
③歴史の共通テスト対策
私立志望の歴史の共通テスト対策では、「歴史総合」を攻略することがポイントになります。
日本史選択でも世界史選択でも、双方の知識がいる「歴史総合」は意外と配点が大きいので、注意が必要です。
歴史総合の勉強法
歴史総合の勉強法としては、『金谷の歴史総合「なぜ」と「流れ」がわかる本』を読むとともに、余裕があれば『マーク式基礎問題集 歴史総合』で問題を解いていきましょう。

歴史総合はとっつきにくいですが、配点が大きいため落としてしまうのはもったいないので、9割~満点を狙っている人は問題演習までしておきましょう。
私立大学入試の歴史を勉強している人であればそこまで苦労はしないはずなので、いつから対策を始めるにしても、基本的には共通テストの過去問演習で十分対応できます。
ただし、正誤問題中心の選択肢の微妙な紛らわし方や、世界史における地図・資料問題など、私立大学入試と比べると読解系の問題が増えるので過去問を通して対策をしていきましょう。
私大入試との違い
私立大学入試の歴史は政治や外交などメインストリームに寄っていますが、共通テストは範囲が幅広いところが特徴です。
庶民の生活や社会、文化史など思わぬところが幅広く出題されるので、その周辺までカバーして自分の穴にならないよう対策しておくことがポイントです。

私立志望の人が歴史で点数を落としてしまうとしたら、その部分は自分の弱点になっているはずなので、範囲を広げて知識を吸収しにいくことで私立大学入試にも役立ってきます。
まとめ
私立志望の人に向けて、共通テスト対策をいつから始めるべきかとともに、英語、国語、歴史の科目別に勉強法を紹介してきました。
私立志望であれば1月から共通テスト対策を始めても間に合いますが、私大入試とは時間配分や出題形式が異なる点も多いため、各科目過去問を解いて共通テストの問題に慣れておいてください。
英語は大問ごとに解く方法を学ぶこと、国語は大問3をスムーズに効率よく満点を取ること、歴史は自分の穴になっている部分の知識を吸収していきましょう。
MARCH・関関同立志望の人は9割〜満点を目指して頑張ってください。






